2014年12月

10日(水)   「東京探訪 2日目」

昨夜の予定通り、朝食はムー○ンカフェ。
チェックアウトを遅くできるプランにしてありましたので、
荷物を置いて、出かけました。

さすがに席は空いていました。
が、嫁さんが楽しみにしていたサーモンスープは夜だけの模様。
軽く落胆はしたものの、それはそれとして入店。

ベーカリーショップを併設しているカフェというもので、
オーダーをしたら、ベーカリーコーナーでパンを買い、
それにドリンクを足してもらうという感じ。
そして、テーブルの席数に対して人数が少ないと

 

こんなものをはじめとした、巨大なぬいぐるみが同伴してくれます。

・・・・・・どうせなら、知ってるキャラが良かったな。

コーヒーは、もちろんこんな感じで。

 

パンだから、満腹にはならないかななんて思っていたのですが、
結構腹にずしんと来ました。

さて、今日はサンシャインへ向かいます。
こちらにもプラネタリウムがありますからね。
気持ち的には、水族館の方が興味はあったのですが、
まぁ、ここはプラネで。

現場に到着し、上映時刻を確認してチケットを購入。
それまでは、サンシャインビル内を探索です。

まぁ、それにしても、人の多さに呆れますね。
驚くのを通り越します。
あまり都会に出ない我々なものですから、
自分が横浜出身だというのを忘れて、純粋にびっくり。

雑貨屋を冷やかし、焼き肉を食らい、いよいよプラネへ。

・・・・・・まぁ、ね。

星は好きですが、最近のプラネタリウムは好きじゃありません。
天体の運行を表現するという基本中の基本を忘れて、
ただただ映画館に成り下がっているからです。
そして、その最先端をいく内容にガッカリでした。
そう思った瞬間、撃沈。
意識が戻ったのは終了間際でした。

以前は星空を案内してくれました。
その中で、写真だったり、やがて簡単な動画だったりを投影、上映する。
それは、プラネタリウムだけでは伝えきれないものを表現したい、
話題の現象を分かりやすく解説したいという想いから来たものでした。
けれど、今は「番組ありき」という印象を拭えません。
生解説なんてほとんどありませんしね。
これなら、プラネタリアンは必要ないじゃん。
星に詳しくなくたっていいじゃん。
そういう人が作った番組を流していればいいんだもの。
プラネがいくら高精細、高画質を誇り、星空の再現度を上げたとしても、
動画メインの番組ありきでは意味がないじゃありませんか。
まず見たいのは、見上げる空のことなんじゃないかしらん。

天文の敷居を下げようとする努力は努力として、
また、かつてのプラネタリウムだけじゃ集客力が弱くて閉館に多数追い込まれたという事実も理解した上で、
それでも、忘れちゃいけないものがあるんじゃないかと思った次第でした。

東京も、たまにはいいですね。
いつもいると疲れてしまいそうですが、
選択肢が多いというのは羨ましい限りです。
また、いつか、旨いものを食いにいこうっと。


9日(火)   「東京探訪」

ちょっと思い立ちまして、久しぶりに東京なんぞに行ってきました。
嫁さんの要望100%の東京めぐりです。

高速バスで新宿に降り立ちました。
ここはすでに、人、人、人。
今日は平日だってのに、都会は人が多いですな。
改めてビックリします。

本日、いよいよ諦めてSUICAデビューしました。
山梨ではほぼ使いようのないこのカードですが、
東京では非常に便利。
それに、現金だと繰り上げられてしまう端数がもったいなくて、
2日間東京で動くのであればということで、仕方なく。

チャージ型の電子マネーって、残高不足になるのであまり好きじゃないんですね。
そして、新しいカードを持つのも抵抗がありました。
以前は某コンビニでキリンのキャラクターのものを、アプリで使っていましたが、
チャージの手間が面倒でやめました。
今はおサイフケータイでも、クレジット機能付きのものを使っています。
本当のことを言うとはSUICAも携帯アプリでほしかったので、
数年前にも検討したことはあったのですが、
年会費が高いのでやめたんですね。
滅多に使わないから、いくら端数分がお得だといっても、あまりありがたみはありませんし。

さて、今回の東京、目的地は水道橋のコチラ
恐る恐るSUICAで改札を通り、ちゃんと通れてホッとしつつ、水道橋へ向かいます。

・・・・・・水道橋は、どっちだ?
何線に乗ればいい?

田舎者二人は、大都会の駅で右往左往。
やっとサインを見つけて、そちらへ。

それにしても、歩くなぁ。
電車に乗るために歩く距離が、ハンパないですね。
そして電車の中は立ちっぱなしでしょう。
どこに行くにもすぐ車というのが地方人ですから、
絶対に都会人の方が、健康的な生活をしている気がします。

無事に乗り継ぎもでき、水道橋へ到着。
ドームがあるから乗降客は多いと思うのですが、駅は小さいですね。
ほんと、小ぢんまりとしている。
でも、一歩外に出ると、やっぱり東京ですね。
建物に包みこまれている感が凄い。

水道橋といえば昔は後楽園球場と後楽園遊園地でしたが、
今は東京ドームと東京ドームシティですもんね。
ドーム自体も何年振りかというところなので、この様変わりように度肝を抜かれています。

そのままひとまず目的地へ。

 

ついでに、すでに昼時で、小腹も減っていますので、昼飯を頂きましょう。
なんかあるでしょと歩いていくと、いたるところに馬券が散乱。
外れたんですね。
でも、なんで、ちゃんと捨てないんだろう
ハズレ馬券は、ばらまくのがルールなんでしょうか。
こういうところで、自分たちの品位を落として、競馬のイメージを悪くしているってことを認識してもらいたい。
馬が走るだけじゃなくて、競馬を見る人、馬券を買う人まで含めて競馬なんですから。

と、まぁ、小さな憤りを覚えつつ、
目的地のビルの足元に、大阪で衝撃を受けたラーメン屋の支店があったので、
そこに飛び込みました。

 

チャーシューたっぷりのラーメンがやってきまして、
勢いよく啜りあげたのですが・・・・・・。

こんなんだったっけ?

スープに白菜の甘みは出ていますが、
いまいちコクがない。
麺にもコシがない。
及第点なのかもしれませんが、お世辞にも、旨いとは言い難い。
記憶は美化されるといいますが、でも、こんなんだったら、大阪でも旨いとは思わなかったはずだなぁ。
それでも、まぁ、がっつり頂きましたけど。

さて、腹ごしらえも済んだところで、いざ。

エレベーターを降りると、真っ白な壁。
受付カウンター奥に、待機スペースを兼ねた簡単な展示室と売店。
そしてトイレ。

 

このサインにグッときました。
芸が細かい。

中については、玉石混淆。
映像作品は、正直期待外れ。
ポイントが定まっていません。
迫力ある映像をという意気込みは感じますが、それをつなげてしまっただけという印象を受けました。
展示については、子供やカップルにはいいかなというところ。
また、ところどころに掲示されているこぼれ話的な文章には、ちょっとくすぐられます。
一番面白かったのは、月面に足跡を残す体験かしら。

 

砂煙もちゃんと立って、意外に良かったです。

奥でやってたウルトラマン特集も面白かったな。

施設を出まして、お宿へ。
今回は、東京ドーム目の前のコチラ
ここはなにがいいって、ベッドがいいんです。
凄く寝心地がいい。
今まで宿泊したホテルの中でもトップクラス。
その分、若干宿泊料はお高めですけどね。

で、そこに向かうためにドームの脇を最短距離で抜けていこうとしたのですが、
とにもかくにも人が多い。
そして、なんでだか分かりませんが、コスプレチックな人や、親衛隊(古いか)チックな人がちらほらと。

「・・・・・・あれかぁ」

嫁さんがポスターを見つけました。
ドームをグルッと囲むように物凄い人の数。
どうやら、ライブ前の喧騒に巻き込まれてしまったようです。

普通の格好の人がほとんどですが、この寒空でビシッとステージ衣装に身を包んだ人がいてビックリします。
まぁ、そういう人はそれとして、
ファッション雑誌から抜け出してきたような、ビシッと決めたイケメンがグッズをぶら下げていると、
やはり違和感を覚えます。
これも世代の差か・・・・・・。

チェックインをし、荷物を置いたら再び街へ。
目的地は江戸川橋駅前の商店街。
ドラマ『孤独の○ルメ』で登場したお店に、一つくらいは行ってみたいねということで、
魚屋さんが営んでいる居酒屋さんに目を付けたのでした。
駅を出て、商店街に入りますと、なるほど大きな賑わいこそありませんが、雰囲気はいいですね。
五郎さん気分であちらこちらを見ながら歩いていたら、ありましたよ、目的のお店が。

 

店頭には原作者と主演俳優のサイン色紙。間違いない。
しかし、そのガラス窓の向こうで、我々の姿を見た店員が、カウンター上に、
慌てたようになにかを置くのが見えました。

・・・・・・「予約席」?

恐る恐る戸を開けて、「予約していないんですけど・・・・・・」と声をかけましたら、
案の定、予約で満席だと。
こんなド平日に? と思わないでもありませんでしたが、
まぁ、仕方ありませんので、すごすごと退散。
私もがっくりでしたが、嫁さんの落ち込みっぷりたるやもう、なんとも言えません。
が、二人で落ち込んでいても仕方ありません。
自分と嫁を鼓舞するように店を探します。
一瞬、水道橋まで戻ることも考えましたが、せっかく来たのに手ぶらで帰るのももったいない。
なんかないかと目を凝らしていたところで、ふと足元に「家庭旬菜」の看板を発見。
嫁さんの方がちょっと早かったかなというタイミングでしたが、
ほぼ同時に足を止めました。

普段だったら絶対に選ばないような看板。
ちょっと狭い小道に入るところや、店内が見えないところも、情報がなければ選びにくいところ。
しかし、店頭の黒板を見ると、魚料理がお手頃価格で記載されています。
ハズレだったら次へ行こうとすぐに割り切りまして、店内に入りました。
狭い店内は、カウンター6席と小上り2名6組てところか。
カウンター上におすすめメニューがぶら下がり、それ以外のスタンダードメニューが卓上に。
ちょっと無愛想そうな大将と、明るい女将さん。
奥には、4名のサラリーマン。

・・・・・・17時半の割には、結構出来上がってますね。

まずはビール。嫁さんはソフトドリンクで乾杯。

 

3品のお通しがおいしそう。
てゆーか、おいしい。
これは当たりだ。

さっそくお刺身。おすすめ3品を盛り合わせてもらいました。

 

シメ鯖がおいしい。
ちょっとクセになりますね。
車海老の天ぷら。

 

これで600円は驚愕です。
白子ポン酢は嫁さんが驚きました。
クリーミーさや臭みのなさももちろんですが、輪郭がはっきりした状態というのは、
山梨ではなかなかお目にかかれません。
そして、どうしても気になった肉じゃが。

 

ジャガイモはメイクイーンでしょうね。
ホクホクというよりは、ほっくりという感じでした。
味がしみてて旨い。

いや、思った以上でした。
本当においしかった。
ついでに、日本酒もおいしかった。
嫁さんも、呑めないなりに私のをチビチビ。
今日は帰りの心配が要りませんからね。

ホクホクで水道橋まで戻りますと、ライブの最中なのか、ドーム周辺は人もまばら。
イルミネーションがきれいに飾られています。

 

レンズに息を吹きかけて、ソフトフォーカス(笑)。

嫁さんのもう一つの目的は、ココ。

 

ムー○ンが好きなのではなく、フィンランドが好きなのだと言い張りますが、
別にどちらでもいいのよね。
結局入るんだから。
ただ、時間はさほど遅くもありませんが、
腹はそこそこ満ち足りていて、腹になにか入れる余裕はありません。
「明日の朝にしよう!」
と意気込む嫁さん。
水道橋の朝はフィンランドから始まることになりました。

で、いつもなら部屋に戻ってお休みってところなのですが、
時間が早いこともあり、ちょっとブラついてみます。
幸いといいますか、ホテルの入っているビルの階下はドン・○だったりしましたし、
ドームシティには高級スーパーの成城○井もありましたので、
軽くブラつくには最適。
ついでに、せっかくだからワインバーみたいなところにもいってみたいという話にもなって、また店を探すことに。
ひとまず、ホテルフロントの端末で周辺の店を検索。

うーん。

居酒屋はあるけれど、バーとなると3軒しかヒットしません。
しかも、定休日だったり、雰囲気が違ったりでピンときません。
(でも、試しに今検索したら結構ある。なんで?)
なので、足で探してみることに。

ホテルを出て、そのまま左へ。
ドン・○店頭を通過して、このホテルの朝食会場となるサイ○リアの前も通過して交差点へ。
左折すると赤ちょうちんが見えましたが、これはちと違う。
ふと周りを見ると、道向こうに小じゃれたレストランがありました。
イタリアンのようです。
イタリアンならワインはあるねと、即決。

店内、入り口すぐのテーブルに男女数名のグループ。
チラッとこちらを見て、なんだか笑ってくれました。
すでに酔っぱらいのようだったので無視。
その奥のテーブルを勧められて着席。
メニューを見ると、カジュアルイタリアンといった感じ。
ただし、メニューの記載の仕方が雑で、非常に読みづらい。
特にドリンク類。
銘柄と地の文が同じフォントサイズはやめようよ。
いくらフォントが違うといっても読みにくい。
また、中央揃えをしているから、頭にドットを打って、これが銘柄名だとしていても、
完全に埋没してしまっている。
そして、ページをめくるごとにレイアウトが違うから、とても疲れる。

ただ、料理はおいしい、かな。
結局カクテルとグラスワイン、チーズ盛り合わせとミートソースパスタを頂きまして、
個性を出そうとしすぎて頑張っちゃった感はありましたが、
よかったと思います。
おなかが空いていればもっとおいしかったかも(苦笑)。

メニューの書き直しと、病院関係者であろう男女の、ガハハ笑いと生々しい患者話さえなければもっとよかったね。