2011年11月

28日(月)   「いよいよか」

本日もお休み。
昨日友人の披露宴に出かけた嫁さんが、
「肉料理がステーキじゃなかったから、ステーキが食いたい!」
と叫びまして、
まぁたまにはいいかと、ステーキを食いに出かけました。
といっても、ファミレスですよ。
ありますよね、全国チェーンのファミレスでステーキ専門店があるやつ。
劇的にいい肉というわけではありませんでしたが、
とりあえず「肉食いたい病」はなんとか治まりました。
その後買い物に向かったところ、
あちこちで白いものがちらちら。
雪ではありません。
羽ばたいています。
小さいものがひらひらと。

雪虫・・・・・・ですね。

こいつが現れると、数日中に初雪になるといわれる小さな白い虫。
シロバンバとも呼ばれますが、いずれも俗称です。
詳しくは調べてみて下さい。

甲府盆地のどこに行っても、ちらほら。
これは、そろそろですかね。
すでに富士山や八ヶ岳は白くなっています。
先日は職場が雲の中に入り、雪が降りました。
(舞うというよりは、降るという感じでした)
ということは、ほぼ間違いないでしょう。

タイヤもバッテリーも交換済み。
いつでも来いやー!


27日(日)   「探鳥会」

いつ以来でしょうか。
久しぶりに探鳥会に行ってきました。
参加者は、顔なじみの常連さんと、
朝2時半に起きて出てきたという埼玉の方との3人。
風もなく気候は穏やかだったのですが、
あまり鳥が出てくれなかったのが残念。
ホオジロだけは、いつも通りじっくり見られましたけど。

しかし、残念なのは、アイピースを買ってこなかったこと。
先日都内に出たときに、ヨ○バシで40mmのアイピースを見つけていました。
これがあれば、探鳥で使っている望遠鏡の倍率を30倍くらいまで落とせるので、
導入がしやすくなるのです。
が、なかなか探鳥会にいけないため、
「買っても仕方ないか」と先延ばしにしたところで、
たまたま参加できてしまったというわけで、
「買っときゃよかった」
と悔やみながら回る始末。

ちなみに、現状で40倍ほどの倍率です。
もちろん見られないわけじゃありません。
逆に大きく見えるわけですから、
導入さえスムーズにできれば、
まぁ、いいっちゃいいんですけどね。


11日(金)   「ロングドライブ vol.3」

日が昇る前に目が覚めまして、
白々明けていくのを部屋の窓から見ていました。
早朝にドアの下から差し込まれていた朝刊を読みつつ、
のんびりと過ごす朝。
そして朝風呂。

いいですなぁ。

バイキングでの朝食を終え、
まったりと部屋で過ごしてから、プラン特典であるワンドリンク券を持ってラウンジへ。
ここでものんびりと新聞を読み、
まったりと。



神戸、兵庫観光をするのもいいのですが、
なにか今ひとつそそるものがありません。
おしゃれスポット、とはいいますが、
全国どこにでもそういうところはありますし、
いまさら別にね、という感じ。
香川みたいに、「ここじゃなきゃ!」というものを感じないんですよね。
なので、結局ココに向かうことにしました。



それこそどこにでもあるようなところですが、
どこに行くかで悩むくらいなら、こういうところの方がいいかなと。

とりあえず、でかいですね。
御殿場とトントンくらいでしょうか。
まぁ、根っこが同じですから、当然でしょうけど。
ざーっと中を見た後、神戸牛でランチ!
・・・とまではいきませんでしたが、
とりあえずステーキを食べてアウトレットを後にしました。



あとはひたすら走るのみ。
大阪では偶然



撮影に成功。
たまたまカメラを向けていたらそこに出てきた、という感じ。
ギリギリでした。



本当にまっすぐですね。
眠くなります。
ぐねんぐねんと曲がりくねる甲信越の道路の方が嬉しく感じます。

結局21時前には帰り着きましたね。
お互いにお疲れ様。
本当はもっと滞在していたかったですけどね。
まだまだ香川には行きたいところがいっぱいです。

また行くの? と言われそうですけども(笑)


10日(木)   「ロングドライブ vol.2」

お天気は、やはりいまいちの11月7日。
なかなかすっきりとしませんね。
でも、気温は高め。
先日の香川は、最高気温25度といいますから、
まだまだ日差しがあれば蒸し暑いかもしれません。
・・・・・・11月だというのに。

早めに起床した我々は、
昨夜の寿司の幸福感を反芻しながら、出発の支度を整えました。
向かうは当然、キング『山越』。
場所をざっくり地図で確認して出発。
ようやく、点と点が線でつながるようになって来ました。
やっぱり、ナビはだめね。
自力で走らないと、道がつながっていきませんもの。

といっている傍から、交差点を行き過ぎましたけども(汗)。

さて、キングに到着したところ、
すでに行列が。
朝9時10分ですよ。
月曜日ですよ。
これまで、山越えに来てこんなに混んでいたことがありません。
びっくり。
どうやら、うどん行脚に来ているらしい、若者の団体。
ブームは過ぎたと思っていましたが、
まだまだ熱は続いているようですね。

カウンターの中はこんな感じ。



・・・と、並んでいたギャル(死語)の一人がなにかを言いました。

「え、ここってかまたまなの?」

私は耳を疑いましたとも。
こんな言葉が、のど元まで出掛かりましたね。

「おとといきやがれ」

飲み込みましたよ。
えぇ、飲み込みましたとも。

大人ですから。

混雑とはいっても、
そこはうどん屋ですから、
さほど待つこともありません。
朝ですしね。
さくっとかまたまを受け取りまして、
店内といいますか店外といいますか、
店の奥のベンチに腰掛けました。



かまたまやま(かまたま山かけ)。
それに鳥串とじゃがいもと揚げもち。
言う必要もなく、美味。

ところで、昨年は猫がうろうろしていましたが、
今年はコイツ。



無防備にもほどがあるでしょ。
恐らく、地面に落ちた天ぷらのかすなどに味を占めてやってきたのだと思いますが、
その距離10cmですよ。
さすがに手を近づけると避けていきますが、
基本的に逃げません。
挙句ベンチに乗っかる始末。
凄い。

いつものようにお土産のうどんを実家に送り、
2軒目に向けて出発。
次は『たむら』。
こちらも名店として名を馳せるお店。
『山越』からそう遠くありません。



お店はこの写真の右。車の前にあります。
ぶっきらぼうながら優しいおやじさんにうどんを渡してもらい、
ひやならそのままダシを、
あつなら一度湯がいてからダシをかけます。
そして、トッピングを選んだら食す。



非常に優しい味でした。
なんでしょう、ホッとする、そういううどんです。
いいお店でした。

またしても悩む3軒目。
腹はそこそこですから、無理に食うことはないですが、
さりとて、これで香川を去るのは惜しいところ。
実は昨日、1軒逃がしたところがあったので、
そこを目指すことに。
名前だけで決めた『家康』。
ここのかえしうどんがうまいというので、目をつけたのです。
坂出北インターの近くなので、
ここで食べて高速に乗って、という算段でした。
しかし、詳細地図が手元にない我々は、
ここでまたしても迷うことに。
目を皿のようにしても一向に見つかりません。
さすがにあまり時間をかけてもいられないので、いい加減、諦めようとしたところで、
「だったら、『がもう』に行ってみない?」
と嫁さんが口を開きました。
名店『がもう』。
店内が狭いため、外で食すうどん。
この開放感が、うどんの旨さとあいまって素晴らしいお店。
しかし、いかんせん道が狭い。
そして、人気店ゆえに非常に混んでいる。
狭い道にひっきりなしに車が出入りするので、
5年前の訪問以来、どうしても二の足を踏んでいたのです。

「前はレンタカーだから怖かったけど、自分の車ならいけるよ」

と頼もしい嫁さん。
そして、前回とは違う道でトライ。
そうしたら、もちろん道は狭いのですが、
やけにあっさりと辿り着けました。



ちょうど昼時だったので、すでに行列ができていました。
相変わらずの混雑ぶり。



これがうまいんだ。



麺喰地蔵に見送られて、今年のうどん遍路は終了。
さぁ、ここから有馬温泉へ。

今年の初め頃に行く機会があり、
すっかりそのお湯にはまってしまった有馬。
そして食事にはまってしまった、このお宿
そのときには、地図通りに進んだはずなのに、
まったく見当違いの道を走ってしまうなど、
よく分からない窮地に追い込まれていましたが、
前回頂いてきた周辺地図もありますから、
今回はなにも怖くありません。
インターを降りて地図通りに交差点を折れていく。

やっぱり、前回こんな道は走ってないね。

まだ、周囲も明るいので、道を確認しやすく、
やけにあっさりと有馬温泉の駅まで辿り着けました。
そして、その先の「太閤橋」。
交通量の多いところなので、
脇の雑貨屋さんに入るついでにパチリ。



香川もそうでしたが、紅葉はまだ早いようですね。

お店をざっと冷やかして、いざホテルへ。

玄関前に着くと、やけに花が置いてあります。
どうやら団体さんがいる模様。
アパート経営で有名な大手土建屋さんのお客さんの集まりのようです。
となると、風呂が大変混むはずなので、
ちょっとしくじったかなと。
まぁ、悔やんでも仕方ないですけども。

チェックインの手続きをしようとして驚いたこと。
今回の旅行、「挙式一周年」ということでやってきました。
宿の予約をする際にも旅行の目的を尋ねられていたので、

「挙式一周年」

としていたのですが、
どこでどう間違ったのか、

「結婚記念日」

に変わってしまっていました。
なので、スタッフの方より
「結婚一周年、おめでとうございます」
と口々に声をかけて頂き、



という、ちょっとお祝いムード。
座布団もお祝い仕様だそうです。
食事にはお赤飯まで出して頂いて、
「ちょっと違うんです」
と言い出すこともできず、
ありがたくご好意に甘えさせて頂きました。

食事もおいしかったですが、
ここは有馬温泉。
やっぱり風呂。
最高ですね。
肌がすべすべ。
体も温まり、あっさりと撃沈。


P.S.
 本日、某番組で「山梨県中北部ではタニシの味噌汁が出る」とありましたが、
 少なくとも、ウチでは出ませんし、
 根っからの県民である嫁さんも食ったことはないそうです。
 近隣の食事処で出た覚えもありません。
 確かに食べる人もいるそうですが、
 みんなが食うものではないということだけはお忘れなく。

 そういえば、香川の寿司屋で大将が
 「香川県民は新築のお祝いに、風呂でうどんを食うなんてあるわけねぇだろと笑っていた」
 とおっしゃってました。
 「でも、もっと西の方では本当にあるって聞いて驚いた」
 のだそうです。
 琴平も結構西ですが、それよりも西のエリアの話。
 県民でさえ知らない事実があるのですから、
 そちらの方がびっくりします。
 ある地域を面白おかしく紹介するのはいいのですが、
 その県に、さもそれがすべてだといわんばかりに突飛なイメージを植えつけてしまうあの番組の手法は、
 多少問題があるような気もしますね。


9日(水)   「ロングドライブ vol.1」

秋の恒例、四国巡礼。
今年も行ってまいりました。
またしても、車で。

11月6日午前2時半。
支度を整えて、出発。
ハンドルを握るのは嫁さん。
向かう先は香川。

相変わらず、ピンポイントで雨の予報のこの日程。
出だしこそ曇りでしたが、やがて雨がポツポツと。

まぁ、いつもの通りです。

嫁さんと交代しながら、名古屋を越え、大阪を越え、兵庫を越え、
いよいよ岡山へ。
いつもであれば、交代しつつも、なんとなく眠れずにいるもんですから、
最後まで二人して起きていて、
結局フラフラになるというところなのですが、
今回ばかりは途中で交互に仮眠を取りながらだったためか、
比較的元気な状態で瀬戸大橋に辿り着きました。



橋中央のSAからも。



瀬戸大橋を堪能した我々は、再び車を走らせ、
いよいよ香川の玄関口、坂出へ。

まずは1軒目。
坂出北インターから程近い、『北乃家』。





かけに天ぷらと温玉を載せました。
いやいや、いいですな。

2軒目。
高松市街地に近い『あたりや』。
以前から気にはなっていましたが、
なかなかやってこられなかったお店。
なんと、スポーツクラブの駐車場に入り、
下りるとうどん屋の目の前という突飛な立地。
駐車場入り口にも看板がありますので、見落とさないように。

店構えはこちら。



入って正面右のカウンターでオーダーしてうどんを頂きます。



シンプル・イズ・ベスト。
若干ねじれた手打ちの麺は、エッジも利いていまして、
老舗名店の系譜にあるお店だと感じられますね。
特徴的なのは天ぷらの置かれ方。
大体どの店もカウンター周りにあるのですが、
ここは入り口左のショーケースの中に陳列されており、
各自でとってトッピング。
お会計は後でまとめてというもの。
これは慣れないと、天ぷらがないのかと戸惑います。

さて、2軒を終了し、腹も落ち着いてきました。
もう1軒行くにはちょっと重いかも。
しかし、じゃあなにをするかというと、
雨も降っているし、観光という状況でもない。
とゆーか、これまでまともに香川観光をしたことがない(笑)。
試しに行ってみたおしゃれスポットは、車だらけで駐車場に入れなかったし。
(考えてみたら日曜日でした)
とゆーわけで、とりあえず、観覧車つきの大型書店総本店へ。
そこで作戦会議。
・・・と思ったのですが、
うーむ、なにも決まらない。
旅行雑誌をぱらぱらめくりながら二人で眉間にしわを寄せていました。

そのとき、ふと。

行ってみたかったけれど一度も行っていないうどん屋がある。

ということに気づきました。

『手打十段 うどんバカ一代』
素晴らしいいネーミングです。
場所もここから遠くないということで、
3軒目に決定。

さて、雑誌では大まかな場所を見ていましたが、
車に乗り込んで改めて手持ちの資料で店を探すと、
これがなんと出ていない。
ちょうど高松市街地のエリアの外で、詳細地図からは漏れていたのですが、
まさか広域地図でも出ていないとは。
仕方なく嫁さんのスマホで検索。
さすがに店の場所はすぐに分かったのですが、
GPSの精度が低く、現在地が分からない。
なんとか、雑誌の地図上で現在地を見つけ、
川に沿って走り、踏切を越えて線路に沿って走るという、地図通りの動きをしたのに、
目の前には、地図にない踏切が。
なぜ?!
ここからは完全に迷子です。
スマホで検索しても、同じ名前の交差点が複数あり、
現在地の特定さえできないまま、うろうろうろうろ。

これは、そもそも雑誌の地図がおかしいんじゃ?!

それでもめげずに走り続けたところ、
やっとこお店を発見。



路駐の車がいましたが、
お店に迷惑だからやめましょうね。
ちゃんと駐車場だって空いてましたから。



本日ナンバーワン!
いやいや、うまかった。
つい、店内に置かれていたお土産用のうどんを買ってしまったくらい。
口に含んだ途端に笑ってしまう、そういう幸せ。
いやあ、食べてもらいたいなぁ。

さて、さすがに3時間弱で3杯は胃袋にもずっしりと来ています。
おとなしく、琴平のいつもの宿に向かうことにしました。
そう、いつもの宿です。
だって、いつもの寿司屋に行く予定ですから。

宿に着き、腹ごなしのために散歩に出た我々。
とりあえず真正面のスーパーに入りました。
旅先では、ほぼ必ずスーパーに入ります。
それは、地域の違いを肌で感じるから。
身近なもののラインナップが違うと、面白いんですよね。

しかし、店を出ると、また雨。
これでは、さすがにぶらり歩きはできません。
仕方なく部屋に戻りました。
しばし仮眠をとり、18時過ぎ、夕飯をとりに出発。

なんといっても、宿から歩いていけるのがポイント。
いつもの道を、いつものように歩いていくと、
久しぶりの暖簾が見えてきました。

あぁ、ありがたい。

お店に入ると、おかみさんが満面の笑みで迎えて下さいました。
お互いに、ごぶさたです〜!!! なんて挨拶して。
寿司一人前とサイドメニューでお酒にいきます。
ビールはもったいない。
ここは最初から日本酒です。

しめさば。



酢がきついだけの、酷いしめさばも多いですが、
鯖のうまみと酢の風味がベストマッチ。
うまし。
そして



いかさし。

甘くて、うまし。
ちなみに、レモンは自家製だそうです。
観賞用に買ったレモンを試しに地植えにしたら、
すくすくと育ってしまったので、
料理に使っているのだとか。
おいしかったです。

座敷では、どうやら婚活応援の食事会があった模様。
うまくいったのかな。

料理とお酒と、ご夫婦のトークを堪能した我々は、
ほこほこ気分でお店を出ました。
朧月の下でとことこ歩いていくのが気持ちいい。
明日はうどん屋を回って、頃合を見て四国を脱出です。