2008年10月

28日(火)   「いてーのよ」

横浜往復の運転+甥っ子の子守がたたったのでしょうか。
腰がいてーのよ。
一日びっこをひいていました。
運転そのものも、途中で「疲れた」と思ってしまい、
スタミナのなさを実感。
やばいっすな。

それはそーと、寒いぜ、清里。
22時で3度。
そりゃあ、夜露も凍るぜベイベ。

いよいよ、そんな季節です。


27日(月)   「へろへろ」

無事車検終了!
ついでに、オイルと冷却水も交換。
特に冷却水は、7年たちましたからね。
汚れ云々の前に、性能が心配でしたから。
んで、ワイパーもブレードごと換えたし、
当面の心配事は解消。
あとは、いつスタッドレスに換えるかっとてこ。

1歳半の甥っ子。
ずいぶんと目鼻立ちがはっきりしてきました。
「あぁ、自分もこういう目で見られてたんだな」
なんて思いながら、なついてくる甥っ子を抱っこしてました。
変な気分(苦笑)。

実家から、大量に私物を引き上げてきました。
持ってけ持ってけうるさいので。
今回の目玉は、ファミコン&スーファミ。
さっきつないでみたら、見事に起動しましたよ。
ファミコンの方は、ノイズが酷かったけど。
クリーニングしてやらないとだめでしょうな。

さ、今晩で疲れを取って、また日常に復帰です。


25日(土)   「サバNG」

明日、明後日と連休をもらい、一時帰省。
車検です。
7年乗ってるのね、あの車。
でも、まだまだ走りますよ。
まだ57000kmくらいだもの。
2回事故ってるから、値段はつかないしね。
いけるところまでいきます。

フレンチのレストランて、厨房ではフランス語が飛び交うんですね。
「○○○○!」
「××××!!」
って。
そんな中に混じる日本語。
「サバNGで!」
お客様のアレルギー情報を伝えるときには、普通に日本語。
本人たちは真剣でしょうけども、
ハタから見ていると、おかしいですよね(笑)。


22日(水)   「シカでした」

職場からの帰路。
国道をひた走り、渓谷の上を渡る橋を過ぎて直線に入ったとき、
前方左側に光るものが。
ヘッドライトに照らされて浮かび上がる、二つの光球。
シカの瞳でした。
オスのシカ、2歳。
なにをするでもなく、国道の脇にたたずんでいました。
出てこられたら困るので、停車するほどスピードを落としたところ、
足踏みをして少しだけ体の向きを変えました。
ヤツもどうしようか悩んでいたみたい。

出てくるのは構わんけど、気ィつけや。


14日(火)   「魅力的だけど・・・・・・」

欽○ンのDVD−BOX発売!
イモ○トリオが見られる!

小学生の頃でしたなぁ。
見てましたよ、親と一緒に。
つーか、テレビは親のところにしかないし、
この時間帯は、好きに見られるものでもなかった。
「夜8時を過ぎたら、大人の時間」
そういう不文律がありましたね。
だから、大人と見られる番組しか見ませんでしたし、
そんな番組が面白かった。
家族対抗歌合戦だとか、太陽に○えろだとか、遠山の○さんだとか、暴れん坊○軍だとか。
じーさんと見てたなぁ。
欽ちゃんの番組も、そんな中の一つ。
全員集合だけは、翌日が日曜だし、なんとなく許してもらっていた気がします。

昨夜、発売の情報を知り、今朝注文をしようかと考えていたのですが、
先ほど、ふと我に返りました。
「・・・・・・見るか?」
そういえば、全員集合のDVDも、一度見たきり。
どうでしょうは何度も見ているというのに。
懐かしさだけで手を出すと、積み上げるだけで終わるんだなと実感。
なので、自粛。

そういや、ラジオもあったんだよね。
で、それを本にしたのもあったんだよね。
持ってました。
どこいったか分からないけど。
ちょっと大人風味で、面白かった記憶があります。
あぁ、懐かしい。

機会があったらレンタルで見てみようっと。


9日(木)   「今年の紅葉は」

気温は昨年並みなのですが、
今年の紅葉は、なんとなく早い気がします。
夏が暑かったせいかしらん。
ただ、なんとなく鮮やかさには欠ける気もしないでもなくて。
例年のピーク、今月下旬頃にはどんな風になっているんでしょうね。

昨夜(というか今日未明)、久しぶりに自宅前から空を見上げました。
M42や45、h−χはもちろん、
冬の天の川、M31、33辺りもよく見えましたね。
小さな流れ星も一つ見つけて、とてもいい時間でした。
秋から冬にかけては、見ていて楽しいです。


5日(日)   「ご無沙汰」

先日、仕事中にメールの着信。
なにかと思ったら、伊豆で支配人をしていたマスターから
「帰ってきたよ」
とのこと。
遅い夏休みかと思ったら、引き払ってきたらしい。
宿の経営状態が複雑で、方向性に疑問を持って辞めたとか。
しばらくプータローをやって、また店でも始めるとかなんとか。
このフットワークの軽さが凄い!
すでに例の宿は別の人が入っているようですが、
明らかにレベルが落ちていますな。
詳しく書いてもアレなので避けますが、
とりあえず、二度と行かないでしょう。

昨日も、やはり仕事中に電話の着信。
職場はDoc○moの電波状態は悪く、
場所を変えて電話をかけました。
相手は、世界中を飛び回るプロの自然写真家の方。
たまたま近くに撮影に来ていて、我々のことを思い出したそうで。
こんな一般人を思い出して頂けて光栄です(笑)。
なんとも色々たまっていたようでしたが、
久々に仕事の絡まない星空を見上げたということで、
ずいぶんすっきりした顔をしてお帰りになりました。

本日は、親子丼を食しに中村農場へ。
夏は鶏の味が落ちるというので足を運びませんでしたが、
その間に売店を増築し、卵と肉のほかに、卵や肉の加工品、
それと野菜を販売するようになっていました。
食事の順番待ちや食後の会計時に売店を覗いてしまうため、
出費がかさんで危険(笑)。
ンでも、うまかった。

四十羽に一つしか取れないといわれる白レバーの焼き鳥は、
レバーの概念を覆してくれました。
一串三百円という料金も仕方ない。
プリップリで、噛むとふわっふわ。
臭みはまったくなし。フォアグラみたいです。
ワイン鶏のモモ串も、肉と脂の甘みが最高。
こちらは二百円。
試しにと思って頼んだのですが、癖になりそうです。

しかし、混んでますな、あそこは。
日曜日の昼間だとはいえ、ひっきりなしに来店するんですもの。
スタッフは大回転ですよ。
今度は平日に行こうっと。


3日(金)   「さぬきうどん遍路Part2 3」

9月30日。
坂出の朝は小雨の中に埋もれていました。
それでも、とりあえずはうどん。
情緒もへったくれもありません(笑)。

まずは彦江。
私の中では山越と並ぶキング。
さぬきうどんツートップの一翼です。
ここに朝イチでいくために、坂出に宿をとっているわけです。

昨年同様、道に入り損ねましたが、慌てずに先の道で転回し、リトライ。
ここは、ナビ任せでは絶対にダメです。
直線と直後の電柱に「彦江うどん」の看板と矢印が出ていますので、
車の流れに注意しながら入っていきましょう。
住宅地を奥に進めば、ブロックに囲まれた未舗装の駐車場。
看板に従って歩いていけば、製麺所が見えてきます。



ゲソとチクワのトッピング。
たまりませんなぁ。

さぁ、キングへのリベンジです。



情報誌などで出ている写真は、この建物を右に回りこんだところのもの。
そちらが製麺所の入り口ですね。
コチラから入ると、うどん販売所と、増築した食事スペース。
こんなに広げたのかと、ちょっと驚きます。



かまたまやまかけ。
早口言葉みたいですが(笑)、これもンまい。
他に、てんぷらはじゃがいもとたまごをチョイス。
ついでに、鳥串も頂きました。
むほーっ。
さっさとかまたまを平らげた私は、かけうどんも食しました。
これもいいですなぁ。

腹もずいぶんと満たされてきたところで、そろそろ帰りに向けていかなければいけません。
フライトは本日最終便なので時間はありますが、
それなりに余裕も必要。
つーわけで、とりあえずは、鳥坂まんじゅうアゲイン!
いやいや、相方の実家にお土産に持っていこうかと思ったんですよ。
出来立てほどではないにしろ、
一晩くらいなら、電子レンジで温めればおいしく頂けるので。
で、向かったわけなんですが、
見えてきた店に活気がなく、入り口にはシャッターが下りていました。
・・・・・・火曜定休。
がびーん。
30分くらい走ってきたのに。
しかも、対向車がいて駐車場にも入れず、ろくに展開する場所もなく、
そのまま山道に突入してしまいました。
・・・・・・ぐんぐん下っていくけれど、
こ、これ、どこに通じるのよ。
と、地図で、その先に道の駅があることを発見。
ひとまずはココで作戦会議。
ぐいぐいと坂を上って、到着。
お風呂だのアミューズメント施設だの、いろいろあるようでしたが、
雨が降っていましたし、腹も膨れているしで、あまり用はありません。
それよりなにより、私の靴がびしょびしょ。
すでに靴下までしみています。
「靴を買おうか」
そういえば、この靴、3年前に北海道に行ったときも、雪に濡れてえらい目に遭いました。
AB○マートで靴を購入した記憶があります。
「また旅先で靴を買うのぉ?」
と相方に笑われる始末。
えぇい、笑うなっ。
とりあえず、移動を開始。
すでに靴を脱いで運転している私。
エアコンで乾かしながらの運転です。
適当に当たりをつけてホームセンターに飛び込みました。
本当に適当に選んだ店でしたが、これが結構大きい。
ドラッグストアかと思うくらいに薬品や介護用品などが並び、
その奥にはいわゆるホームセンター並みの商品がずらり。
しかも、結構お安い。
目移りしてしまい、目的を忘れそうになりました。
1980円でタウンシューズをお買い上げ。
箱は捨ててもらいましたが、さすがにボロボロの濡れた靴まではお願いできず、お持ち帰り。

乾いた靴と靴下でご機嫌な私に
「おか泉いかない?」
と相方。
通販で買ってみたうどんがおいしかったので、
店に行きたいとのこと。
さして遠くもないし、いってみるかとナビにセット。
また、丸亀の見慣れた風景の中を走ります。
ナビと看板の誘導に従い、店舗裏の駐車場に回り込んで車を止めました。
しかし、他に車がいないのはなぜ?
通販で売るくらいの人気店なのに?



またかい。
「社員旅行でもいってんのかねぇ」
かもね。

なんか今年はこのパターンですな。
それとも時期が悪いのか。
いやいや、こんなときじゃなきゃ来られない。
たのんますよ、ホンマ。

なんとも消化不良のまま、次のうどん屋を模索。
「赤坂製麺所」
足踏みの、コシのある麺と、客がはさみでネギを切るという紹介に惹かれました。
途中、やっぱり見た風景の中を走りまして、
「目的地周辺です」
をいをい、周辺はいいけれど、どれが店よ。
てゆーか、道路から見たら民家じゃん。
看板なければ見過ごすじゃん。
脇の道を降りると駐車場。
見落とさないよう、注意が必要です。



車はいませんでしたが、先客がこの筵の中にあり。
窓の向こうでは、おばあちゃんが機械でうどんを切っています。
引き戸を開けると、製麺所と田舎の和菓子屋の雰囲気を足し合わせたような店内に、
機械の音が響いています。
メニューは「温かい」か「冷たい」か、「かけ」か「しょうゆ」かを選ぶだけ。
「すいませーん」
と声をかけても聞こえないらしく、もう一度
「すいませーん」
と大きな声をかけました。
「あぁ?」
手を止めずに振り返るおばあちゃん。
「こんにーちはは?」
妙な抑揚で訊いてくるので、
「こ、こんにちは」
「いらっしゃいまーせ」
と言って機械を止めました。
「ちゅうもんしーてやー」
「あ、小ふたつ、かけで」
「よんひゃーくえん。チーズのフタにいーれてー」
そう言ったおばあちゃん、湯がいてあるうどんをテボにとっている様子。

ちなみに、テボとは、うどんを湯がくための、取っ手のついた金属製のざるです。
本来は「てっぽうざる」といい、語源は「玉を入れるから」だとか。
コレを使えないと、香川では住民票が取れないらしい・・・・・・?

入り口脇には丼が重ねてあります。
製麺所では普通の光景なので、丼を手にしようとした私。
そしたら、
「なんにもしなーい! 待ってるだーけ!」
「は、はい」
慌てて手を離しました。
丼にうどんを入れ、こちらにきたおばあちゃん、
「ん? お金はどこじゃ」
・・・・・・普通に喋れんじゃん。
喉元まで出掛かった言葉を飲み込みました。
「あ、こっちに入れちゃいました」
見れば、フタが2箇所に置いてありました。
「あぁ、あればいいんじゃ」
おばあちゃんはぶっきらぼうにそう言うと、
「ネーギ好ーきかい?」
「あ、は、はい」
お盆においてあった小口ネギを数本手にしました。
「はい、はさみ持ーつ」
はさみを手にします。
「ネギを切ーる」
おばあちゃんの持つネギの真ん中を切る。
「もういっちょ」
パチン。
「もういっちょ」
パチン。
セ、セルフで切るスタイルって、こういうことか・・・・・・。



うーん。
さぬきうどんかと言われると、違うと言った方がいいかも。
関東のうどんに近い感じ。
で、ダシはさぬき風といったところ。
調べてみると、先代が素麺屋だったとか。
なるほど、それならこれも頷けます。
ちなみに、カウンターにはノートがあります。
記帳を求められて中を見ると、全国各地から来た人が、
それぞれいろいろと書いています。
なんともフシギなお店でした。

先客が食べ終わって出て行こうとすると、
「電車? 電車? だったらあと3分くらいだからね。きーをつーけてー」
・・・・・・うーむ、ぶっきらぼうなのか、世話好きなのか、いまいちよく分からん。
口コミなどでは、話好きの世話好きとあるのですが、
うどんの味と合わせて、好みは分かれそうですな。
ちなみに、あの独特の話し方も有名なのだとか。
そんな予備知識、まったくなかったよ。
ホントにびっくりしました。

さ、もううどんは入りません。
でも、時間はまだまだ。
だって15時だもの。
空港にいってもすることはないし、さりとて眠いし、
どうするべか。
どこか休憩できるところがあれば・・・と思い、車を向けたのは、
香南楽湯
風呂に入れて一休みできれば、空港にも近いしいいかなと思ったんですね。
ところが、いってみてびっくり。
多分お遍路ツアーなのでしょう、バスが止まっており、
車も一杯。
中にはお客も一杯。
くつろげる気分ではありません。
売店を冷やかして早々に出てしまいました。
さぁ困った。
なにしよう。
で、散々頭を悩ませた結果、高松市街地に車を向けました。
一度も出たことがなかったし、なにかあるだろうと思ったからです。

高松市街地は、甲府よりも遥かに都会。
長野駅前みたい、とは相方の印象でしたが、
いやいやそれよりも都会に見えましたよ。
コインパーキングに車を止め(コレも一苦労でした)、徒歩で散策。
商店街はアーケードがあり、雨でも歩けるし、店も多い。
活気が溢れています。
なにより驚くのが自転車の多さ。
普通に人ごみを縫って自転車が走っています。
アーケード街ってのは、得てして路面がタイルのようになっています。
アスファルトではない。
つまり、濡れたタイヤは滑りやすい。
それなのに、なんのためらいもなく人ごみを縫っていくチャリンコ。
あぶねーよ。
あちこち店先を冷やかしながら歩いていたら、甘味処を発見。
名物かまど
香川のあちこちで見かけるお土産の和菓子、かまど。
この会社が経営する甘味処のようです。
1階は売店で、2階が喫茶。
せっかくなので、頂いてみることに。



落ち着いた店内で、ぜんざいを頂きました。
甘すぎずくどすぎず、塩昆布で舌のダルさを和らげながら、おいしく頂きました。

さぁ、これでうどんの旅は終わりなのですが、
最後にイベントが待っていました。
この日、台風15号が九州地方に迫っており、天候が不順になっていました。
で、霧が出始めたんですね。
直前のANA便は発着していたのですが、
我々の乗る便は、飛べないかもしれないという状況でした。
正確に言うと、乗る便がまだ来ていなかったのです。
空港に霧が出ていたため、飛行機が着陸を見合わせ、上空で旋回していました。
この便こそが、我々が帰りに利用するためのもの。
コレが着陸してくれないと、帰れない。
まずいじゃん。
ただ、まぁ、最初はどうなるんだろうと思っていましたが、
そのうち、
「それはそれで、話としてはおいしいじゃん」
すっかり、ネタにするつもりです。
結果的には五分遅れで着陸したので、問題なく飛べたんですけどね。
もう、あとはすんなりと。
アパートまで帰ってきて、荷物を解いたら、バタンキュー(死語)。

あっという間の三日間でした。
ただ、飽きたとは思っていません。
高松市街地でうどんを食べていませんしね。
機会があったら、また行くことでしょう。

さぬきうどん、万歳!


2日(木)   「さぬきうどん遍路Part2 2」

しとしとと降る雨の中、琴平を出発。
今日は早速キング山越への討ち入り。
昨年は勇んで駆けつけたものの、あえなく臨時休業という現実の前に玉砕。
今年はすんなりとかまたまを平らげ、実家にうどんを送ることまで予定して出かけました。

見慣れた景色の中、ナビが「目的地周辺です」と告げます。
いよいよだ・・・・・・!



出ました、キング!

しかし!
なにかおかしい。
定休日は日曜日。
すでに開店時刻は過ぎている。
だのに、誰もいない。



・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
またですか?

がっかり。

気を取り直せないまま、次の店を模索。
私はすぐに立ち直りましたが、
やはり凄まじい落ち込みっぷりを見せる相方。
まぁ、しかたないか(苦笑)。
んで、昨日入れなかった「なかむら」に照準を合わせました。
近くはないけれど、今夜の宿が坂出なので、
そちら方向に向いていようというわけ。

雨にけぶる土器川沿いをひた走り、「なかむら」到着。
今日は時間帯も早いせいか、人ごみは全然ありません。
土手を降りるように店の前に入っていく道で、対向車もウインカーを出しました。
が、降りそこなって、道の先の空き地に入ってしまいました。
それを横目に、我々はすんなり店の前へ。



奥の、煙突が立つ民家がそれ。
ガスボンベの前に、いくつか丸いテーブルがあります。
これと、四角いテーブル。
ここがいわば食卓。



相方はかけにかきあげ、私はかまたま。
カーソルを当ててみて下さい。

うどんの歯ごたえものど越しも、いいですねぇ。
ダシも味わいたくなって、かけもいこうかと思ったのですが、
今日はまだ始まったばかり。
暴走はまだ早い。
この店は、ダシを注ぐタンクが置いてあるので、
丼にダシだけ注いですすってみました。
・・・・・・ンまい。
相方いわく、「ダシと麺のバランスがよすぎて、インパクトがない感じ」。
これは、好みの問題でしょうね。
それが最高だという人もいれば、物足りないという人もいて。
うどん店の数だけ好みもあるということで。

さぁ、次はどうしようというところで、
なんとなく、前回は回らなかったエリアにいってみようかということになりました。
それは、丸亀エリアの北部。
臨海工業地帯です。
ココの工業地帯のど真ん中に、「ひろ濱うどん」があります。

街中の、牧歌的な田園風景から一変し、
海や船、ガスのタンクに工場と、まったく風景が違います。
大して距離は離れていないのに、この変わりよう。





働く方たちが多いためか、メニューもボリュームも多め。
あとからあとからお客がやってきます。
ここも人気店。



香川の製麺所の量ではなく、一般的な店の量ですね。
どの店もこの量で出てきたら、うどん遍路は無理です。
うどんはおいしかったのですが、ここの卵も、黄身は少し固まっていました。

さてさて、さすがに腹も膨れてきて、
少しインターバルが必要です。
近くにショッピングモールを見つけたので、
雨も強くなってきたことだし、雨宿りをかねて冷やかすことにしました。
・・・そんなことを言っている間に雨は強くなる。
傘はない。
つーわけで、傘を購入。
旅先で日用雑貨を買うなって(苦笑)。
ついでに、『さぬきうどん全店制覇攻略本 2008年度版』も購入。
約800件のデータベース。
読むだけで、ある意味疲れます(苦笑)。
さぁ、この本で見つけたのが、「こがね製麺所」。
肉うどんが名物とのこと。
かけやぶっかけ、かまたまとシンプルなものばかり食してきたので、
たまには毛色の違うものをということで。



肉かまたまうどん。
ボリューム満点。
つーか、思いの他多くて、実はもてあましました(汗)。
牛丼の肉が乗ったかまたま、ですね。
おいしかったですよ。
惜しむらくは、コレを食えるほど空腹ではなかったこと。
ある程度腹をこなしてからどうぞ。

豪遊を続けて二日目、懐具合が寂しくなってきました。
で、あらかじめ多めに入金しておいたゆうちょ銀行へ。
地図では近くにあるという表示なのですが、ナビに入力すると、なんだか遠いみたい。
店を出て、交差点を渡り、ぐるっと・・・、おおう、今のところを入るデスか。
行き過ぎたので、その先を・・・。
おぉ、あったあった。
無事にお金を下ろして、さぁ次。
つっても、もう、腹いっぱいです。
雨もやみませんので、宿へ向かうことにしました。
坂出のホテルをセットして、出発。
・・・・・・ンおや?
郵便局を左に出て、目の前の交差点、はす向かいには「こがね製麺所」。
歩ける距離やん!
目の前やん!
ちくしょう、ナビに振り回されてるなぁ。

坂出の宿は前回と同じところ。
素泊まりで予約しましたが、レストランがあり、当日でも食事が取れるので便利。
ひとまず宿へチェックインしました。
昨日は館内に大浴場があったのでのんびりできましたが、
普通、ビジネスホテルにはあまり大浴場はありません。
あっても、男湯だけということもあります。
なので、一息ついてから、来る途中に見つけた温泉施設へと出かけました。

癒しの里 さらい

詳しくはリンク先で。
とにかく気持ちよかった。
相方と二人で、もう少し入っていてもよかったかと感想を漏らしたくらい。

宿に戻って、飯でも食うかと思ったのですが、
外から見えるレストランに明かりがついていません。
おかしい。
時間が早いのかと思っても、すでに18時半。
首をかしげながら乗り込んだエレベータのPOPに、
「月曜休み」
の文字。
・・・。
またですか。
仕方なく、部屋にあった周辺情報を頼りに、
目の前の居酒屋に入りました。

今回の旅はこんなのばっかです。


1日(水)   「さぬきうどん遍路Part2 1」

いって参りましたよ、香川県。
9月28日より2泊3日。
季節休で行く讃岐。
今回は台風15号の影響を心配しつつのフライトでした。

昨年同様、高速バスで羽田。
そこから高松へ。
去年は高松に着陸できるかどうかでやきもきしたものでしたが、
今回はなんの問題もなく。
さすがに天気はよくありませんでしたが、
まぁまぁ、こんなもんかと笑いながら高松空港に着陸しました。

今回のレンタカーはマツダデミオ(AT)。
レンタカーの手続きをしている間に事務所内を見回すと、
あちこちに渇水のための注意書きがあります。
「節水のため洗車はしておりません」
今年の四国は雨が降っていませんでしたからね。
ずーっと取水制限をしていたそうです。
もう制限は終わっていたのかと思っていましたから、驚きでした。

さぁ、最初の行き先は、やはりココ。
鳥坂まんじゅう。



やっぱりこれは食っておかんとね。
甘み控えめの酒まんじゅう。
たまりませんて。

さて、第一歩目をどこにしようかと悩む我々。
昨年はとりあえず近場で済ませて大当たりだったわけですが、
今回は、ちょっと吟味したい。
で、「なかむら」に目をつけました。
伝説の「客にネギを切らせた店」。
しかぁし、到着したときには、すでに長蛇の列。
待とうにも、車を止めるスペースがない。
ずゎんねん。



で、今回最初のうどんは、山下うどん。
ぶっかけの元祖といわれる名店。



実にシンプルなうどん。
あぁ、この、歯を押し返す弾力。
実に素晴らしい。
山梨にも「さぬきうどん」とのぼりを掲げる店はあるけれど、
やはり本場の足元にも及ばない。
コレよ、コレ。
ダシもシンプルで、いうことなし。
さぁ、次!

ざーっと情報誌を見て「長田うどん」にロックオン。
少し距離があった方が腹もこなれるので、
ナビをセットして出発。
天気は相変わらずで、わずかな雨が降ったりやんだり。
窓を閉めると蒸し暑く感じるので、ちょっとしんどい。
さりとてエアコンをかけっぱなしでは寒い。
窓を開け閉めし、エアコンを微妙に調節しながら車を走らせていました。
さて、この長田が、また大変。
見つけた! とばかりに駐車場に車を入れた途端、目に入る待ち人たち。
駐車場も車で一杯。
「・・・・・・だめだ、こりゃ」
あっさりと諦めて、そこを離れました。
またも情報誌とにらめっこ。
ザーッと見ているうちに、「てんぷらの種類が豊富」の文字。
「手打ちうどん まえば」
鳥坂から善通寺辺りをうろうろし、一気に満濃まで下ったのに、
また、国道でちょっと北上。
さっきから同じところをぐるぐる回っていますな。
でもね、近いところに店が集中しているから、
腹具合を考慮すると、どうしてもこうなるんですよ。
すぐには次は食えないですもん。
で、いまいちピリッとしないナビに翻弄されつつ、
地図も併用しながら辿り着いたのが「まえば」。



店内には近所の小学生が、夏休みの課題ですかねぇ、調べ上げたと思しきうどんの作り方が、
大きな模造紙で壁一面に貼り出されていました。
なんとなく、貼紙すべてが小学生のお手製にも見えましたね。



シンプル・イズ・ベスト。
いいですなぁ。
できれば、卵のてんぷらは、もう少し半熟でいてほしかったけども。
あとね、もしも写真のように揚げを入れるのであれば、
受け取ったうどんは温めた方がいいです。
揚げが冷えているから、思いの他ダシが冷えるのよ。
受け取ったうどんを自分で温められるので、コレは気をつけて下さい。

4店回って2勝2敗。
とりあえず腹は満たされてきているけれど・・・・・・。
我々二人、なにか物足りない。
なんだろう。
分からないままに情報誌をめくっていました。
そのうちに、ふと、
「やまうち、いくか」
と思いつきました。
なんだか知りませんが、やはり去年回ってうまかったところもいくべと。
もちろん、山越と彦江には行くつもりでしたが、
それ以外は、すべて違うところにしようと決めていたんですね。
しかし、なにか物足りない。
当初の決め事を破って、ナビに「やまうちうどん」と入力し、出発しました。

まえばからやまうちまで、実は、私、あまり記憶がありません。
というのも、眠くてカクンカクン揺れていたから(苦笑)。
ほんとすんません(汗)。

気がつけば、「やまうち」目の前の踏切でした。
前回と違い、まだお昼を過ぎたばかりだったせいか、
駐車場も店内もずいぶんと混雑していましたが、
回転も早くすんなりと店内へ。



相方がかけ、私がぶっかけ、そして間にゲソ天。
いやいや、コレよコレ。
二人して、なんかホッとしているんですな。
うまいですなぁ、ここは。

さて、香川県の古民家を見ていると、



こんな青い飾りがあちこちにあります。
コレ、去年から気にはなっていたものの、
調べきれずに放置していました。
やまうちでも見つけて写真には撮ったものの、調べようがない。
とりあえず、証拠物件ということで。

さ、腹も苦しいし、あとは宿に入るだけ。
今夜は琴平です。
相変わらずの狭い街並みの中、
ナビで指し示す道はどんどんと奥へ。
・・・・・・ほんとにココ?
確かに予約を取ったときのお客の口コミでは、
「分かりにくい」
とあったけれども。
いいのか・・・・・・と思いつつ、ゆっくり進んでいった先に、
ありました。周囲の建物にまぎれるように。
目の前が川。琴平駅もすぐ。
商店街も目と鼻の先。
そして、風俗店も充実(笑)。
いやいや、ソー○ランドとカタカナで書かれた看板が三つもあるんだもの。
びっくりしました。
で、このお宿、温泉の大浴場を造ったばかりということで決めたわけですが、
すぐに入るのももったいない。
眠いけれども、やはり街の見物くらいはしておきたい。
お風呂へ入る相方を残して、私は街へ。
まぁ、去年回ってますから、目新しいものはありませんね。
去年と同じ酒屋で、去年と同じ酒を買い、
本屋を冷やかして戻りました。

夜は、昨年大感激してしまった春日鮨。
大将や奥さんは(さすがに)我々を覚えていなかったようですが、
いやいや、お懐かしい。
相変わらずのやり取りに大笑いしました。
味も最高。
いうことなし。
奥でやってた合コンは、なにか成果があったのかどうか、
それだけが気になります(笑)。

ちなみに。
春日鮨の中にも、上に出した青い帯がありまして。
大将に訊いてみたんですね。
そしたら、「いやぁ、大工がつけてたんだけど、よく分からないんですよね」とのこと。
さほど一般的ではないのでしょうか。
でも、大きな民家には結構ついています。
で、先ほど調べたら、防火の魔除けの一種だそうですね。
いろんなデザインがありますので、
あちこち(運転には気をつけながら)見てみると面白いと思います。

というわけで初日は終了。
明日はキングへ討ち入り!