2010年12月

31日(土)   「大晦日」

一日雪だった昨日の清里。
そこそこのアイスバーンになっているのか、
日差しで少しは解けているのか、
これから向かう私にとっては、気になるところです。

今日で怒涛の一年が終わりますが、
年末年始という感じは、これまで以上にないですね。
とにかく慌しく毎日が過ぎていきます。
来年は・・・・・・てゆーか、明日からどうなることやら。

それでは、ひとまず。

皆様よいお年を!


29日(木)   「新婚旅行 Vol.6」

12月18日土曜日。

すっきり目覚めた我々。
朝食前に最上階にある展望風呂へ。
そして、朝食。

 

今回は、オプションとして、鯛めしを頼んでいました。

 

この薬味をご飯に載せて、お出汁をかけて頂きます。

ベリーうまし!

箸が止まらず、出されたお櫃を空にしました。
実にうまかった。

チェックアウト時には抹茶のサービスまで頂いて、
大満足のうちに出発。
いやぁ、よかったです。
また来たい、すぐにそう思いましたもの。

 

出発前に、やっと撮影。

さて、今日はここからまた大移動。
まずは島根から鳥取へ。

島根でも目に付きましたが、こちらには風力発電が多いですね。
あちこちに風車が立っています。

 

風車を眺めながら、まずはハワイを目指します。
ハワイですよ、鳥取の。
ま、正確には「羽合」ですけども(笑)。

 

ね?(笑)

本当は羽合温泉で写真を撮りたかったのですが、
天気も悪いし、寄り道するのも時間がかかるしということで、
道の駅だけにしました。

 

とある石材屋さんの前です。
凄いですね(笑)。

しばらく地図に従って走っていきます。
今日の目的地は鳥取砂丘。
以前嫁さんがいったときには雨でラクダに乗れなかったので、リベンジだそうで。
でも、今日も雨。
はたして・・・・・・?

 

見えてきました、鳥取砂丘の文字。
その先で現れた看板。
ナニコレ?

 

「ふつう」なんかい!

そういや、昨日はこんなのもありました。

 

山陰地方は面白い看板が多いなぁ。

さぁ、いよいよ砂丘です。
車をとめて、砂だらけの木道を上っていきます。
雨は多少ぱらついています。
ラクダはいるのか。

・・・・・・いた!

 

ただ写真を撮るのも有料だそうです。
今回は嫁さんがまたがったので、OK。

少しずつ雨が強くなってきたので、傘を取りに車に戻りました。
最初から持ってこようか、俺ら。
改めて砂丘に戻ると、ラクダがいません。
どうやら、今日は終わりにしたようですね。
ギリギリでした。

大砂丘というのがよく分かるくらいに、本当に砂ばかり。
砂漠ですよ。

 

伝わるかなぁ・・・・・・?
とにかく凄いんだから。
あまりに広くて、向こうにいる人たちが小さいんだもの。
砂丘の向こう側は海。
そちらを覗こうとしたら、猛烈な風が吹いてきました。
普通に体が持ってかれます。

 

自然の造形美。

砂丘をたらふく楽しんだ我々は、売店でお土産を(またここでも)買い込み、車に乗り込みました。

ところで、本日は、宿は手配していません。
というのも、このあとの行程をどうするのかは、
道路状況などを考えながら決めようとしていたからです。
今日は土曜日、明日は日曜日ですから、
できれば名古屋近くにはいたい。
日曜日の午後に名古屋を通るのはしんどいからと嫁さんが言います。
なるほど。
宿を取るなら、せめて名古屋近く。
それを過ぎてしまえば、今度は宿を取るのが億劫ですからね。
大阪、京都、奈良での宿泊も考えましたが、
街中を日曜日に動くのは、やはりしんどいです。
で、下した結論が

「このまま帰ろうか」

鳥取砂丘から、一直線に山梨というハードスケジュール。
とはいえ、運転手は二人いますから、できないわけではない。
ダメならどこかで泊まればいい。
明日も休みはとってある。

私がハンドルを握り、
グッバイ、鳥取!

鳥取から国道で一気に南下し、岡山へ。
そこから兵庫、佐用インターを目指します。
そこまでいってしまえば、嫁さんの射程距離内。
一人でここまで来ていますからね。

街の中を抜け、本当にここでいいのかと不安になる道を走っていくと、
やがて見えてきた中国自動車道。
意外にあっさりとインターに着いてしまいました。
兵庫、大阪、京都、愛知と、ただひたすらに走り続けます。

あれはいつぐらいだったでしょうか。
道路情報の看板に、赤い文字が点滅し始めました。
ラジオの周波数を合わせると、そこから聞こえてきたのは「通行止め」という言葉。
しかも、これから向かう「岡谷〜伊北」で、事故による通行止めだそうです。
とはいえ、まだまだ距離はたっぷりありますから、うまくすれば解消されるでしょう。
そう信じて走り続けました。
しかし、一向に道路標示は変わりません。
恵那峡サービスエリアで食事休憩し、
道路情報を見ていましたが、
この事故の手前でもなにか事故があったようで、
しばらくは身動きが取れそうにもありません。
このまま走って間際で高速を下りるか、
早めに高速を下りてしまい、どこかで宿を探すか。
あまり先に進みすぎると、思わぬところで渋滞が始まっていることも考えられ、
そうすると、宿どころの話ではなくなります。
しかし、手前で下りて、そこからずっと一般道というのも骨が折れる話です。
だって二人して眠いもの。

ここで決め手になったのが、実は走行距離。
嫁さんの車、もうすぐ「111,111km」になるところだったんです。
コレは是非写真に収めたい。
しかし、高速走行中ではタイミングがないかもしれない。
距離を考えると、「中津川インター」で下りれば、
その直後に撮影のチャンスがある。
その後は国道19号で走っていけば、一応中央道に沿って走れるから、
帰れないことはない。

てことで、だいぶ手前の中津川で下りたのでした。

高速を下りた直後に、写真を撮ることはできました。
しかし、ビジネスホテルはあっさりと姿を見せなくなり、
完全に山の中へ。
これでは、疲れたといっても休むところがありません。

まぁ、行くっきゃないということで。

先ほど運転を交代して、また妙なテンションにもなり、
やる気十分の嫁さん。
山道をぐんぐん走っていきます。
しばらく走っていると、貨物を牽引していない、頭だけのトレーラーが現れました。
コレが速いのなんの。
車幅いっぱいの山道を、すり抜けるように走っていきます。
これに引っ張られるように、嫁さんもハンドルを操作しています。
二人してこれが楽しくなっちゃって。
センターラインに立つポールを揺らしながら駆け抜けていく姿が、
後ろから見ていても惚れ惚れするほどかっこいい。
気がついたら、いつのまにかに塩尻の街に到着していました。

ここまできたら、あとは長野道、そして中央道で帰れます。

「なんか、結局走ってきちゃったね」

嫁さんが笑いながらアクセルを踏みました。

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そんなこんなで、天候に阻まれた新婚旅行が終わりました。
疲れましたけど、なんか楽しかったですね。
まぁ、まさか、鳥取から直接帰ってくることになるとは思っていませんでしたけど。
しばらくは、この思い出で笑って過ごせそうです。


28日(水)   「新婚旅行 Vol.5」

28日現在、清里は雪に包まれています。
雪煙が立ち視界は最悪。
車から見る景色は、完全にスクリーンセーバーでした。

さて、それでは、続きといきましょう。

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12月17日金曜日。

岡山から走り続けてきた我々の前に、街灯りが見え始めてきました。
山間部を抜けて、鳥取県、米子市の街に辿り着きました。
しかし、ここはまだ中継地。
そこから、進路を西にとり、島根へ。
ずっと高速道路で走ってきましたが、途中から自動車専用道路に変わり、
標識には「ここから有料区間」と書いてあったりするので、
途中で下りようかと迷うのですが、
まぁ、ETCの深夜だし、ということで、ある程度まで走っていたら、
いつのまにかに一般道に下ろされていました。
中部・四国の地図は買ってありましたが、
やはり、細かい情報がなく、縮尺も大雑把なので、
こういうところがよく分からなかったですね。

島根の情報誌はなにもなかったので、コンビニで購入。
ついでに夜食兼朝食をゲット。
地図を見ると、お目当ての出雲大社はまだまだ先。
もちろん、まだ夜明け前ですから、あまり先に進んでもなにもできません。
道の駅を見つけたので、これ幸いと仮眠をとりまして、
明るくなってからまた走り出しました。
ここで運転交代。

「朝はアタシに任せろ」
だそうです。

相変わらず天気の悪い朝。
雪こそ降っていませんが、風は冷たいです。
宍道湖を右手にひたすら走っていきますと、
出雲大社の文字が見えてきます。
また、風景も独特ですね。
山の少ない四国といいましょうか、とにかく平地の印象が強いです。
そこにやけに間隔を空けて建物が建っているような、そんな感じ。
実際にはそういうわけでもないんですが、
なんとなく、そういう印象を受けます。

国道を逸れて、出雲文化伝承館や島根ワイナリーを通過し、
いよいよ出雲大社
来たかったんですよね、なんだか。
広い駐車場は、なんと無料!
嬉しいじゃないですか。
案内表示に従って進んでいきますと、参道へ行き当たりました。
脇から入っていったみたいです。
途中、立派な銅像などもありまして、他では見ない光景にちょっと興奮気味。

 

 

ただ、ちょうど「平成の大遷宮」ということで、首里城に続きここも「工事中」という感じでしたので、
感動もやや減、ではありましたけどね。
「神こ殿」という宝物殿をじっくり見学し、
おみくじを引き、写真をバシバシ撮った我々。

 

木の幹にまきついているのは、おみくじですよ。
白樺みたいになっています(笑)。

さぁ、お待ち兼ねの出雲そばです。
出雲はそばが名物ですもの。
バシッと頂きますよ。

 

のど越しのいいそばと、あっさりめのつゆ。
うまし。

一息ついても、まだお昼前。
出雲大社を後にして、進路をさらに西へ。
嫁さんが行きたいといっていた、「仁摩サンドミュージアム」。
距離にして約50km。一時間くらいの道のりです。
国道でまっすぐなので、迷うことはありません。
が。
やはり、ここでも雪がチラチラと。
相変わらずのお天気。

 

地元FMを聴きながら走ること、約一時間。
なんとなーく、地味に現れたサンドミュージアムの看板。
ミュージアム手前の駐車場に車をとめ、徒歩3分。
ピラミッドが目印です。

 

雨さえなければ・・・・・・。

中には世界最大の砂時計、一年かけて砂を落とす「砂暦」があります。
なかなかの迫力です。
その他、砂に関する展示がわんさか。
ただ、天気のせいか、お客さんがいませんでした。
スタッフブログを読むと、他の時間帯にはいたようでしたが、
少なくともお昼前後では誰もおらず、
環境映像の上映会は、我々のためだけに流されていました。

なんか、スンマセン・・・・・・。

結局一時間くらいいたでしょうか。
ゆっくりと展示の見学をして、また出雲へ引き返すことにしました。
車に乗る直前にこんなものも発見。

 

分かるかなぁ、ミュージアムのピラミッドが描かれているの。

さて、時間はお昼過ぎ。
なんなら、もう一回くらいそばを食おうと。
晩飯の前までに、せめてもう一回は、と。
ところが、雑誌でいくつか蕎麦屋を見ていても、
お昼過ぎにやっている蕎麦屋はあまりありません。
ランチタイム後に一度閉めてしまう店が意外と多い。
また、やっていても、地図で見る限り分かりにくそうなところが多い。
なので、半ば諦めかけていたのですが、
出雲大社近くの「出雲文化伝承館」には、大正天皇が召し上がったこともあるという蕎麦屋があり、
ここが休憩なしで営業していると出ています。
ここは先ほど目の前を通りましたから、場所も分かります。

んじゃ、ここで。

また、たまたま通りがかることができたので、
先ほど見損ねた、出雲大社正面の写真も撮影。
この頃には、少し青空も出てきました。



ただ、大きくは回復しないのがこの旅行。
うーん、無念。

こちらの献上そば、つゆはずいぶんと辛めでした。
出雲そばというブランドで、味の統一はされていないんですね。

 

そばを腹に収めた我々は、そろそろ疲れてもきていたので、
本日の宿に向かうことにしました。

宍道湖のほとりを抜けて、玉造温泉へ。

国道から温泉街に入っていくと、ここはもうホテル・旅館ばかり。
川を挟んで、狭い道が入り組んでいます。
もう少しすんなりと進めると思っていましたから、
ナビをするこちらは、内心ビビリまくりです。
それでも、ポーカーフェイスを装い、目印を見逃さないように目を凝らして・・・・・・

あ、あった!

玉造温泉「佳翠苑 皆美」。
実は、こういう新聞に「五つ星の宿」と紹介されており、
その中で、この日に空室があったのはここだけだったので、ここに決めたのです。
なので、詳しいことはなにも分からずに現地に辿り着いたのですが、
その外観の立派さにびっくり。
宿の名前はここで間違いないのですが、
本当にここに予約が取れているのか心配になってしまいました。
車を降り名前を告げると、和服姿の仲居さんが荷物を持って案内してくれます。
玄関を入った途端、10名くらいの若い仲居さんが一斉に出迎えてくれました。
若干たどたどしいところもあったので、
研修生かなにかだったんじゃないでしょうか。
カウンターに近づきチェックイン。
間違いなく予約は取れていました(笑)。

部屋に案内して頂いてから、まずは探検(笑)。
とにかく広い館内。
増築を繰り返しているのか、ところどころに寒いポイントがあったりしますが、
それにしても面白い。
ラウンジに茶室、中庭には足湯。
ナイトラウンジ、アパレルショップに焼物の展示まで。
売店も広く、また湯上りにはお茶も出してくれるそうです。
素晴らしい。

大浴場は広々としていて、温泉が非常に気持ちいい。
肌も見事にスベスベ。
おっさんの肌がスベスベなのを想像しても面白くないでしょうが(苦笑)、
とにかく、いいお湯でした。
一つ言うとすれば、浴場の中にまで大音量でモーツァルトをかけなくてもいいかなと。
せっかくの雰囲気が、ちょっと・・・・・・。
風呂の中には、有線放送はいらなかったなぁ。
ともあれ、湯上りに、お茶とあぶり餅を頂いてほっこり。
そしていよいよ夕食です。



興奮して右下に指が写り込んでますね(苦笑)。

 

こんなんよ。
中央の鍋の中はこう。

 

ご飯にだってカニが入っています。

 

新婚旅行と告げてあったので、
グラスワインのサービスも。
また、この他にメイン料理のチョイスがありました。
嫁さんはエビ、私は貝。
どれもうまし!
あまりカニが好きではないという嫁さんが、
「また食べたいね」
と言うくらいにおいしい料理でございました。
地酒もおいしかったなぁ。
ごちそうさまでした。

部屋に戻ったあとも、食事の記憶を反芻していましたが、
やがて疲れていることを思い出しました。
夕べは車中でしたからね、
今晩はベッドで眠れる幸せに浸りつつ・・・・・・。


24日(金)   「新婚旅行 Vol.4」

12月16日木曜日。

今日も今日とて悪天候の沖縄。
ある程度支度を終えてから、朝食会場へ。
今日は和食です。

うん、こっちの方が味が落ち着いていていいですね。

チェックアウトを済ませ、とりあえずは初日に向かった免税店へ。
そこで車を置き、国際通りの市場でランチを。
・・・・・・という計画でした。
しかし、雨風が治まらず、これで通りを歩くのは

かなりイヤです。

というわけで、免税店で買い物を済ませ、
早めに車を返して、そのまま空港へ向かうことにしました。
おかげで、時間がたっぷりできたので、
焦らずに車を走らせることができます。
焦って車線変更なんぞをしようもんなら、事故の元ですから。
事故の元なんですよ。
ねぇ。

・・・・・・左の車線で、レンタカーが一台、地元の車に突っ込まれていました。

2車線の道路で、3台の玉突き。
一番前のレンタカーの左リアが凹んでいましたから、
多少無理に車線変更を仕掛けたんでしょうね。
そこに後ろから突っ込んだという感じ。
いやいや、気をつけないと。

さて、我々は無事に免税店に到着。
出発の2時間前までしか買い物ができませんので、
手早くあちこちを見て回らなければなりません。
まぁ、ホントにあちこち回りましたね。
で、色々買いました。
買ったのですが、免税店ですので、その場では荷物は受け取れません。
なので、いくら使ったか、実感が湧きません。
恐るべし。

お返し、お土産などを買い込んで一段落し、出発。
車を返して、空港まで送ってもらいました。
羽田、新千歳、というほどではありませんが、
かなり広い那覇空港。
お店の数もぎっしりです。
到着時には修学旅行生でなにがあるかもよく分からなかったのですが、
やっと落ち着いて見渡すことができました。

預けられる荷物を預け、ランチ。

 

沖縄料理が普通においしい。
沖縄そばだけは、昨日食べたやつの方が数段上でしたけども。
そういえば、タコライスなるものも、ここで初挑戦。
なんだ、やっぱりタコ入ってないんだ(笑)。

さて、本日天候不良のため、ダイヤが乱れているようです。
数時間の遅れが出ている便もあるというアナウンスもあり、
これまでの旅行を思い出します。
数年前、羽田を出るとき、現地の天候不良で高松には着けないかもと言われ、
翌年の旅行では、高松から帰る便が、霧のためまだ着陸していないと言われ、
ある程度胆を冷やした覚えがあります。
今回、我々の便ではないにせよ、やっぱりコレ系の話はあるんだなと。

ランチを終えてひとしきり店を回り、休憩。
目の前の滑走路には、偉くド派手なカラーリングの機体が。
ポケ○ンジェットですな。
私がトイレに行っている間に、ガン○ムジェットも現れたそうで、
嫁さんが写真を撮っておいてくれました。

 

このデザインは、しかしどうだろう(苦笑)。

そうか。
ポケ○ンジェット、ガン○ムジェット・・・・・・。

マジン○ー・ジェットなんてあったら笑うなぁ(笑)。

ようやく出発時刻も近づき、搭乗口に向かうことになりました。
その直前で、搭乗口の変更が告げられます。
免税品を受け取り、先に進んでいくと、変更された搭乗口はどうやら下。
てゆーか、バス?
乱れたダイヤのせいで滑走路が空いておらず、
我々の乗る便は、隅っこに追いやられたようです。
加えて、なにをゴタゴタしているのか、
飛行機までのバスに乗るにも、目の前でゲートを閉められ、
「今はご搭乗頂けません」
とか。
ゲートの外にバスはいるのに。
で、そこには一組乗ったのに。
少し待ったら、そのまま乗らせてくれたのに。
この5分くらいの間になにがあったのでしょう。

まぁ、空港では色々あるなぁ、やっぱり。

15時過ぎに那覇を飛び立ち、17時過ぎに高松に到着。
預けておいた車に荷物を積み込み、いざ出発。
ずっとオートマ車でおろおろしていた嫁さんは、
自分の車に戻れて上機嫌です。

さて、とりあえず向かうは坂出の町。
瀬戸大橋の入り口です。
そこの入浴施設で休憩をしてから本州へ向けて再出発します。
時折、実家の妹からメールが来るため、そちらへの返信をしつつナビをしておりまして、
落ち着いたので窓の外を見たら、なにやら嫌な予感がしました。
「あれ、坂出は?」
「通り過ぎたよ」
「いやいや、だから坂出にいかなきゃ」
「そんなの、ナビしてくれなきゃ分からないよ」
若干険悪なムード。

何度も通っている道だから、この道沿いにないことくらい分かっていると思っていたのですが。

その先でUターンをし、道路標示に従い坂出の町へ。
香川ではナビ任せの運転しかしたことがなかったため、
どうにも迷いますね。
それでも、見覚えのあるホテルとの位置関係を思い出しながら、
無事、到着
風呂に入ってのんびりできること、レストランがあること、
休憩場所が広いこと、そして

遅くまでやっていること。

今夜は徹夜で走りますので、ここで疲れを取っておかないと。

風呂から上がり、飯を食い、たっぷり一時間以上休憩をしたところで出発。
それにしても、沖縄はやはり暖かかった。
天気が悪くても。
高松は寒いよ。
寒さにピッと気を引き締めて、いよいよ瀬戸大橋です。
自力で瀬戸大橋を渡ることに、嫁さんが喜んでいます。
まぁ、「瀬戸大橋だぁーっ」と喜んでいても、
自分で渡ってしまえば、ただの道ですけどね。

橋を渡りきり、岡山の山奥を抜ける頃、雪がちらついてきました。
途中では、チェーン規制がかかり、冬装備のチェックもしていました。
スタッドレスの我々はあっさりと通過し、
次第に交通量の少ない方へ。
まぁ、そりゃいないでしょうね。
夜中に、山陰地方に抜けるなんて酔狂な輩は。

途中PAで若干休憩をし、運転交代。
スクリーンセーバーのように飛んでいく雪の中、
そろそろ鳥取県です。


23日(木)   「新婚旅行 Vol.3」

12月15日水曜日。

旅行三日目も、どんよりと曇りの沖縄。
さすがに疲れていたのでベッドから出られず、
8時過ぎ頃にノロノロと朝食に向かいました。

客室から出たところの風景。

 

フロントロビーから。

 

改めて凄い景色です。

さて、今日は洋食のバイキング。

 

会場はかなり広かったです。
ちゅーか、ここはとにかく規模が凄くて、
なにをするにも探検している気分です。

食事は、うーん、まぁまぁかな。

腹を満たし、売店に向かうと、その前では朝市が開かれていました。
そちらを冷やかし、売店の中へ。
さすが沖縄、特産品のオンパレード。
中でも、泡盛の試飲コーナーがあったのには驚きました。
その試飲できる数が半端じゃないんだもの。
20本くらいあったんじゃないかしらん。
試してみたかったのですが、
これから出かけるというところなので我慢。

フロントに行き、今夜食事を取ることを告げると、
新婚向けといいますか、そういうお客向けのメニューがあると言われました。
こちらが想定していたメニューよりお安いもの。

えーと。

お得なのはいいのですが、
スタンダードメニューと比較しても料金的には安い方で、
特別メニューと言われても、なんとなく違和感を覚えます。
ある意味覚悟をして、「コレが食いたいな」と思っていたところで、
それよりも安いものを提示されたので、
「中身はもちろん落ちるよねぇ」
という思いに駆られまして。
でも、まぁ、デザートもそういう人向けになっているというので、
そちらをオーダーして、出かけることにしました。

向かったのは、

 

もちろん、嫁さんの希望です。
かなりな山の中で、辿り着くのに苦労しました。
見学できるスペースは狭かったですが、
結構訪れる人はいましたね。
我々の前には幼稚園児の見学、あとには社会人や高校生らしきグループもいました。
あの狭い道を、バスでどうやってきたんだろうと首を傾げていたのですが、
(本当に狭かったのよ)
帰りにそれが判明しました。
行きの道はナビで出た通りに進んできましたけども、
帰りは、なにかどこかを間違えたんですね。
そしたら、そこそこ広い道に出まして。

「あたしの知ってた道、こっちだ!」

と嫁さんが叫びました。
首を傾げながら走っていた行きは、近道だけどもかなり険しい道だったのね。
こちらは、途中、かなりいい感じでアンテナが見える場所があったり、
「イノシシ捕獲機あります」
の看板があったり、楽しい道でした。

一度ホテルに戻り、ランドリーにかけていた洗濯物を乾燥機にかけ直すと、
時間つぶしのために、敷地内の「海中展望塔」へ。
ビーチをそぞろ歩きながら、ときおり雨に降られながら、
海の中に建つ塔へ向かいました。
海に突き出した橋を渡っていくことになるのですが、
このときの天気が大荒れ。
雨はさほど降っていませんが、とにかく風が強い。

 

伝わるかなぁ、この波。



ホント怖い。
風で吹き飛ばされそうになるんだから。
弱高所恐怖症なので、時折足がすくみました。

ビビリながら(私だけね)塔に辿り着いた我々。
狭い螺旋階段を下りて、海底へ。
水深5mくらいでしょうか。

 

壁面に直径30cmくらいの丸い窓が開けられていて、
そこから海中が覗けるというもの。
こんな魚の群れが、海の中を漂っているのが分かります。
結構な種類が泳いでいました。
で、潮の流れがきついから、波が戻ると魚たちも一緒に戻されていくんですよね。
当たり前ですが、無表情で(笑)。
この、成す術もない姿がたまらず、しばらく滞在していました。
楽しかったっす。

さて、ひとしきり海中を楽しんだ後は昼飯です。
今日の昼は、沖縄そば。
といっても、専門店は数多くあり、どこに入っていいのか分かりません。
予めホテルを出るときにフロントに、おいしい店を尋ねておきまして、
候補3つのうち、面白そうなところに行くことにしました。

 

古民家を復元した、沖縄そばのお店

 

そして沖縄そば。
おいしかったですよ。
本当は定食とか、もっとボリュームのあるものにしたかったんですが、
この時点で14時近いので、夕食のことを考えて断念。
今度はもっと食うぞ。

ホテルに戻り、また一眠り。
日が暮れた頃に起き出して、いよいよディナーです。

席に着くと、ワインメニューを出されましたが
さすがにお高い!
嫁さんは酒は飲めませんし、
見栄を張って高いものを頼むこともないので、
グラスシャンパンだけをオーダーしました。

お味としては、うーん、こんなもんかなという感じ。
包み隠さず正直に言えば、期待外れ。
箱根の方が遥かにうまかったですね。
あとで、職場の沖縄出身の子に話を聞いたら、
沖縄のフレンチの歴史は浅いんだとか。
圧倒的に中華がおいしいとのこと。
ついでにいうと、水道から出る水は、そのまま飲んではいけないらしい。
現地の方は、なにかに使うときでさえ煮沸をするそうです。
確かに味に違和感があり、
私も嫁も少し体調を崩したのですが、
その原因は、どうやら水。
こういうところを考えると、沖縄はやっぱり異国ですね。

さて、コースの最後、デザートには、ケーキを出していただきました。
コレは普通においしかったです。

 

食事も終わり、席を立ったあと、
嫁さんが、なんのきっかけか、カウンターにいた女性スタッフと話をし始めました。
「どこから来られたんですか」
「本州、山梨です」
「じゃあ、東京からですね」
「いえ、高松から」
「・・・は?」

ま、そらびっくりしますわな。
山梨から車で四国にいき、そこから沖縄に飛ぶ酔狂な人間が、
そうそういるとは思えません。

そんな酔狂な人間は、明日、またとんでもない大移動をやらかします。


22日(水)   「新婚旅行 Vol.2」

12月14日火曜日。

一夜明けた琴平。
やはり曇り。
表に出れば時折青空も見えるのですが、
基本は曇り空。

さぁ、今日はキングです。

地図とにらめっこをしながら、
「ナビがあればスムーズにいけるのに」
という言葉を飲み込みつつ走りまして、
無事、キング「山越」に到着。
行列のない山越で食すのは、一種の快感です。
1杯目は、名物かまたま。

 

2杯目はかけ!

 

ンまい!

売店で買い物をする間、看板猫(?)が野太い声で鳴いていました。
ひとしきり我々にまとわりついていたのですが、
気が済んだのか、すっと離れていきました。

腹を満たした我々は、一路高松空港へ。
またコレも道に迷い・・・というか、迷うはずのない道だったのですが、
地図通りに走っていたら見知らぬ峠道を走らされ、
思わぬ遠回りを強いられました。
恐るべし香川!

空港で車を置き、2泊分の荷物と撮影機材を抱えて、
我々は機上の人となりました。
向かうは、南国沖縄!

 

飛行機の窓から撮影。
雪原のように見えるのは、もちろん雲。
青空と白い雲の対比は綺麗です。
しかし、眼下が真っ白ということは、そう、

曇りだということ!(落涙)

2時間あまりのフライトで、浅い眠りをとりながら、着陸を待ちます。

やがて辿り着いた那覇空港。
空港ロビーにはぐっちゃりと団体がいました。
すべて修学旅行生。
何校いたんだろう。
自分たちが修学旅行で出かけていたときには、こんな風に見られていたのかと思うと、
やりきれない恥ずかしさを感じます。
それくらいに鬱陶しい存在感でした。

 

てゆーか、なんだこの暑さは!?

そこそこの気温だろうと考え、上着を置いてきたのは大正解でした。
Tシャツにシャツを羽織って袖をまくってちょうどいいくらい。
それでも、現地の人たちの中には、ジャケットを着ている人もいるんですよね。
季節感ないわぁ。

レンタカー屋で車を借りて荷物を載せ、
ナビに目的地設定をして、いざ出発。

機内から見ていた雲の量にしては、青空も広く見えていて、
まぁまぁ気持ちのいい那覇市内。
行き先はこちら
といっても、ココは目的地ではなく、経由地。
ココの駐車場に車を置いて、一日乗車券を購入し、モノレールに乗りました。
最寄りの「おもろまち駅」から終点で降りて首里城へ。
ここらで天気が崩れ始めます。
「曇ってきたねぇ」
と言いながら改札を出ると、首里城までのバスがあると書いてありました。
どこから乗れるのかと探しながら駅の階段を下りていくと、
その足元で雑談をしていたタクシーの運ちゃんが、
「首里城に行くなら乗ってきなよ」
と話しかけてきました。
バスに揺られていくならアリだったのですが、タクシーはなんか気分ではなく、
その馴れ馴れしい話し方も好きではなかったのもあって、
勢いでそのまま通り過ぎてしまい、
結局バスも見つける余裕もなく歩き始めてしまいました。
まぁ、それでも「20分くらいかかるよ」ということなので、
大して苦にもなりません。
あちこち余所見をしながら歩いていると、やはり面白いものが見つかりますね。

 

 

有名なコンビニもこんなカラーリング。

 

大学の門にもシーサー。

この奥へと歩いていくと、タクシーが数台止まっていました。
どうやら、修学旅行生の足として使われているようです。
観光バスみたいに、ダッシュボードに「○○様ご一行様」みたいな紙が置いてあったので、
何気なく見てみたら、
「塩山高校」
の文字。

をいをい!
山梨の高校じゃんよ!
なんでこんなとこにいんのよ!

たまらず二人して噴出しました。

塩山ショックをやり過ごし、それらしい建物が見え始めたところで、
なにやら頭に当たるものが・・・・・・。
雨です。
いよいよ降り始めました。
しかし、残念なことに、傘は荷物の中。
てゆーか、車の中。
なんだかいつもこうです。
成り行きで歩き始めて、気がつくと雨に降られて、傘の一つも持っていない。
長野でもそうでした、京都でもそうでした、そして沖縄でも同じ目に遭っています。

学習能力皆無。

でも、もう引き返せませんので、
カメラをかばいつつ、そのまま先に進みます。
だって、しょうがないもん。

修学旅行を含む団体さんがあちこちにいる中、やっと首里城へ。
ここはもう、写真を撮ったところが多すぎるので、
代表してコレ。

 

外観の修復工事中でした。

内部も写真が撮れるんですね。
コンデジや携帯で撮影する団体さんの陰で、きっちり撮らせて頂きました。

 

窓がなく、だいぶ暗い屋内でしたので、撮影には苦労するかと思いましたが、
ISO1600でも、ずいぶんノイズが少なくなりました。
引き伸ばしでもしない限り、まったく問題ありませんね。

外に出た頃には少し薄暗くなってきていました。
天気がよければ、さぞかし美しく漆の朱が輝くんでしょうね。

モノレールの駅まで歩く道すがら、
先ほどの大学の前辺りに差し掛かったときに、
一人のおじさんがこちらを見てギョッとしました。
知り合いでもないけど、なんだか見覚えのあるおじさんだと思っていると、
「お客さん、さっき首里城に行った人だよね?」
「え、ええ」

そういえば、行きに、タクシーの運転手さんに
「雨だよ。傘なしで大丈夫?」
と声をかけられました。
この人が我々を覚えていたんですね。

おじさんに、半ば呆れられたように
「そんなに見てたの?」
「はぁ」

どうやら、首里城見学にはこんなに時間はかからないようです(^^;

あまりに気に入ったと思われたのでしょうか、
おじさんが、オススメスポットを教えてくれました。
行ってみると、確かにいい感じに見えます。
天気と時間帯さえよければもう少し感動できたかな。

さぁ、そろそろ腹が減ってまいりました。
沖縄についてからこっち、なにも食していません。
モノレールで、一路国際通りへ。

沖縄の国際通りは、繁華街であり完璧に観光地です。
飲食店と土産物屋が所狭しと並んでいます。
そんな中で、嫁さんがステーキを食うというので、
沖縄初心者の私は素直についていきました。
ところが、お目当ての店は満席で30分待ち。
腹の具合からすれば待てないこともありませんでしたが、
駐車場を締められてしまう恐れがあります。
諦めてすぐ近くの店へ移りました。
店の前では、店員さんが必死に呼び込みをしています。

「あぁ、○○さんね。パフォーマンスを見たいならあちらの方がいいでしょうけど、
 味の評判は、正直うちの方がいいですね」

こんなことを言って、足を止めたお客さんにアピールしているんですもの。
必死でしょう?(笑)

で、ともかく店内へ。
すると、コレがまた高校生ばっか。
修学旅行生って、こんな時間でも外に出てウロウロしていいの?
我々の時代には考えられません。
食事は宿で取り、その後の自由行動ってんなら分からんでもないですが、
これ、完全に夕食じゃないですか。
しかも、こんな繁華街で。
すげぇなぁ、ゆとり。
メニューを見ると、これまたかなりのお値段。
国産牛なんて、心臓をギュウッと握り締められたようなお値段ですよ。
大人の我々が躊躇するこんなもの、
高校生にはオーダーできんて。
案の定、大抵のコは軽食みたいなもので済ませていましたね。

とりあえず、牛のたたきやステーキ辺りをいってみましたが、
まぁ、普通にうまかったです。
感動するほどではありませんでしたが。

店を出て、時間に少し余裕があったので、通りを歩いてみました。
いわゆるお土産品はもちろん色々あるのですが、
中でも泡盛の品揃えには度肝を抜かれました。
絶対に本州じゃ見かけないですもん。
Tシャツに書いてある文字に笑い、
ボトルの中で牙を剥いているハブに目を丸くしながら、
駅を目指しつつブラブラと歩き、モノレールで車を拾いに行きました。
免税店は最終日にじっくり見ることにして、
宿に向かうことにします。

沖縄の高速は無料化実験中なので、気にせずに高速へ乗りました。
ほぼ始点の那覇インターから乗り、終点の許田インターまで、1時間弱。
そこから、本日のお宿へ。
嫁さんのたっての希望でここにしましたが、
私にはどんなところか分かっていませんでした。
まぁ、とにかくここは規模が凄い。
で、非日常性も凄い。
こんな庶民がこんなところでいいのかと思うくらい。

玄関前に車をつけると、すぐにバトラーがやってきました。
女性のバトラーです。
こんな時間にも女性がいるの?
荷物を降ろし、車を預けてフロントへ。
チェックインはロビーのソファでと言うので二人して腰を下ろすと、
すっとドリンクが出されました。

ロビーはこんな感じ。

 

窓はすべて開放されていて外気が入ってきています。
間接照明だけで演出されて、雰囲気はいいですね。
航空券+2泊と朝食という状態にしてあったので、
翌日の夜に食事を取りたいと告げると、メニューブックを渡してくれました。
このまま部屋に持ち帰っていいそうです。
朝食券は2名2泊分で4枚渡されたのですが、
朝食は和食でも洋食バイキングでも好きな方に行っていいと。
朝食をランチにするのであれば、チケットを持ってそのままレストランに行ってくれればいいと。
コレは凄いです。
バイキングであれば、確かに食数をあまり気にする必要はありませんが、
和定食はそうはいきません。
しかも、ランチに振り替えもできるとなると、
どんだけ懐が深いのよと心配になるくらい。
コレを事前に申告しなくていいってんだから驚きます。
ただ、相当量のロスも出るだろうと考えると、
一概にいいとは言えませんけどね。

エレベータで9階に上がり部屋に向かう廊下。
ここもすべて窓を開放。
風や波の音が聞こえてきます。
物凄いリゾート感。
客室に入ってさらにびっくりの広さ。

 

しかも、ベッドルームとバスルームが、窓を開ければつながってしまう!
風呂に入っているところならまだしも、トイレも丸見えじゃないか!
これだけの演出をするのであれば、
トイレは分けてほしかったなぁ。

しばらくすると、ドアがノックされました。
新婚旅行であると告げてあったので、
特別ドリンクとして、フルーツカクテルをサービスしてくれたのです。

 

うまかったですよ。

テラスに出て空を見上げてみました。
基本曇りで風が強いため、せっかくの撮影機材も活躍できません。
雲間から、わずかにオリオン座が見えました。
つーか、なんか位置がおかしくない?
緯度の差、ってやつですね。
嫁さんは、カシオペヤ座の高さの違いを実感したそうです。

こんな天気なので、ふたご座流星群はダメでした。
山梨は晴れたみたいで、嫁さんが全力で悔しがっていました(苦笑)。

スプリングの具合もちょうどいいベッドに転がり、
今日もそのままダウンです。
本日も強行軍でございました。

明日はJAXAの沖縄通信局です。
天気がよくなるといいなぁ。


19日(日)   「新婚旅行 Vol.1」

いってきました、新婚旅行。
今さらな感じではありますが、とりあえず新婚旅行です。
今回はとにかくアグレッシブな行程、
それゆえに、誰にも行き先を告げずに出かけたのでした。

説明が長くなるもんで(笑)。

ではいきましょうか。

12日、仕事を早めに切り上げさせてもらい、帰宅。
早々に支度を終えて、家を出たのが23:30頃。
向かうは四国、おなじみ、香川県。
お目当てはうどん、といいたいところですが、
本命は寿司。いつもの春日鮨です。
今回は車移動なので、お土産を持っていくことにしました。
寿司屋なので日本酒をと思ったのですが、
琴平の地酒に張り合えるものを見つけられず、
びっくりさせる目的での一升瓶のワインと、
他県には出回りにくいワインを持っていきます。

ついでに、と言ってはなんですが、
旅行中にふたご座流星群の極大も迎えるので、
撮影機材も積み込んでいます。
また、行程7日間を想定しているので、
途中で洗濯をするとはいっても荷物は多く、
そのおかげで、嫁さんの車は心なしか動きが重い(苦笑)。

嫁さんがハンドルを握り、ぎりぎり日曜日のうちに長坂インターより中央道へ。
岡谷JCTで、いつもは左(長野道)に車を向けるところを、
そのまま名古屋方面に。
あとはひたすら西へ走り続けます。
名古屋、京都、大阪という文字をやり過ごし、
兵庫に入ってから南へ舵を取りました。
休憩を挟みつつ走ること8時間。
やがて見えてきた「神戸淡路鳴門道」の文字。
ここから淡路島を経由して四国へ入っていきます。

 

明石海峡大橋。

 

橋を渡ったところでサービスエリアで休憩。
天気のよくない淡路島でしたが、
大荒れというほどでもなく、
証拠を撮影しつつ、

 

のんびりしてから再出発。

 

終わりかけとはいえ、まだまだ紅葉が残ってるんですね。
12月も半ばだっちゅうのに。

海だ海だとはしゃぐ「海なし県民」の嫁。
淡路島を通過し、鳴門海峡の渦潮「らしきもの」を「かろうじて」見て、四国上陸。
ここでETCのゲートを通過。
2700円くらいでしたか。
そこから高松自動車道で高松市内まで走りましたら、2100円。

山梨から四国までの金額と大差がないって・・・(苦笑)。

さて、仮眠をしたものの、基本的に走りっぱなしの我々ですので、
二人して大いなる眠気との激しい抗争中。
とはいえ、時刻は午前11時。
琴平まで走ったとしても、まださすがにチェックインには早いです。
そのため、とりあえずうどん屋へいくことにしました。
せっかくなので、いつもは見送っていた、高松市内の「竹清」。

 

 

かけと半熟卵の天ぷら。

うまし!

さて、方向は琴平にするとして、時間はまだまだありますので、
いつものまんじゅう屋を目指して、鳥坂へ向かいました。
懐かしい酒まんじゅうにほっこり。

甘みにじんわり癒されながら、店の外を眺めていると、
うどん屋の看板が目に留まりました。
女性店主の手打ちのうどん屋だそうです。
せっかくだからとそちらに車を向けて、
知らない街を走っていきました。
狭い狭い住宅地を抜けて詫間駅前へ。
で、コレ。

 

もはや、お馴染みですね。
脱力して笑いながら来た道を戻っていくことにしました。

さて、今回は嫁さんの車なので、ナビがありません。
すべては、地図と旅行雑誌が頼り。
そしてこの地図はそんなに細かくありません。
そして、香川のうどん屋は、得てしてそういう路地裏に入ったところにあったりします。
ちゅーか、田園風景とぽっこりした山の間を縫うようにして路地が入り組んでいるのが香川です。
なので、来た道のつもりが、違う道を走っていることもしばしば。
大まかな方向と道路標識が生命線です。

まぁなにが言いたいかと言いますと、
ココで少し迷ったんですね(苦笑)。

でもでも。
瞬時のざっくりした状況判断と、ざっくりした道路の案内と、
眠気もあって大らかな嫁さんのおかげで、
険悪な空気になることもなく、無事に琴平の街に入っていきました。

ナビを使うと道をまったく覚えないので、
ポイントポイントが線でつながっていないんですね。
本当にそれを痛感します。

さぁ、琴平の懐かしい街並みに安堵はしたものの、
まだ13時30分ではホテルには入れません。
なので、もう一軒。
「こんぴら街道」。

 

 

うまし!

そろそろ14時前くらいになったので、
予約していたホテルに向かい、恐る恐るチェックインができるかと尋ねると、
笑顔で大丈夫と答えてくれました。
眠気ですっかりグロッキー状態の嫁さんを連れて部屋に入り、
二人してダウン。
雨だったということもありましたが、
今回ばかりは、さすがに琴平の街を歩く元気はありませんでした。

日も暮れて、いよいよお目当ての「春日鮨」。
お土産を手に、夜の琴平の町へ。
路地に入り、細い道を歩いていくと、懐かしい暖簾が見えてきました。
臨時休業や貸切ではない様子でホッとしつつ、ガラッと戸を開けましたら、
おかみさんが出迎えてくれました。
年に一度しか伺わないのに、すぐに我々のことに気づいてくれまして、
ありがたいことです。

お土産と差し出した、山梨名物である一升瓶のワイン。
日本酒か醤油かという、そのフォルムに驚かれていました。
持ってきた甲斐がありました(笑)。

さて、待ちに待った寿司です。
にぎりの竹を一人前ずつと、
地酒「悦凱陣 興」。
とりあえずビールというのもいいのですが、
このお酒がおいしいということは分かっていますし、
変に残らないことも分かっていますので、最初からコレです。
ビールを飲んで腹を膨らますのももったいないですし(笑)。

今回は寿司を撮影する余裕もありました。

 

 

 

サイドメニューもうまし!
カキですよ、味噌仕立てですよ。
以前、「冬はカキがうまいですね」と言われていたんです。
甘めの味噌が絡まり、ホクホクのプリップリです。
いいでしょ♪

18時頃に入り、出たのが22時頃。
すっかり長居してしまいました。
それでも、また来るぞと意気込んでいます。
だっておいしいんだもの。

幸せを満喫しつつホテルに戻った我々。
そのままあっさりと落ちました。

さぁ、明日はキング。
そして、また大移動です。


12日(日)   「いよいよ今夜から」

今日で7連勤。
そして今夜から、いよいよ始動。
7日間の特別休暇をもらい、

新婚旅行です。

今さらな感じもありますけども(苦笑)。

ひとところに滞在するのではなく、
移動移動でアチコチ。
行き先は国内です。
今まで行こうとしなかったところにも行ってきます。

仕事が終わってからでは書き込む暇もないでしょうから、
とりあえず、これで。

では、いってきます!


P.S.
 早めに上がらせてもらい、風呂に入り、支度を整えたところです。
 一週間全国的に天気が悪いのはなぜなのか、
 首を傾げつつ、行って参ります。


9日(木)   「肝心なお話を・・・」

ここ数日バタバタしていて、肝心なお話をし忘れていました。
健康診断後のお話。

健康診断終了後、当然出勤でしたが、
そのままでは空腹でやってられませんので、
ご飯を食べに行きました。
いつもの魚屋。

 

まかないランチ!

カウンターに座り、手早く刺身をさばくマスターを見ながら待つこと15分。
デンとお盆が出てきました。
「今朝は健康診断にいってきましたよ」
「あそぉ」
「ズビッ・・・(味噌汁をすする)夕べからなにも食ってないから、味噌汁が染みるなぁ」
「ははははは」
「昨日誕生日だったのに、なにも食えなかったんですよ」
「うそ?! 切ないねぇ。じゃぁ、一人バースデー?」
「そんなとこです。(魚を頬張る)・・・うめぇなぁ!」

なんてことをやってから、仕事に行きました。
で、帰ってきたら、一日遅れのバースデー。

 

嫁さんの手作りケーキ。
スポンジふわふわです。

もういっちょ。

 

手作りローストビーフ。
手作りっすよ、嫁さん、作っちゃいましたよ。

いいお肉でした♪
うまかったっす。


6日(月)   「地味な誕生日」

本日37歳の誕生日。

しかぁし!

明日は健康診断のため、今日の夜からなにも食えず。

記念日云々は確かに好きではないです。
自らなにかするとか、なにかしてもらうとか、
そういうのは好きではないけれど。

でもね。
なにもしちゃだめと強制されるのはいまいちだなぁ(ワガママ)。


5日(日)   「甲斐クラフト」

アイメッセ山梨で、年に一度開かれる「甲斐クラフトフェア」。
知り合いの作家さんが出展するので、
披露宴のアルバムを片手に、嫁さんといってきました。

今回は久しぶりのクシ職人にも会えてよかった♪

みんな、アルバムに感心し切りでした。
まぁ、私の写っているショットには
「これはいらんな」
と罵声を浴びせられたりしましたけども(チクショウ)。


4日(土)   「アルバム」

披露宴のときのアルバムが出来上がりました。

なんていうか、「コレって写真集じゃん!」というくらいにまで仕上げて頂きました。
いや、すげぇわ。
そりゃ、あんだけ撮ったんだもん、こんなふうにできるわな。