2013年6月

24日(月)   「普通のことなんだってば」

「スーパームーン」

そんなにありがたいか?
楕円軌道で回っている月の見かけの大きさが変わるだけだし、
そもそも、今まで日本人は誰も気に留めなかったでしょ。
月の見かけの大きさが変わるだなんて、気にもしていなかったでしょ。
そして、それがどういうことかも、気にしていないでしょ。
ただただ、「スーパームーン」なんだって、というだけで。
当たり前に起こることの中でも、特に当たり前すぎて、
それがニュースになることが理解できません。

いいんですよ、分かるんですよ、それでも、星に興味を持ってくれるのならってのはね。

でも、なんかね。
アホくさいのよ。
それに踊らされている姿を見るのがね。

マスコミの取り上げ方ひとつなんだけどさ。

さて、昨日は第4日曜日。
せっかくの休みなので、いつものように探鳥会に向かいましたら、
駐車場に先生の車がない。
遅れてるのかなと思っていると、
私以上に久しぶりの常連さんの車がやってきました。
「どうも」と軽く手を挙げて、機材を抱えて集合場所に向かおうとすると、
なにやら警備員さんが前にいたカップルを呼び止めて話をしています。
私の姿を見て
「探鳥会参加の方ですか?」
と訊いてくるもんですから、そうだと頷くと、ちょっと待っててくれと。
で、その二人に話している内容を聞いていると、
どうも敷地内に大きな動物が現れたんだと。
で、探鳥会が中止になったんだと。

ここで出る大きな動物ったら、ヤツしかいませんな。
入場制限をするほどの危険なものっていったら、そらもう、ヤツですな。

私と、もう一人の常連さんにも同じ説明をし、
お詫びなんでしょう、粗品として、ロゴ入りのウィスキーグラスをくれました。

別に、くれなくてもいいんだけどね。
ま、企業努力と言うところでしょうか。
外部委託している無料イベントの参加者も大切にする姿勢。
これが、工場見学につながり、果ては購買意欲につながるわけですから、
これだけで帰ってしまうかもしれない客にもきちんと対応をする、その姿勢は大事ですし、
それをさりげなくやれるのは見事。
こういうことができるところは少ないですよね。
もちろん、企業の体力によりますから、できなきゃいけないとは言いません。
でも、できるのなら素晴らしいよね、そう感じた日曜の朝でした。

ちなみに、ちょっと食い下がってみたのですが、なにが出たのかは教えてくれませんでした(苦笑)。


19日(水)   「痛いってば」

空梅雨から一転、直撃はないものの台風の影響か気圧の変化が大きくて、
なんといっても体が痛い。
痛いったら痛い。
はふう。

先日、嫁さんが
「富士山の五合目に行きたい」
と言いまして。
テレビで見たのかな、
五合目の売店でオリジナルのハンコが売られていると。
それがほしいと、ずいぶん前から言っていました。

今検索したら、オンラインでも買えるってことが分かりましたが(苦笑)、
一応、そこでしか買えないということで、まぁ、行ってきたんですね。

嫁さんの実家を出たのが15時過ぎ。
そこからの富士山。

普通はやらんよね。

御坂を抜けてスバルラインで「2000円」にびっくりし、
須走口とは大きく違う、非常に走りやすいワインディングを登っていきました。
4合目付近から綺麗に晴れて山頂が見えたりしまして、
柵の向こうに何もない恐怖と目の下の雲海に悲鳴と歓声を上げたりしながら、
ようやく到着した5合目駐車場。
そこはガスにまかれた、真っ白な世界でした。

 

そして、どこを見ても中国人観光客。
9割近くが中国人でしたね。
すごいすごい。

お目当てのハンコはありましたが、
私の名前はなく、嫁さんの旧姓はありました。
それを買っても仕方ないとのことで、オーダーメイドで下の名前で作ってもらい、
後日送ってもらうことにしたようです。

20分ほど滞在しましたが一向に晴れる気配がなかったため、
そのまま下山。
ところが、下っていくとやはり晴れてくるんですね。
さすがです。

 

右上に、ちっちゃく月が写っています。

こんな晴れ間の束の間、あっというまに雲にまかれました。

5合目で富士山を拝めなかった人たちが、同じように車を止めて山頂を眺めています。
しまいにはバスまで止まったりして。
ずいぶん融通の利くバスツアーだこと。

久しぶりの富士山、ちょっと面白かったです。