2017年11月

25日(土) 「秋のBBQ」

某望遠鏡メーカー主催の、秋のご接待BBQ。
今年6月に行われたものに次いで、2度目の参加。
帰りは(法的に)運転できませんので、
行きのハンドルを任されました。

スマホナビの、
「かゆくないところにまで手が届き、掻きすぎて出血した」
ような道案内で、埼玉に着いてから右往左往させられた我々。
少し遅れて参加するつもりではいましたが、
思ったよりちょっと遅れて会場に到着。

参加費を払い、取り皿を受け取り、アルコール消毒をしてテーブルへ。
開始から1時間は経っているので、
落ち着いている人たちは、目の前にある肉に目も向けずに歓談中。

そ、そこの肉、とらしてもらっていいすか。

無作法とは思いつつ、隙間から箸を伸ばして、肉をゲット。
うん、うまうま。

スタッフ、参加客ともに知った顔がおらず、
ちょっと居場所のない嫁さん。
当然、私はさらにその陰。

知った顔、知った顔は・・・。
・・・・・・お、社長がいるね。

笑顔で歓談中の社長に気づき、人の波をかきわけてご挨拶。

前回は先頭に立って肉を焼いていましたが、
今回は子分たち スタッフたちに任せているそうで。
それでも、来る人来る人の相手をするわけですから、やっぱり忙しそう。

そのうちに、前回お会いした人や、あとからやってきた人に顔見知りを見つけたり、
そのつてで面白い人とお話をしたり。
メーカーのつながりで来る方たちなので、
我々のような、星空案内の現場の人間は少ないようで、
「星のソムリエってあるんですね」
と言われること多数。
嫁さんが名刺とともに、まあるい写真の絵葉書を渡しますので、
その脇からAD(私)が、簡単にアストロカメラの説明を付け、
「へぇ~!」
と目を丸くさせて、と。
餅つきのようなコンビネーションです。

薄暗くなってきて、望遠鏡が一台セットされました。
それとともに、私も双眼鏡を一台セット。
月もあるしすばるも昇ってくるし、あった方がいいと思って持ってきたのです。

が。

曇り。

かろうじて月が見え隠れするので、
望遠鏡が手間取っている間に双眼鏡を月に合わせてご案内。

たまに、夏の大三角やカシオペヤ、カペラ、アルデバランなどが見えてくるものの、
雲が邪魔で、なかなかM45が出てきません。
それでも、少し待っていると、やっと3つほど肉眼で確認ができるように。
双眼鏡で覗けば、きちんとすばるの姿が見えました。

望遠鏡の方は、場所を変えて・・・・・・その向きだとアルビレオっすね。

郊外とはいえ、埼玉の街の中なので、空は明るいです。
でも、都心ほどひどくないので、
まぁ、いい感じじゃないでしょうか。

参加の方の中に、スペインから来られた女性が1名。
日本語はできるのですが、「すばる」と言っても、さすがにピンとこない。
嫁さんが「プレアデス星団ともいいます」と言ったら、
目を輝かせて、「お~! プレアデス!」と笑顔になりました。
そうかそうか。そりゃそうだ。

参加者は少しずつ解散していき、
スタッフとともに社長も様子を見に来ました。
「勝手にやってます」
「分かってます」
そんな感じ。

使っていた双眼鏡は、別のメーカーのものでしたけどね(汗)。

結局最後までいましたかね。
終わってほっこり。
しみじみ、星空案内、楽しい。
大したことをしたわけじゃないですけど。

嫁さんは、なんか次につながりそうなご挨拶もできたようだし。

また次回も、参加できるといいですね。


16日(木) 「落ち着いた」

本日、入稿作業が終わりました。
もろもろ、やっと気持ちが落ち着きました。

先週末、締め切り直前に休みをもらい、
祖母の葬儀へ。
母のときと同じ斎場で、気持ち的にも慣れたもんです。

斎場に慣れるというのも、なんですけども(苦笑)。

通夜のあとは、父と泊まり込み。
斎場の担当者が、夜間の出入りなどの説明をしてくれましたが、
えぇえぇ、大丈夫ですよ、2度目ですから。

嫁さんは、猫のいる我が家へ。
もちろん、猫対策済。
寝袋持参(笑)。

斎場組の父と私は、残った料理をつまみながら呑んでいました。
最近膝が痛いと、仕事を休んでいる父。
そのため、酒も控えていたそうですが、
父の故郷の地酒を持っていったので、
気が付けば、小瓶の2/3は父が呑んでいました。

控室に戻り、私は風呂に入りましたが、
出てきたら、父はすでに寝ておりました。
まぁ、疲れたよね。
母のときのように、挨拶を考えたり香典を数えたりがなかったので、
気持ちも楽だったのかもしれません。

午前4時頃に目が覚めて、
祖母の様子を見に行きました。

うん、ちゃんと寝てるね。

外は雨風が凄いようで、
結構いい音がしています。
あまり山梨では聞かない気がする、懐かしい風の音です。

軽く寝て、目覚めてまた祖母のところへ。
今は線香も渦巻き型で、放っておいても火は絶えませんから、
まだ燃えていますし、残ってもいます。
昔と違って、気楽なもんです。

8時頃、担当者がやってきて、朝刊を渡してくれました。
父も目を覚ましまして。
「いつの間にかに寝てたなぁ」

・・・・・・。

「呑んでたもの(笑)」

さぁ、そろそろ着替えましょうか。

9時半から告別式。
大半の方は通夜に来てくださったので、
今日はご近所ばかりで、みな祭壇の前で着席。

ご焼香に来られた方がいないから、
会釈をしなくていいので気楽ではありますが、眠くもなります(苦笑)。

告別式から初七日までを終え、出棺。

そういえば、亡くなってから一週間経ったから、
初七日なのも間違いないね。
さすが、うちのばーちゃん、なんて。

うちの葬式はみんなが笑います。
なぜか明るい。
不思議ですね。

荼毘に付すのは目の前の火葬場。
歩いていけばすぐなのに、ぐるっと車で遠回り。
現場についてしばらくしてから、妹が
「骨壺に入れる眼鏡を忘れた」
と。

あぁ、確かに控室に置いてきたなぁ。

あとからは入れられないので、
作法的にどうなのかは分かりませんでしたが、
精進落としをさっさと済ませて、こっそり取りに戻りました。
低い門をまたいでホールへ入り、
こそっと眼鏡をとって、何事もなかったように食事の席に戻りましたとも。

ばーちゃんの骨、しっかりしてました。
形が残っている骨もあるんだもの。
骨密度が20代の若者並みだったそうで、
壺に一杯になったもんですから、
眼鏡がギリギリ。
よく入りました。

葬儀を終え、実家に戻りまして、
着替えを済ませてから帰ってまいりました。

日程は金、土だったので、
翌日も休みだったのですが、
さすがに締め切り直前なので、会社のPCを自宅に持ち帰っておりました。
で、自宅で制作、修正、校正。
翌日出社して、制作、修正、校正。
ホントに間に合うのかよという状況でした。

こうなるのが予想できたから、週末にはいないよと言っておいたんですけどね(苦笑)。

まぁ、最終的には間に合いましたので、
ホッとした次第です。

さぁ、また制作開始です。


5日(日) 「大往生」

3連休が終わろうとしています。
なんだかんだで落ち着かないお休みでした。

火曜日の昼休みに、実家の妹から
「ばーちゃん入院したって、聞いた?」
とのメール。
なんのことかと聞き返したら、
祖母が肺炎の疑いありで検査入院をしたと。
2週間ばかりということで、ちょっと長いような気はしたのですが、
まぁ、検査入院というなら焦る必要はないかと思い、
嫁さんの都合と合わせて土曜日に見舞いに行こうと決めました。

一瞬、早退して駆けつけるべきか悩みましたが、
「倒れた!」
と言われるのと、
「入院したって聞いた?」
では、印象が違います。
母のときは、「旅行先で倒れた」だったので、
そのまま駆け付けました。

どうあがこうと、自分が着く頃には病院にいるということ自体は同じなんですけどね。
言葉のニュアンス、というやつでしょう。

水曜日はなにもなかったのですが、
木曜日、容体が悪化したと妹が病院に呼び出されました。
まぁ、CMでもよく聞くように、高齢者の肺炎は怖いですから、
ちょっと嫌な予感はしました。
それでも、そのときには、特に何もなく、
「お騒がせしました」
とメールが来たので、ちょっと安心したのですが。
その夜に再度呼び出し。
父が病院に向かいましたが、到着した時には、
すでに脈がなかったそう。

ばあちゃん、お疲れ様。

なによりそう思いました。

大正生まれの96歳。
連れ合いと、3人の子供のうち2人を先に見送って、
それでも大してボケもせず、杖もつかず、
家事もしながら、
日々グラウンドゴルフで動き回っていた人でしたから。

金曜日に顔を見てきましたが、
入院生活が短かったからか、本当にただ寝ているようにしか見せませんでした。
今にも
「よく来たね」
と言ってくれそうな。

お寺と焼き場の都合で、葬儀は今週末。
ちょっと時間が空くのが申し訳ないけどね。

今、父と妹が準備で動いてくれています。
なにも手伝わずに申し訳ない。

ついでにいうと、どうも嫁さん、猫アレルギーも持っていたようで。
実家で飼い始めた猫としばらくは遊んでいたのですが、
途中からかゆみやらなにやら出てきたみたい。
前回の滞在時はなにもなかったので、
そのときとの違いと言ったら、ソレしかない。
なので、当日も、あまり手伝いはできそうにありません。
現地合流、現地解散、かな。
よほどのことがあればいくけども。

申し訳ない。