2014年10月

28日(火)   「うどん遍路 vol.3」

最終日。高松で迎えた朝。
今日も天気はいいですよ。

 

まずは、予定通りに高松駅へ弁当を買いに。
二つともゲットして、嫁さんルンルン(死語)。
それから、駅前で朝食。
もちろん、うどん。「めりけん屋」さん。

 

出張族は、朝、高松駅を出たら、ここに立ち寄るのかな。
是非、そんなシーンを『孤独の○ルメ』で見てみたいものです。
こちらは、山かけフェアをしていたので、
かま玉の山かけにしました。

 

結構なボリュームです。

ホテルに戻り、チェックアウトをして、次のうどんへ。
こちらも、以前より気になっていた「さか枝」。

 

住宅街にポッと現れる、昔ながらのうどん屋さんてところかしらん。
こちらでは、ぶっかけで頂きました。

 

さて、腹も膨れましたし、
未練はタラタラですが、仕方ありませんので、出発の準備をしましょう。
スーパーに立ち寄ってオリーブはまちを手に入れましたから、
クーラーボックスに入れて、いざ本土へ。
ついでに、といいますか、
さすがにもうだめだと思い、風邪薬も買いましたよ。
症状はさほどひどくありませんが、これ以上悪くすべきではないと思いましたので。
嫁に「めっずらし〜」と言われました。

まぁ、ね。

坂出まで戻り、瀬戸大橋から山陽道へ。
慣れない道ですので、地図を頼りに、明石を目指します。
播但有料道路に乗り、さらに進もうとしたところで、
なんとなく違和感。
太陽のある方向が違う?

「逆じゃない?」

オウ!
マタヤッテシマイマシタカ!

南下すべきところで、見事に北上していました。
次のインターで下りまして、姫路の街を南へ南へ。
そして、国道2号線に乗り、第二神明道路へ。
無事に最寄りの大蔵谷インターを下りまして、
どこか横浜の住宅地に似た雰囲気のある街中を通り、
明石市立天文科学館へ到着しました。
坂出を出たのが12:30で、到着が16:00。
かかりましたなぁ。
目の前には明石海峡大橋も見えます。
金はかかるけど、急ぐなら本来こっちだよね。

約束をしていた職員さんとお話をし、お土産を渡して目的終了。
その後、宵闇の外観を撮影。

 

うん、いい時間帯です。

すっかり暗くなり、そろそろ帰らないと厳しい時間帯になってきましたが、
嫁さんがどうしてもというので、明石焼きを食べに行くことに。
車を有料駐車場へ置き、明石駅前の商店街へ。
商店街というより、市場通りかな。
時間が遅いため、大半のお店がシャッターを下ろしています。
嫁さん一押しのお店もすでに営業終了。
時刻はまだ18時。
呑むならこれからなのに、ずいぶんと健全な通りですなぁ。

 

通りを端まで歩いて、目星をつけたお店へ。

 

見た目はたこ焼きですが、たこ焼きよりもふわふわ感がありますかね。
そして、ダシにつけて頂くのも違うところ。

 

中身はタコと穴子。
穴子は面白かったですね。
タコは、もうちょっと大きいと嬉しかったかな。

さぁ、人心地ついたし、帰るだけです。
スマホナビを頼りに、明石海峡のたもとを通過し、高速で甲子園をかすめて名神へ。
あとはひたすら東へ、東へ。
名神も、中央道も、今回は事故はなさそうです。
これまでは、帰りに通行止めを食らっていますから、そのための時間調整を余儀なくされましたけど、
今夜はスムーズ。
といっても、時間はいつもより遅いですけどね。
ウチに着くのは、25時過ぎかな。
ま、ボツボツ気を付けて帰りましょ。


27日(月)   「うどん遍路 vol.2」

2日前からわずかに感じていた喉の痛みが消えないまま、
香川2日目の朝になりました。
おはよう、こんぴらさん。

目覚めてからの一連の流れは毎年一緒。
だって、行く店が一緒だもの。

キング「山越」。

勝手知ったる香川の道。
年に一度なので完璧ではありませんが、
琴平から山越までは、まぁ、迷いませんな。

開店から少し経っていますので、もうお客さんがいます。
なんて物好きな連中(苦笑)。
入り口脇の看板には、新しいアイキャッチが。

 

これまでは、写真の看板だったけど、模型にしたんですね。
お店も大変だよ。

さぁ、当然のごとくかまたまです。
そこにジャガイモの天ぷらです。
加えて鶏串と半熟卵の天ぷらでフィニッシュ。
完璧。

 

さてお次。
いろいろ悩みましたが、ちょっと気になるメニューのあるお店を選びました。
「麦香」。
さぬきのカレーうどんは非常においしいのですが、
ここには、クリーミーカレーうどんなるものがあるというのです。
まぁ、どちらかというと女子向きなネーミングですが、
うまそうなものはうまそうなので、ひとまず行ってみましょう。
キングからは琴平へ戻る感じで進みます。
走ること数分で、お店を発見。
しかし、駐車場に入るところで、えらいものを見てしまいました。

 

うそん!

道理で、昼時にもなるというのに車が一台もないわけだ。

でもでも。
でも、店内には灯りはついていて、なんとなく人の気配はします。
正面から見れば幟もあるし、黒板にもメニューは書いてあるし。

 

もしかして・・・・・・と、戸を開けてみますと、普通に店員さんがいましたよ。
営業はしているというので、ほっと安心。

だったら、黒板の裏の文字は消しておいてよ〜。

オーダーしてからうどんを湯がいていくので時間がかかると。
そんなものは織り込み済みですので、OKですよ。
おいしそうなおでんも見つけたことですし。

 

このお店はレストランタイプですので、オーダーしたら待つだけ。
支払いも後です。
なので、おでんを頂きながら、待つことしばし。
うどんがやってまいりました。
嫁さんはかけ。私はカレーうどんです。

 

ふむ。
ネーミング通りにまろやかな感じですな。
うどんへの絡み具合も最高。
そして、食べ進めていくと、辛さもそこそこ感じたりして。
うん、うまし!
噛めば噛むほどに小麦の甘みを感じました。
カレーの辛さがあるために、小麦の甘さがより引き立つんですね。

さ、腹もぷっくりとしてきたところで高松へ向かいましょう。
ひとまずは、うどん県グッズを仕入れるために、大型ショッピングモールへ。

ここも、いつも来るんですよね。
いっそメンバーズカードを作ってしまおうかと悩んでしまいます(笑)。
チャージ型の電子マネーなので、有効期限もないようだし、
次回は検討してみよう。
ここに入っているケーキ屋さんが、おしゃれでおいしいんですよね。
和菓子もおいしいです。
・・・・・・うん、ここでも食ってばかりだな。

うどん県オリジナルのボールペンとシャーペンのセットは買えたのですが、
嫁さんが狙っているセロテープがありませんでした。
そういえば、と、高松港近くの倉庫街に、雑貨やカフェの集まるエリアがあったのを思い出しました。
数年前には、あまりの混雑で立ち寄るのを断念したところです。
確か、ガイドブックにも面白そうなものが載っていたし、
行ってみる価値はありそうです。
しかし、その前にツルっと。

 

ここも定番ですな。
本当は他に行こうとしたのですが、
いまいち場所がつかめずにいて、
だったら行ってしまえと決めました。

 

やまかけに梅を載せています。
梅の酸味のおかげでさっぱりと食べられました。
メニューにも書かれていたように、意外とうまかった。

高松駅へと向かい、右に折れるとフェリー乗り場。
そのさらに先に、小ぢんまりとあるのがココ
うん・・・・・・だけど、あれ?
こんなに閑散としてたっけ?
月曜日だというのを差し引いても、なんか寂しくないかい?
倉庫に入って車を止め、手当たり次第に店に入ってみましたが、
うんと、えーと、なんていうか、女性向けではありますが、
それでも、えらく対象を限定するといいますか、
なんだろう、そのわりには物足りないといいますか。
そうね、あえて言うなら

 こういうところに作ったわりには、特徴がない

て感じ。
たとえストライクに入らなくても、ちゃんとしているところは、
「こんなものがあるんだ、へー」
という驚きがあるものですが、
そういう感動は、一切ありませんでした。
非常に残念です。
狙っていたものも一切なかったし。

他に雑貨が手に入るところといえば、駅のキオスクです。
しかし、車を止めるところがない。
正確には、有料駐車場しかありません。
どうせホテルで駐車料金を取られるのならば、
駅まで大した距離でもありませんし、チェックインをしてしまった方が動きやすいですね。
立体駐車場のため、時間的にチェックインのお客で駐車場は立て込んでいましたが、
さほど待たされることもなく車を入れることができました。
そのまま手続きをして荷下ろしをし、
改めて駅へ向かいました。

その途中。
ビルの一階にある和菓子屋さんが目に入りました。
見た目普通の和菓子屋さんです。
けど、通りに面したショーケースに我々は目を奪われました。
・・・・・・あれ、写真がないな。
撮り損ねた(汗)。
栗饅頭なんですね。
なんですけど、それがデカい!
オリジナルのサイトはないようですが、楽天に出店していたので、
そちらのURLをば。
びっくりしたのは、「栗林のくり 大栗」。
レギュラーサイズの何倍あるのよというでかさ。
自ら「四国の珍菓」と銘打つくらい、なるほどのインパクトです。
これは帰りに買うと決めて、とにかく駅へ急ぎました。

 

高松駅はかわいらしい外観。
・・・・・・うーん、夕日を背負っているから分かりにくいな。
明日の朝、もう一度撮ろう。
中に入ると、目の前に改札とプラットフォーム。
四国最大の都市にあるとは思えない、なんともあっさりとした駅でした。
まぁ、路線自体はそんなにありませんからね。

ビッグキオスクは、コンビニくらいの広さ。
その一角に、ありましたよ、うどん県グッズが。
嫁さん大喜びでセロテープを購入。
ついでに私は、ふりかけを購入。

 

そりゃ、ありますよね。
ふりかけとしては正統派でしょう。
普通においしいです。
まぁ、さぬきうどんかどうかは別ですけども。

ここにも、先ほどの大栗は置いてありましたが、まぁ、せっかくなので本店で購入しましょう。
これは、明日訪れる明石の天文科学館の担当者へのお土産です。

で、駅を出ようとしたところで、嫁さんがお弁当売り場に釘付けになりました。
現場では写真を撮りませんでしたので、こちらで紹介。

「かわい〜っっっ」

と大騒ぎしましたが、すでに売り切れ。
明日の朝に絶対に買うよと息巻いています。
ほんまかいな。

ホテルへと戻り、荷物を置いたら、商店街へ。
この商店街は、規模が凄い。とにかく広い。
で、普通の商店が続いていたかと思いきや、
唐突にティ○ニーとかなんだとか、ブランドショップが現れるんですね。
その一角だけは銀座みたい。
本当に不思議なくらいに面白い商店街です。
その中を、夕食場所を探してふらふらと歩いていました。
で、いくつか候補は見つけるのですが、
最後の決め手がないままに歩き回りまして、
結果、ガイドブックやフリーペーパーの情報から、こちらに決めました。

 

そんなに量が食べられるおなかではありませんでしたが、
それでも、結構食べました。
やはり、瀬戸内の魚介は美味しいですねぇ。
「悦凱陣」が普通に置いてあることにもびっくりしましたが、
四国らしさの出た、オリジナルカクテルがおいしかったのもよかったです。

 

カクテルでもなく、魚介でもない写真ですけど(笑)。

店を出て、シメのうどんに行く前に、
おなかをこなすためのレクは徒歩移動。
その途中で見つけたケーキ屋さんが、非常においしそうだったのですが、
そのうちの一つに爆笑。
うーん、載せていいものかどうか悩むところだけど・・・・・・。
まぁ、この店のホームページにも出ているからいいか。

 

なかなかの破壊力です。
深夜に見たら、一発でやられますな。

愉快な気持ちで、高松市丸亀町の商業複合施設をそぞろ歩き。
まだまだ賑やかだなと思ったら、時計は20時にもなっていませんでした。
あちこち歩き回りまして、ひとまず胃袋の余裕を作ってから、いよいよシメです。
前回訪れた「鶴丸」の2号店、「つるまるGee」。
この施設の1階に入っています。

 

店内は、なんともシャレオツ。
うどんダイニングと謳うだけあって、うどん以外のメニューも充実。
結局、うどん以外にもちょっと頼んじゃいました。

 

塩だれキャベツ。

 

鶴丸の代名詞ともいえるカレーうどん。
絶品。

ふう。
満腹。


26日(日)   「うどん遍路 vol.1」

午前1時15分。
荷物を満載に詰め込んだマツダデミオで、今年も香川へ向けて出発。
いつもより時期が遅いので、山梨は寒いですが、
香川はどうでしょうか。

まずは嫁さんがハンドルを握って、中央道をひたすらに西へ。
その間に、私は軽い仮眠。
といっても、そんなにまともに眠れるものでもなく、
落ちては目覚め落ちては目覚めを繰り返しました。
まぁ、それでも少しは眠れましたので、名古屋手前で運転手交代。
中央道から名神への乗り継ぎもこなし、そのまま愛知、滋賀、京都と順調に通過。
そして大阪へと辿り着きました。
しかし、あまりに順調すぎて、ふと集中力が途切れたのを感じました。
そのときに、なんとなく嫌な予感がしました。

 なんでモノレールが出てこないんだろう
 なんで、太陽の塔が見えてこないんだろう

そのまま走ることに不安を感じて、現れたサービスエリアに車を入れると、
車速の落ちた感覚で嫁さんが目を覚ましました。
「ん・・・? 吹田・・・? なんで?」
その一言で冷や汗です。
そうだよね、やっぱり来たことないよね。

中国道にスイッチし損ねたのでした(汗)。

あいにくと、この近辺の土地勘はありませんでしたので、
とにかく一度高速を降り、改めて中国道に乗り直す作戦をとりました。
業を煮やした嫁さんに運転権を剥奪され、すごすごと助手席へ。
スマホのナビを片手に、なんとか中央道へ案内することに成功しました。
ただ、今WEB地図を見ると、豊中インターがジャンクションになっていたので、
そのまま乗っていてもなんとかなったみたいでした。

まぁまぁまぁ。

なんとか中国道に乗り直して、再度西へ。
そして山陽道へ。
途中のサービスエリアで再度運転を代り、姫路名物のトンネル群を通過していきます。
兵庫を抜け、岡山へ。そして、ようやく見えてきた、瀬戸大橋の文字。
いつもはここは嫁さんの運転で通過していますから、
彼女はキャイキャイはしゃぎながら、初めて自分で瀬戸大橋の写真を撮っています。

いつもの通り、与島SAに下り、改めて運転手の交代をします。
そのままでもいいんですけどね、
自分の運転で四国に入りたいのか、
はたまた、うどん屋探しのナビをするのが不安なのか(笑)、
香川県内の大半は嫁さんがハンドルを握りますね。

坂出の工業地帯を通過し、いよいよ上陸。
さっそく一軒目にいきましょう。
インターを出て約5分。
坂出市役所目の前の「家康」。

 

以前から、ここの「かえしうどん」なるものに興味津々だったのですが、
なかなか来る機会がありませんでした。
念願かなっての訪問です。
店頭のメニューには、うどんとごはんの同伴メニューなんてものも出ていまして、
ググッと胃袋をつかまれた気がしたのですが、
まだまだ一軒目。我慢です。
でも、店に入って飛び込んできたおでんにクラッ。
牛すじも頂いちゃいました。

 

かえしうどんの正体は、いわゆるぶっかけ。
濃いめのだしがそそります。
しかし、このうどん、結構なボリューム。
これでご飯と一緒にいったら、あっさり満腹コースです。
まぁ、日常的に利用する方はいいんでしょうけども、
我々のようなうどん遍路さんは、だめですね。

さて、一口目のさぬきうどんを頬張ります。

・・・・・・うんうん。

うまいねぇ、やっぱり。
いつもは「かけ」で攻める嫁さんも、一緒になってかえしうどんでほっこり。

「またうどん?」
と毎年言われるのですが、
いいじゃねぇかと。
うまいんだよと。
食ってみろよとは言いません。好みがありますからね。
我々夫婦には、吉田のうどんも、伊勢うどんも、どちらも合いません。
でも、それがたまらないという方もいます。
だから、「本場のさぬきうどんを食ってみりゃ分かるよ」とは言いません。
ただ俺らが食いたいんだから、別にいいじゃねぇかと。
本当に、シンプルにそれだけです。
食いたいんですよ。

で、かえしうどんを平らげた私は、
さらに「かけ」までいってしまいました。
食ってみたかったんだもの。

 

とゆーことで、スタートで2杯。
なかなかおなかにぱっつんと来ています。
次の店に行く前に、お金を崩しがてら情報収集のために本屋へ。

 

あるんですよ、こういう本が。
もちろん、昨年度版を持っていますので、
改めて買う必要があるほど情報が変わるとは思えないのですが、
まぁ、仕方ないですね。お布施みたいなもんです。

お次は、前もって調べておいたお店へ。
・・・・・・と思ったのですが、
念のためによくよく見たら日曜日定休。
通りかかってみたら、確かにお休みでした。
ではどこに行こうかと悩んだところで、せっかくだから遠いところを攻めてみようかと。
いつも、体力的な問題もあって近いところばかりに焦点を合わせていましたが、
久しぶりにちょっと走ってみることにしました。
めざすは、「やまうち」。
香川南部の山の中にあるうどん屋です。
あそこは本当に遠くて・・・・・・と思っていたのですが、
改めて地図を見て見るとさほどでもなさそう。
実際に走ってみて、こんなもんだったっけ、という感じ。
県の端から端までというと遠く感じますが、まぁ、全国一面積の小さい県ですからね。
目印があまりないので、ちょっと行きすぎかけましたが、
無事に到着しました。
後ろからついてきていた水戸ナンバーの車が、すんなり店に入っていったのが、ちょっと恥ずかしい(苦笑)。

 

懐かしい佇まい。
そして、懐かしい店内。
そして、懐かしいうどん。

 

いやぁ、やっぱりうまい。
もう一杯くらいいきたいところでしたが、このあともありますのでぐっと我慢です。

店を出て、さすがにうどんは打ち止めに。
しかし時間はありますので、茶でもしばくかと。
以前より気になっていた、琴平の喫茶店に向かいます。
美術館併設の喫茶店なんですけどね、その名前が振るっています。
喫茶コンピーラ。
カタカナでしか知らなかったのですが、今回初めて英語表記も見つけました。

 

嫁はコーヒー。私はケーキセットで、ケーキをシェア。
そして、もれなくついてくる灸まん(笑)。
こんぴら温泉の名物灸まん
いわゆるお灸の形をした饅頭です。
小さな「ひよこ」というとイメージは湧くでしょうか。
この会社が美術館を経営しているのでしょう。
で、そこに併設されているカフェなので、灸まんも出ると。
ちなみに、隣のうどん屋でも灸まんが売られています。
試食させるということは、お土産に買って行けということなのでしょうね、きっと。

一息ついて時間も調整できたので、ホテルへ向かいます。
チェックインを済ませ、荷物を運びこんだところで、
嫁さんはそのまま休むというので、私は琴平の街へ徒歩で向かいました。
(車で向かうと、一部呼び込みの凄いところがあるので)
で、その道すがらで、いつも立ち寄る酒屋さんがあるのですが、
今日はなぜかシャッターが下りています。
あれ、休みかよと思ったのもつかの間、張り紙がありまして、
しばらく休業するとの文字。
・・・・・・あれま。
ここで酒を買うのも目的の一つだったのに。

今のところ、香川県内で『悦凱陣』が売られているのを見たのは、この店だけでした。
なので、今回も買う気満々でいたのです。
物凄くショック。
とはいえ、やっていないのは仕方ありませんので、
そのまま歩いていきます。
カメラを担いでぶらぶらと。そして、いつもなら絶対に入らない路地へ、おばさんの自転車につられて入っていきました。
そしたら、あなた、完全な住宅地じゃないですか(当たり前)。
いけどもいけども普通の住宅地。
いわゆる観光通りに出ることがありません。
けれども、そんな風景が楽しくなっていますので、戻る気すら起こりません。
毛づくろいをしている猫を見物したり、分岐で悩んでみたり、
本当に目的もなく歩いていました。
そしたら、ぽこっと広めの道に出まして、その先の道路標示に、先ほどやまうちからの帰りに見た地名が。

をいをい、結構歩いてきたよ、これ。

ぐるっと1キロくらい歩いたでしょうか。
とすると、1キロかけて戻らなければなりません。
まぁ、でも、それも楽しくなっています。
旅先にいるんだなぁという感じがしますね。

ホームセンターに立ち寄り、スーパーに立ち寄り、コンビニも冷やかしてから部屋へ戻りました。
部屋の窓から、日の入り直前の太陽が見えます。
今にも金毘羅さんへ沈んでいきそうなところで、
嫁さんがカメラを貸してくれと。
なにかと思ったら、ちょうど巨大黒点が出現しているんですね。
肉眼黒点でもあり、光度の落ちてきた今なら普通に撮影できるかもというところで、
嫁さんは望遠レンズを車に置いてきているから、ズームをつけている私のカメラで試したいと。
直接ファインダーで覗くのは危険なので、ライブビューで太陽を捉えます。
雲も出ていてうまく減光してくれればいいのですが、
ちょうど濃いところが黒点にかかったりして、なかなかうまくいきません。
カメラを受け取って何枚か撮っているうちにコツを掴み始めた私は、
ライブビューをやめ、シャッタースピードと絞りを調整しながら、
なんとか撮影に成功しました。

 

それを見て、嫁さんがレンズを取りに走ります。
しかし、息せき切って戻ってきたところで、
無情にも太陽は雲の向こうに姿を消していました。
残念。

ぐったりしたところで、ホテル自慢の大浴場へ。
嬉しいですね、ビジネスホテルで大浴場があるというのは。
私は風呂上がりでさっぱりと。
嫁さんは、夕食を終えてから入るというので、
身支度を整えて、いざ出陣。

 

暖簾をくぐると、大将の笑顔がお出迎えしてくれました。
けれど、女将さんの姿が見えません。
どうしたのかなと思っていたところで、裏から出てきて、
我々を見てビックリ。
「お久しぶりですぅ〜」
で大盛り上がり。
他にもお客さんが多くて、あまりお話もできませんでしたが、
大いに楽しみました。

 

 

クルマエビの握り、うまかったよん。

さぁ、明日もうどんだ。


24日(金)   「さぁ、いよいよ」

毎年恒例、秋のうどん祭りがやってまいります。
今年も行きますよ、香川へ。

今年は、幸い、今のところですが雨の予報はないので、嬉しい限り。

出発は明日の夜。
さぁ、準備せねば。


9日(木)   「皆既月食 その後」

イベントのため身延山に向かった我々。

望遠鏡4台。
双眼鏡4台。
カメラ  デジイチ4台、コンデジ1台、アストロカメラ1台。
三脚・・・いくつだったっけ。

これだけの機材を担いで、身延山奥ノ院まで行きました。
日中は暑いくらいだったため、天候についてはあまり楽観視はしていませんでした。
案の定、向かう道すがらで、すでに雲が厚くなり始めていました。
けれど、これだけ早い時間帯から曇るのなら、早めに雲が切れるかもしれないとも推測をしていました。

しかし、結果的には、欠け始めてしばらくしたところで月の姿は見えたものの、
皆既中はずーっと雲の中。
イベントが終わり、ロープウェイで下山したところで、食を終えた月の姿が見えたという状況でした。

山梨全域で雲の中にあったようですね。
全国的には、見えたり見えなかったり。
ま、自然相手の物だもの、仕方ないっすね。

 

 

身延山久遠寺奥ノ院からの眺め。


8日(水)   「皆既月食」

本日、皆既月食が起こりますな。
現在の北杜市は、若干空が霞んでいます。
どうなりますやら。