2009年10月

31日(土)   「そばじゃそばじゃ」

昨夜、思わぬトラブルで24時30分に帰路についた私。
早く帰りたかったのに。
それでも、眠い目をこすりつつ、
いってまいりましたよ、乗鞍へ。
もちろん、目的は「そば」!

乗鞍の紅葉は、終わりかけでしたね。
シラカバは葉を落として、青空に向かって聳え立つ感じ。



今はカラマツの黄葉が真っ盛りでした。



移動する車の中から撮ったので、
ちょっと余計なものが・・・・・・(汗)。

今日は暖かかったし、明日の気温も高いようなので、
この辺りで一気に黄葉が進むんじゃないでしょうか。

そして、いつものトコでそば。
ざるそば大盛。



ンまい!



おかわりのざるそば。



べふ・・・っ。



いやぁ、久しぶりにうまいそばを食いました。
雪降る前に行けてよかったっす。


23日(金)   「機種変更」

携帯の機種変更をしました。
1年半ほど使ってきた携帯の、
イヤホンジャック辺りの基盤が、また壊れそうになってきたためです。
どうも最近、勝手に受信状態になり、
その間に着信ができなくなったり、
バッテリーのジャックも側にあるので、
充電もなんとなく満足にできていなかったりといった兆候が見られました。
とにかくイヤホンの不調がストレスだったので、
Bluetooth搭載に思い切って換えてしまったというわけです。
現在使用中のNか、かつてのPかで迷いましたが、
開けたときに勢いよく開きすぎ、閉めるときに重いPは、やはりやめました。
Nのディスプレイ回転もどうかと思いつつ、
まぁ、これはこれで面白いかなと。
ついでにプランを精査したら、
わたし、全然通話していないのね。
500円にも満たない。
酷いときは10円単位だもの。
なので、プランを大幅に見直して、ついでにパケットは定額制に変更。
これで、地図などを検索するときのストレスもなくなります。

先程やっと待ち受けを変更し、
あとはアプリを入れるくらい。
着メロも移行できればいいのにね。
音源の問題で色々あるんでしょうけども、
改めて手に入れにくいものって多いから。
さぁ、どうすっぺ。

しばらくは色々弄くり回すとしましょう。


21日(水)   「オリオン座流星群」

なんだかずいぶんとマスコミで騒いでいるみたいですね。
確かに母天体のハレー彗星が残したトレイルにうまいことぶつかり、
好条件で見られるかもしれないという計算結果が出たかもしれません。
しかし、本当に見られるかどうかは別の話。
もともとさほど派手ではないオリオン群ですから、
多少活発になっても、10分やそこらしか空を見上げない人に、
そうそう見られるわけがありません。
どうにも、マスコミは不用意に煽りすぎますな。
理解しないで、台本を読んでいるキャスターが多すぎる。
(新聞記者もそうだけど)
1時間に50個だとか60個だとか、
ZHRで話をされても無理ですわ。
あくまでも、本当に好条件の空で、予測される最大の数なんですから、
普通に考えたら、いいとこ1時間で20個あるかどうか。
「流れたかな?」
というのを含めて、せいぜい30個。
しかも、これが毎時間なんて無理でっせ。
通常は一晩でこれくらいと考えた方がよろし。

そして、もう一つ。
あまりに気楽に「すんばらしい星空」を見ようと思っている人が多すぎます。
満天の星を見ようと思ったら
 1、空の暗いところに行く(街灯り、照明、自販機がない)
 2、空の暗い時間帯を選ぶ(薄明や月明かりなどの影響がない)
 3、空の開けたところに行く(景色の邪魔がない)
 4、目が完全に暗順応している
 5、広い視野を確保する(寝転がるのがベスト)
 6、晴れている
ですよ。
流星群だって同じ。
まずこれをクリアしてから。

部屋の中からカーテンを開けて・・・なんて、不精はもってのほか。
きちんと寒さ対策を施した上で、
おんもに出なければ。

そういうところまで、きちんとアナウンスしてほしいものですな。


17日(土)   「八ヶ岳カンティフェア

山梨に来て8年。
初めていってきました。



天気は悪かったのですが、人出は結構ありました。



クラフトフェアと飲食ブースが軒を連ねています。
そば2杯、チリドッグ、ローストチキンと、ほぼ立て続けに食って、
・・・べふっ。

キープのトラクターといえば、やはりJhonDeere。
緑と黄色のボディがイカす、ナイスガイです。



9台によるパレード。
それぞれに対して、何年製で何馬力でと説明が入るので、
モーターショーみたいでした。



寒そう!
このときの清里、9度です。
生足は、さぞかし寒いでしょう。

ローストチキンとローストポーク。



この辺りで雨が普通に降り出しまして、
帰りを急ぐ人たちで駐車場が大渋滞。
我々も帰ろうかと思ったものの、
車に閉じ込められるなら、まだふらふらしていた方がいいので、
もう一度会場へ。
すぐに雨は小降りになりまして、ステージではダンスが始まりました。
そんな中、ジャージー牛のふれあいコーナー(?)があり、
思わずそちらへ。



なに見てんのよ、と言わんばかりの顔です。
正面からだと怖いですな。

例年に比べると、人出は少ないそうです。
天気が悪いこともあったのでしょうか。
確かに、通りは渋滞していませんでした。
こちらとしては、あまり混雑しているよりは動きやすくていいんですけどね。
まぁまぁ面白かったです。

機会があったら、またいってみよう。
さぁ、これから、買ってきた岩魚の塩焼きを肴にチビチビやるぞ♪


あ、うまそうなコーヒー飲んでくるの忘れた。


10日(土)   「さむっ」

本日帰宅時(24:50)の清里は、
夜露たっぷりの2度。

寒いって。

ウチの周りは8度。

それでも寒いって。

今日も壁にカエルが張り付いています。
冬眠しなくていいんだろうか。


8日(木)   「うひ」

結局、大した被害も出さないまま山梨を横目に駆け抜けていった台風18号。
今度こそはと思ったんですが、
普通に雨風が強いだけで終わりました。
夕方には綺麗な青空。
今夜は、シンチレーションは悪いものの、
綺麗な星空になるのでしょう。

さて、森國さんのふわふわを空けてしまい、
次の酒に移りました。
悦凱陣の無濾過生。
ぐい呑みを持ち上げると香りが立ちますね。
口に含んだ瞬間、不思議な風味が広がります。
フルーティーさを味わえるのが生酒ですから、
当然それなりの味わいは期待していましたが、
例えるなら、ナッツのような味わい。
ちょっとびっくりでした。
そして、しつこさを残さずにあっさりと流れていきます。
も少し残るかと思いきや、思った以上にあっさり。
これはうまい。

傷む前に呑み切らなくては♪


6日(火)   「うふ」

台風が近づいていますね。
めったに台風被害の出ない八ヶ岳地域ですが、
今回の進路はどうやら日本列島に沿って北上してきそうですから、
もしかすると、数年ぶりに直撃するかもしれません。
とりあえず、食料を確保して、後はライフラインが断たれないことを祈るばかり。
さて、どうなることやら。



左から、小豆島森國酒造の純米吟醸「ふわふわ」と、「純米酒」。
そして、有限会社丸尾本店の悦凱陣純米吟醸「興 うすにごり」に、純米吟醸無濾過生。
左2本は現地で買ったもの、右2本は今朝届いたもの。
うふ♪
まぁ、すでに「ふわふわ」は空く寸前ですが(苦笑)。
おいしいものは、なんでも幸せですが、
日本酒がおいしいと、嬉しいですなぁ。
量は飲めませんが、ちびちびやるだけでも、至福。

そういや、春日鮨で凱陣の純米を2杯とうすにごりを1杯呑んだときに、
大将や奥さんから
「お強いですね」
と言われました。
ビール1杯と日本酒をグラスに3杯ですから、酒量は大したことありません。
決して強いわけではなく、顔に出ないだけなんです。

まぁ、確かに、さほど酔ってもいませんでしたけどね。

しかし、大将によると、最近呑めない人が増えているとか。
最近の若い客で、日本酒が好きそうなのがいると、
いいものを薦めてみるんだそうです。
すると、これがまた全然呑めないのだそうで。
量が呑めるから偉いとか、そういうことを言うつもりはありませんが、
なんだか寂しいじゃないですか。
限界をわきまえずに呑んで、クダ巻いて酔いつぶれてというのは見苦しいですよ。
人それぞれ体質もありますから、無理をしろと言うわけじゃない。
そうでなく、自分のペースでそこそこ呑めるのがいいかなと。
日本酒に限らず、お酒はおいしく楽しく、そして静かにたしなむ程度にしましょう。

まぁ、「たしなむ」量も人それぞれですけどね。

そうそう。
日本酒は、ベタベタして変な臭いがしてまずいと思ってらっしゃる方へ。
ちゃんとした日本酒を呑んだことはありますか?
美味○んぼみたいにこだわれとまでは言いません。
最低限、純米酒であるかどうかに注意して酒選びをしてみて下さい。
きちんとしたものが、ちゃんとありますから。
初心者なら、「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」辺りが無難でしょうか。
その名の通り、癖のないお酒です。
呑みやすすぎて危ない一面もありますので、それだけはご注意を。


5日(月)   「さぬきうどん遍路2009 vol.4」

10月2日。
目覚めは5時30分。
外はまだ薄暗いです。
眠い目をこすりながら、お出かけの支度。
昨日は晴れていましたが、今日は一転曇り空。
いや、雨も降ってるな。
ある程度の帰り支度も整えた上で、
折りたたみ傘を抱えてホテルを出ました。

さすがに朝が早いから・・・ということはなく、
やはり人が多いですね。
ビルに入ったファミレスでは、テーブルに突っ伏したサラリーマンが二人。
始発待ちでしょうか。
哀愁すら感じます(笑)。
そういえば、夕べホテルに向かう途中、
そろそろ帰ろうとした上司にOLさんが
「まだ10時前じゃないですか」
と言っている光景に出くわしました。
そーか、10時じゃ終電までまだまだあるんだよな。
山梨じゃ、場所によってはすでに帰る方法がない時間帯ですよ。
・・・・・・都会ですなぁ。

さて、我々はなぜに東銀座で宿を取ったのか。
その理由は・・・・・・



これっす。
築地。
朝の築地でうまいものを食おう!
ということで、ココに宿を取ったのでした。
徒歩5分圏内。嬉しい!

「場外市場は移転しません」

この言葉が粋ですね。
まぁ、本体を動かす必要もなくなったので、
よかったなと。よかったねと。
だって、意味が分からないですもん、あの騒ぎ。
今必要があるのかと思うわけですよ。
どうして政治家ってのは、
ある程度地盤が落ち着いたと見るとバカなことをしようとするんでしょうね。

まぁ、それはそれとして。

市場の中には行っていません。
敷居が高く感じたことと、雨が降ってきていてあまり歩きたくなかったことが原因。
でも、ここで十分に面白いです。
軽く一周してみたところ、表の通り沿いの方に飲食店が軒を並べ、
中の方には魚屋、肉屋、乾物屋、刃物屋がずらっとあることが分かったので、
一度外に出まして、威勢のいいお兄ちゃんに導かれるままにカウンターにつきました。



どどん!

また海鮮かよ!
とお思いでしょうが、これを食いにきたんだもの、
仕方ないじゃない。
ちなみに、カニはおまけだそうです。

他にも店は色々あるので、また来たいですね。

すれちがい通信・・・0名。

めいたいこの切子やマグロのブツなどを買い、
鶏肉専門店でとり弁当を1個買ったところで(この弁当もうまかった!)、
雨も酷くなってきたのでホテルに戻りました。
時刻は7時台。
朝飯も食ったし、のんびりする必要もないので、
8時40分発の送迎バスで東京駅まで送ってもらいました。

ちなみに、このホテル、はとバス直営なんですね。
なので、送迎バスがはとバス(笑)。
東京観光ツアーの途中で立ち寄って、
希望者をピックアップしてくれます。
ガイドつきの送迎バスなんて素晴らしい。
(まぁ、ガイドはしませんでしたけど、いるだけで贅沢な気がするじゃないですか)

バスは軽い渋滞の中で東京駅へ。
はとバスの営業所の前には、雨だというのに人だかり。
いくつかコースは分かれているんだろうけども、
それにしたって、これ、全部参加者かい?!
凄いもんだ。
そんな人だかりの中、荷物を転がして東京駅へ。

すれちがい通信・・・2名。

東京から新宿に出て、中央線の特急で山梨に向かいます。
ちょっとだけ時間があるので、
DSを抱えてうろうろうろうろ。
そしたら、いるわいるわ。
東京から新宿に向かう電車の中、そして新宿駅であっという間に30名超え。
東京はすげぇところだ。
おかげで念願の通算100名を達成しました。
発売から2ヵ月半たちましたが、
まだまだいるのねぇ。
それに、みんなプレイ記録が凄いわ。
すれちがい700名超えなんて、山梨じゃ無理よ。
東京はすげぇ。

というわけで、小豆島、香川、築地を巡る3泊4日、小麦と魚介の旅でした。
肉食わせ〜と思わないでもありませんでしたが、
やはり瀬戸内の魚はうまい。
うどんも最高ですな。
そうめんもいい。
日本酒がおいしいのも嬉しいじゃないですか。
冬には牡蠣もあるということなので、
今冬の季節休も香川に行こうかと、すでに内定が出ています。
なんか、今から楽しみだ。
まだ食うのかと言われそうですけどね、

えぇえぇ、まだ食いますよ!


4日(日)   「さぬきうどん遍路2009 vol.3」

10月1日。
衣替えですな。
残暑も過ぎて秋風が立ち、涼しくなって来る頃。



晴れ!
珍しく晴れ!
そして、最高気温は28度の予想!

暑くて衣替えどころじゃねーって(苦笑)。

部屋から金比羅さんが見えてます。
気持ちのいい晴れ。
身支度整えて、しゅっぱあつ!

今日のスタートは、ココ。



キング・山越!
ここでもやっぱり2杯食い。
かまたまサイコー!
かけもンまいっ。



天ぷらもあるでよ。
奥がちくわ、左がじゃがいも、右が卵で、手前がとり串。
たまりませんな。

キングで舌鼓を打ち、次をどうするかと考え始めたときに、
夕べ、春日の大将に
「新しくできたこんぴら街道ってところがおいしいですよ」
と言われたことを(相方が)思い出しました。
屋号の通り、琴平にあります。
また戻ることになるけれど、春日の大将が言うんじゃ無視はできません。
山越まで、30分をかけてやってきましたが、
あっさり30分先の琴平へ。

超人気店だったものの、閉店してしまった宮武を通り過ぎた先に、
こんぴら街道はありました。



店構えはやはり新しいですね。
ここで、名物といい、大将からも薦められたぶっかけをいただくことに。



ぶっかけに温泉卵、うずらの天ぷら添え。
美味!
店構えを見ただけだったら、絶対に入らないですね。
製麺所がうまいと知っているから。
お店タイプはハズレもあると知っているから。
でも、ここはうまい。
さすが大将!

さて、そろそろ腹も膨れてきまして、
またうどんというのもいささか考えてしまうところ。
さりとて、今日は帰りの飛行機の時間もあるし、そうそうのんびりもできない。
そこで、ハタと気づきました。
琴平にいることに。
「せっかく琴平にいるんだし、こんぴらさんでもお参りしてみるか」
ついでに、みたいな言い方は大変失礼とは思いつつ、
でも、こんなときでもないと、二度とは行きそうにもないので、
金比羅さん参りに決定。
ふもとのホテル駐車場に車を止めて(1日700円)、テコテコ歩きます。
門前町は何度も歩いていますが、
階段を本気で登るのは初めて。
爆笑間違いなしなのは分かっています。
どの辺りでくるのかが楽しみ。

スタート。



両側に土産物屋があるのは、
地元の大山を思い出します。



かごで往復ってのもアリなんですねぇ。



一部の人間にはとても馴染みの深いこの屋号。
この旅館にはまったく関係ありませんけども(苦笑)。



現在地は赤いところ。まだまだ登ってきたばかり。
だからこそ旅館があるわけです。



ところどころにこんなものがあります。
先が見えるのは嬉しいんですが、
半分も来ていないことを思い知るのは結構しんどいです。
ただ、ときおり後ろを振り返ると、いい景色が見えたりするんですよね。
写真も撮っていますが、
これは是非現地で味わって下さい。

本宮まで登る途中、500段目に喫茶店があります。
資生堂パーラー「神椿」。
金刀比羅宮と資生堂パーラーとの間では、こんなことがあったようです。
(いつかはリンクが切れるかな)



この階段の下です。
手前には看板も出ているので、見逃すことはないでしょう。
ココで一休み。
レモンスカッシュが、疲れた体に染み渡りました。
たっぷりかいた汗も引いていきます。
さぁ、あと285段!
・・・・・・。
まだあるな。

途中、新入社員研修でしょうか。
地元ガイドに案内される大学生のような集団に追いつかれました。
そういえば、さっきまで、バスツアー客を案内するガイドもいましたね。
あのおっちゃんは面白かった。
このおっちゃんは、なんか押し付けがましい喋り方で、
あまり好きではないですね。

あと少し!





本宮到着!

この先に奥社がありますが、さすがにもう無理。
画面左奥の方から下りに向かいます。
ちなみに、階段手前にも見所がありますので、
色々見て回ってみて下さい。

下りは、もう、爆笑の渦ですね。
歩いている分にはなんてことありません。
しかし、いったん足を止めると、もう膝が爆笑を始めます。
あっという間に座布団がたまりそうな勢いです。



神馬と相方。
登りのときにはいませんでしたが、
戻ってきたのでしょうか。
この白馬と、栗毛の馬がいました。

途中のお店で替えのTシャツを買いました。
着替え用です。
汗でびしょびしょだもの。
日帰り温泉で足をほぐし、着替えること決定。
つーか、そうしないとつらい!



完全に人に慣れたにゃんこ。
いい顔です。
階段を降りきったところでのんびりとしていました。

車まで戻り、荷物を置いて温泉へ。
琴平閣はホテルですが、日帰り客を受け入れてくれるので非常にありがたい。
ちなみに、入り口はホテル玄関と別ですのでご注意あれ。
リンク先は日帰り用HPです。
男湯は貸し切り状態だったので、
数種類あったお風呂を片っ端から試しました。
あふぅ・・・・・・、足がほぐれてゆくぅ・・・・・・。

風呂上りにマッサージチェア(無料!)で口を開けながらうとうとし、
体をほぐした後、空港に向けて出発。
途中、田舎もちに立ち寄ることも忘れません。
以前立ち寄ったときの、小さなタイプの餅がなかったのが残念。
ブルーベリーは食べたかったな。

徐々に薄暗くなってくる香川の街並みが寂しげです。
レンタカーを返し、空港で搭乗手続きを終えると、
いよいよ戻らなければいけないという気持ちにさせられます。
最後に、ということで、空港内のレストランで



また海鮮かよ! って話ですけどね。
あ、右上のガラス製品はビールのジョッキです(笑)。
いいじゃない、もう運転はないんだから。
ちなみに、相方は「さび抜きでお願いします」と頼みましたが、
案の定普通に寿司を出されて悶絶していました。
そらそうだ。
あんなバタバタしているときに、そんなオーダー覚えているわけがありません。
こちらの丼のネタと、寿司のネタを交換しながら、なんとか乗り切りました。

そういや、春日鮨でも同じことされてたな(笑)。

今回の飛行機は無事に離陸し、何事もなく羽田へ。
そこから電車を乗り継ぎまして、東銀座の街へ。

さぁ、明日は最後のお楽しみです。


すれちがい通信・・・0名。


3日(土)   「さぬきうどん遍路2009 vol.2」

9月30日。
目が覚めて、外を見ると、雨。
うーむ。
毎年のことながら、香川は天気が悪い。
ただ、小豆島はあまり雨が降らないのだとか。
・・・・・・ということは?

むむむ。

朝食前に最上階の大浴場へ。
最上階の12階というだけあって眺めがいいです。
小豆島の内海方向。
そして小雨のぱらつく露天は、逆方向の海が見えました。
ちょんと突き出た岬を飛び越して、太平洋ですね。
あまり大きくは見えませんが、なんか得した気分。
肩まで湯につかってしまうと空しか見えませんが、
どんよりした空を眺めていると、なんだか色々考えてしまいます。
それらがごちゃまぜになり、ぼーっ。
・・・・・・そして、我に返って。
これも、いい時間です。

バイキングで朝食を。
そして、身支度を整えて出発。
のんびりするかどうか迷ったのですが、
四国本島に早めに渡った方が時間調整しやすいので、
9時50分池田港発のフェリーへ・・・・・・って、
おい、ぎりぎりやん!
わたわた。

無事にフェリーに乗りまして、
醤油の香りに後ろ髪を引かれつつ、
小豆島を後にしました。

ところで、小一時間もかかるフェリーの中では、小腹が空くことがあります。
そんなときのために、軽食コーナーがありますね。
普通、ラーメンやらそばやらがありますが、
さすがです。
うどんのみ。
あとは、おいなりさんとおにぎり。
うん、さすがです。
本島に渡ってからうどん行脚を始める我々は、
そんなものには目もくれず・・・・・・といいますか、
朝飯も食ってるからこれ以上食ったら食えないし、
それよりなにより眠いしってことで、なにも食さず、
ただただ、うとうとしながら1時間。
フェリーはやがて高松港へ。

すれちがい通信・・・1名。

さぁ、昼前だ。ここからはうどんの時間。
市内のうどん屋巡りもしてみたいのですが、雨が厄介。
昨年買ったうどん屋データブックをめくり、
近くに駐車場つきのうどん屋を発見。
醤油醸造所の社長が店主ということもあって、
まずはここだと、ナビに行き先を入力。
しかし・・・・・・なぜに出ない?
どうにもこのナビ、データが少ない。
仕方なく地図を頼りに向かうことに。
ただし、いかんせん、現在位置をナビの表示で見てしまうので、
微妙に道を一本外してしまうことがしばしば。
この先もそれに苦しめられることになります。

港の中にある、玉藻うどんは11時から。
ただ、11時に着いてみたら、まだ準備ができていないとのこと。
地元相手が常だと、まぁそんなもんかな。
ぷらっと散歩をしてから車に戻ると、
店にも灯りがついていて、格子入りのガラス戸の奥から、
オヤジさんがこちらを見ていました。



店に入った直後から地元のリピーターが続々とやってきまして、
天ぷらやらビールやらを始めています。
居酒屋チック。
そんな中でぶっかけの小。
うん、これですね。

降ったりやんだりの雨の中、
店を出た我々。
財布の中身も心もとなくなってきたため、
ゆうちょ銀行へ一直線。
ここでまたどかっと雨が降り始めました。
どうにも、車を出ると雨が強くなります。
オレがなんかしたかっ?!

今晩の宿は琴平。
寿司を食うためです。
とりあえず車はそちらに向けるとして、
問題は次のうどんをどこにするか。
今までいったところもいいけれど、時間的には混んでいるはず。
果たして・・・・・・と考えながら地図を見ていると、
目に飛び込んできたのが「灸まんうどん」。
琴平名物に「灸まん」というまんじゅうがあります。
見た目が、そのままでかいお灸のようなまんじゅう。
そこがうどん屋をやっているんですね。
琴平近辺に来れば、あちこちに看板があるのですぐに分かるでしょう。
こんなん。



店構えは和食レストラン。
セルフ式のうどん店で、陳列ケースにはもちろん灸まんもあります。
隣には美術館もありますね。
調べてみると・・・・・・おぉ、ちゃんと美術館だ。
実はそこには入っていません。
灸まんや琴平の資料館みたいなものだと思い込んでいましたので(汗)。
それよりむしろ、これに撃沈。



喫茶「コンピーラ」って・・・・・・。



二度並ぶのが面倒だったので、ぶっかけとかけを同時オーダーしました。
まいたけの天ぷらと、ししゃもの天ぷらもついでに、です。

腹も膨れたところで、行くところもないので、
恒例の、名物鳥坂まんじゅうを買いにいくことに。
国道319号線から11号線に乗ってしまえば、そのまま直進です。



今回もいただきました。
ただ、疲れていたんでしょうか、
なんとなく例年と風味が違うような気がしてしまいました。
その前に、うどんをたっぷり平らげたのがいけないのか知らん。

宛てのない旅ですから、その都度行き先を検索します。
このままホテルに直行するのも味気ない。
だが、なにかを食うのも、ちとしんどい。
なにも思いつかないまま、
とりあえず、適当に琴平方面に向かい車をスタートさせました。

そういえば。

国道を走っているときに、酒のなんちゃらという看板を見ました。
なんだっけか。
黄色くてでかいのは覚えているのですが、
店の名前が出てきません。
お酒の天国?
お酒の楽園?
なんだか、そんなイメージがあるのですが、思い出せない。
試しにナビに「おさけの」と入れてみたら、
そりゃあ、いっぱい出てくるわな。
全国からだもの。
仕方ない。
適当なところで国道11号線に戻り、再び鳥坂方面へ。
どの辺りで看板が出たかも思い出せないので、
これも行き当たりばったりです。
・・・・・・しかし。
行けども行けども看板が出ないまま、鳥坂が見えてきました。
これは違う。
あっさりと引き返し、国道を今度は逆方向へ。
ある程度街がごちゃごちゃしていて、しかし背景に邪魔のないところにデーンとあった記憶が・・・・・・。

あ、あった!

お酒のゆうえんち 明治城

宇多津のショッピングセンターだそうなので、
そのまま車を向けました。



店の外観はHPにあるので、こちらをどうぞ。
しかし、その外見よりも、流れている歌の方に注目して下さい。
とにかく力が抜けますから。
HPにも歌の聴けるボタンはありましたが、
こんなもんじゃありません。
とにかく脱力します。
ついでに。
ゆうえんちというので、資料館、博物館的ななにかと思っていたら、
普通の酒屋でした。
オリジナルラベルなどもあり、色々揃っていますので、
興味のある方はどうぞ。

ここまでくると、二人ともそろそろヘロヘロになってきています。
天気も相変わらず悪いし、
相方の靴も穴が空いていることが判明したので、
宿に向かうことにしました。

琴平パークホテル

ココを選んだ理由は、春日鮨に近いから!
一昨年ホテル内の案内で見つけ、
昨年もココによるために琴平に宿を取ったくらいのお気に入り。
今年ももちろんココ。
うどんと並び、メインにしている寿司屋です。
なので、そこまで歩いていける距離にホテルを見つけたときには、
思わず「おっしゃーっ」と雄叫びを上げてしまいました。
ホント、目と鼻の先なんだもの。
ついでに言うと、ビジネスホテルでは珍しく、大浴場があります。
しかも、女性風呂もある。
普通、ありませんよ大浴場は。
あっても男湯だけとかね。
なので、ココを外す理由は一つもありません。
こんぴらさんも目の前で、足元にはコンビニ、向かいにはスーパーと、
立地は申し分ありません。

一休みしてから、いざ春日鮨!

大変申し訳ないですが、写真は一枚もありません。
撮るのを忘れていましたm(__)m
今回は奮発して「松」を頼み、サイドメニューを2つほど。
そして、本当にめったにお目にかかれない「悦凱陣」の純米を頂きまして、
至福のひと時を過ごしました。
年に一度しか行かないのに、覚えていて下さったのも感激でした。
結局3時間近くいたのか知らん。
いやあ、ンまかった。

ちなみに、悦凱陣、市場にまったくないわけではありませんが、
琴平の酒屋さんを覗いても、シーズンを外すと、まずほとんどお目にかかりません。
生産量が少ないということと、口コミで広がったことが原因のようです。
特に、純米の720mlという、いわば最も呑みやすいタイプはまずない。
一升瓶であったり、大吟醸であったりすると、
ごく稀に店頭やネットで若干見つけられるんですが、ホントそれくらい。
このほかにも地酒はいくつかあります。
どれも人気はあるようです。
しかし、以前、春日鮨で、地元の酒をいくつか試させてもらいましたが、
呑みやすかったのは、やはり凱陣でしたね。
もちろん、逆に言えばクセがないということですから、
ガッツリ来るのが好きな方は首を傾げるかもしれません。
この辺は、嗜好品ですからね、色々分かれるでしょう。
個人的には、これまで呑んだ中でのベストはと訊かれれば、

悦凱陣 興 うすにごり生 純米吟醸!

と。

さぁ、明日はキングだ!

すれちがい通信・・・0名。


2日(金)   「さぬきうどん遍路2009 vol.1」

三度目の香川。
出発前からさんざん「またうどん?」と言われておりましたが、
えぇえぇ、うどんですもの。
うどんですが、なにか。
うまいんだもの、しゃーないじゃない。
ただし、今回はうどん+海鮮遍路ですな。
いつもは香川でうどん三昧ですが、今回は小豆島上陸を計画。
また、季節休に1日公休が加わったので、
3日目で東京に戻ってきてから、さらにプランを追加。
事前リサーチもある程度して、
いつも臨時休業をくらう「山越」も携帯サイトを確認し、
臨時休業日である28と29日を外す周到ぶり。
準備万端整えて「うまい物づくしの旅」に出発しました。

9月29日午前3時に自宅を出発し、
竜王駅前より高速バスに乗車。
早朝の羽田空港でカレー。
ただし、いつもと違う店で。
こちら、なかなかよろし。

時間をつぶしていたら、ちょっとつぶしすぎまして、
時間ギリギリで搭乗口へ。

すれちがい通信・・・5名。

高松空港まで約1時間。
天気はよくないものの、例年のような、「飛んでも着けるかどうか」ということはなく、
無事に四国上陸。
高松空港は、相変わらずお遍路さんツアーの方が多いですな。
そんな中で、相方お気に入りのムッシュ・ビ○ンダムのケースを引っ張って、
レンタカーを借りにいきました。
軽を借りるつもりで最安プランにしたのに、なぜかデミオのATでして、
不思議に思いながら、まぁ不具合はないので走り出すことに。

今日の行程は、小豆島行き。
そのまま向かうかどうするかと地図を見ながら検討していると、
道中に、「池上製麺所」があることに気づきました。
全国区的に有名になった「るみばあちゃんのうどん」。
生協でも入るので、何度となく食べてはいますが、
そういえば本場で食べたことがありません。
ナビで検索をすると、出てこない。
電話番号だと、個人宅なのでと表示されない。
なんじゃらほいと思いつつ、地図を見ながら車を向けました。



・・・・・・やっぱりですか。
かっくり力が抜けて、ついでに撮影。
もう、日記の最初はこのネタだと、ここで決めましたもの。

車を展開させる間に、2台ほどやってきました。
駐車場に入った途端に目を丸くし、
次いで苦笑い。
みんなおんなじ。

他のうどん屋に向かうのもよかったのですが、
昼は小豆島でそうめんと決めていたので、
そのまま港に向かうことにしました。

混雑する高松市内は、山梨よりも迫力があり、
四国の玄関口だということを実感。

埠頭に向かい、フェリー乗り場の窓口でチケットを往復で購入。
車1台と人間2名で1万円越え。
当初は、空港から駅までバスを使い、島で車を借りることも考えていましたが、
荷物の積み下ろしが面倒だという結論を出したので、
まぁ、仕方ないでしょう。
時刻を待って、いよいよ乗船です。



初体験なので勝手が分からず、二人してオドオドしながらの乗船。



天気は悪いながら、カモメも飛んで、
海なし県民の相方は大はしゃぎです。

約1時間の船旅は、うとうとしながら終了。
さすがに眠いです。

さて、小豆島はなにが有名でしょうか。
それを知らなくても、上陸したら思い知ります。
醤油、オリーブ、そうめん。



そこかしこに醤油の醸造所があり、
ところどころでは、醤油の臭いに満ち溢れています。
町中が醤油。
ときおりオリーブの香りがブレンドされ、
もうなにがなんだか。

取り急ぎ、お宿へ直行。
もちろん、時間は早いです。
宿にあるそうめん専門店が目的。
お宿はこちら。
ネオオリエンタルリゾート小豆島。



そして、そうめん。



そうめんの前に並んでいるのは、すべて薬味です。
錦糸卵に椎茸の佃煮、ゆでたエビとしょうが、小ネギ。
普通我々が目にするそうめんよりもわずかに太く、
小麦の味がしっかりしています。
そして、醤油どころだけありまして、
ツユがうまい。
テーブルには、地元の醤油が2つ並んでいまして、
ツユが薄くなった頃に少し足しますと、
これがまた風味が変わってうまい。
さすがでございます。

さて、チェックインには早いので、
少し島の探索を。

まずは、上司にうまいと噂を聞いていた醤油の醸造所へ。
ヤマロク醤油
(ちなみに店の前では「やまろく」「ヤマロク」、両方が書かれていますが、
 正しくは「ヤマロク」とカタカナの様子)



小さな醸造所です。
「醤(ひしお)」という暖簾の向こうが小さな販売所で、
その奥が工場。
工場といっても、タンクがあって機械で管理された場所ではありません。
代々受け継がれてきた杉の樽が、ドドドンと収められた場所です。
当初は、いいものがあれば買おうと思って立ち寄っただけなのですが、
直後に来たカップルが工場見学希望だったようで、
時間もあるしと、ついでに便乗。
醤油作りの原点を間近に見させてもらいました。
いやぁ、感動しましたね。妙に嬉しかった。
ものづくりの原点、ですよ。
ただ、道が狭いので、行こうと思う方は要注意。
運転に自信がないと、心が折れます(笑)。
また、見学前の納豆も御法度。
酒蔵やパン工房も同じですね。
納豆菌がえらく強いので、菌が負けてしまうそうです。

その後、別のところで醤油ソフト(!)を試食。



見た目はモカ味のソフトクリームですが、
食べてびっくり、確かに醤油。
ほのかに醤油の風味がしまして、う〜ん、おいしいかというと微妙・・・・・・。
嗜好の問題かな。
他にも醤油を使ったスィーツは色々ありますので、
是非試してみて下さい。

個人的に、醤油プリンはいってみたかった。
醤油サイダーは、怖かったケド。



そして、こちらも行く前から楽しみだった場所。
小豆島唯一の酒蔵、森國酒造
商品名が面白いことと、味が素直なこと、
これをオススメされました。
試飲はしませんでしたが、うまそうな予感はしましたので、
純米酒を2種ゲット。
中央の入り口から中に入ると、そこはカフェ。
カウンターの中の方に、お酒を買いたい旨を告げるといいでしょう。
ここへも、道が狭いです。
自転車も多いので、心折れないようご注意を。

そういえば、ココもナビでは出ませんでした。

15時近くになってきたので、宿に戻ってチェックイン。
相方は、当初オリーブオイルを使ったエステを楽しみにしていたのですが、
その前に、すすめられた「砂蒸し風呂」をやってみたら、
全身からドワーッと汗をかきまして。
風呂に入って汗を流しましたら、
寝不足もあいまってそのままダウン。
夕食時刻ぎりぎりまで、二人してすっかり落ちていました。



全室オッサンビュー・・・・・・もといオーシャンビュー。
小豆島の小さな入り江ではありますが、気持ちいいです。
下に突き出ているのはホテル敷地。
夏限定のプールと、その左に砂蒸し風呂。
この屋根の下に、熱せられた砂が敷き詰められていて、
寝転がったところで砂に埋められるわけですね。

夕食は、海の幸とオリーブをふんだんに使った会席にしました。



全部美味でしたが、とりあえずコレかな。
鱸のお造り。
地元醤油2種で食べるほか、一緒に出てきた鍋でしゃ〜ぶしゃ〜ぶしてからポン酢。
いやいや、たまりませんな。
もちろん、森國さんの純米酒なんかも頂きまして。
コレがスルスルっと呑めるんですね。
食事の邪魔をせず、味わいも深い。
いいお酒です。

食後、売店で職場へのお土産をしこたま買いまして、
腹の膨れも心地いいまま、
部屋に戻ってバタンキュー(死語)。
初日が終了しました。

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