2018年10月
27日(土) 「きのこきのこきのこ」

某アニメで、違う名前だけど紹介された、ここ
無類のキノコ好きの嫁さんの希望もあり、いってみました。
20号線を走りながら、茅野、高遠を経由して伊那へ。

・・・・・・うーん。

この道のり、免許取りたての女子高生が、原付で走れるか?
身延から。

うーん。

フィクションではありますが、それにしてもなかなか難しいかと。

川を渡りまして、多分直線距離にしたらあとわずか。
目的地は、目の前の山の上なんですよ。
そちらに抜けられる道を探しながら、川沿いの道を行きますが、
スマホナビに指示される道が、とことん狭い。
本当に「これ行けってか?!」というものばかりで。
どうにもならないまま、先へ先へと進まざるを得ず、
やっと信号で曲がったと思ったら、やっぱりすんごく狭い道へ。

本当にこれしかないの?

仮にも、冬にはスキー場になる場所なのに。

ぶつくさ言いながら、それでも、やっと看板を見つけまして、
いかにもスキー場へ向かう、それっぽい坂道を上り、
なんとか現場にたどり着くことができました。

 

木が多いですが、冬には葉が落ちるでしょうから、それなりの眺めになりそうです。
しかし、そこそこ急な斜面に、
段々畑のように、駐車場が少しずつ。

オンシーズン、これで賄えるくらいの来客だとしたら、
ここも結構やばそうだな。

いかにも
「スキー場の入り口だよね」
という建物の前に、キノコの顔出し看板。

・・・・・・うーむ(苦笑)。

中に入りますと、広いロビーが売店になっていたのですが、
棚がぽつぽつとあり、
そこに、商品がさらに7分目という感じ。
王国感は皆無です。

スキー場が片手間にやってます、そんな感じしかしません。

ざっと見てから、いよいよキノコの方へ。
階段を上って外に出ます。

ん?

確か、ホームページには、いろいろなアトラクションといいますか、
遊べる場所があるというようなことがありましたが、
建物を出たところに、バーベキューサイトといいますか、
野ざらしのテーブルと椅子が、眺めのいいところに並べられていまして、
あとはトランポリンが、三つ。

だけ。

だけ?

いやいやいや。

・・・・・・まじで?

正面には、ロッカー室などのある建物。
左に目を転じますと、ゲレンデになるであろう斜面とリフト。
で、手前にトランポリン。

・・・・・・。

む・・・・・・。

忘れよう。

正面の建物の左手に、きのこ農園への入り口がありました。
気を取り直して。

橋を渡って進んでいきますと、香ばしい香りが。
ここでは、収穫したきのこをその場で焼かせてもらえるんですね。

うまそうです。

粗末な屋根の下で、ちょっと大きめなコンロが一台。
コの字に囲むようにベンチ。
収穫したての焼いたきのこに、醤油を一たらし・・・・・・。

たまらんすねぇ~。

早速、「狩り」にいきましょうや。

目の前には、栽培室があり、入り口は解放されています。
中は湿度を保つために、かなりの過湿状態。
中の棚に、栽培されているきのこが並んでいます。

ん・・・・・・そうか。

もうちょっとボリュームがあるビジュアルかと思った。
いわゆる、事務用のスチール棚で、奥行き2つ分、
4列くらいが、収穫できるきのこ。
奥には入れません。

それでも、しいたけ、ひらたけ、そしてなめこ。
なめこを収穫できるのは、ちょっとテンション上がります。

へぇ、やっぱり、この時点で少しぬめるんだ。

備え付けのカゴに取り、レジに持っていったら、
種類ごとに計量をしてお会計。
そのときに、食べていきたいと申告をすれば、
脇のコンロで焼いていけるという段取りです。

最初は全部持って帰るつもりだったのですが、
せっかくだから、一つずつくらい食べていこうということで、
割り箸や塩などを受け取りまして、
先客がいたので、その脇に座り、コンロにしいたけを並べていきました。

むほ。
笠の裏におつゆがたまっていきます。

 

塩を一振りして一口。
うん、肉厚でうまい。

と、先客の方が、醤油を差し出してくれました
どうやら、そちらのセットには醤油があったみたいですね。
もう引き上げるというその方にお礼を言って、
醤油を一たらし。

・・・・・・やっぱ、焼きしいたけには醤油だよねー。

とれたてしいたけを堪能して、終了。
さぁ、帰らなければ。

て、また、あのよく分からない道を通らなけりゃいけないんだろうか。
でも、スキー場へのアクセスと考えたら、
もっと広くて使いやすい道があるはずなんだよなぁ。

とゆーことで、下まで降りて左折。
そのまま太い道を進んで、このへんかと当たりをつけて右折したら、
ちょっと住宅地を抜けただけで、見事に、交差点に出ました。
来るときに曲がらされた、川を渡ったところの交差点です。

あるやんけ!

二人して、思い切りツッコみました。

やっぱり、地図は必要だなと、しみじみ感じた道のりでした。

で、そのまま帰るのがスマートなのですが、
時期も時期といいますか、そばのうまいシーズンですよね。
で、高遠で新そば祭りがあるというんですよね。
王国のロビーで見つけちゃったんですよ、そのポスターを。
で、いくしかないわけですよ。

本当は、伊那の町で散策をしようかと思っていたんですけどね。
新そばには勝てません。
てことで。

桜の時期には大混雑になる、高遠城址公園。

 

紅葉の時期のお祭りとはいえ、やっぱり桜の時期ほどではないですね。
駐車場も無料ですし、園内に入るのも無料だし。

さて。

新そば祭りのはずだけど。

のぼりもあるけれど、はたして食えるのか?

露店はありますが、団子や地産のものはありますが・・・・・・。

ぐるっと回ったら、やっとそばを見つけました。
ニシンを乗せたかけか、もり。
我々は、やっぱりもりですね。

 

そして

 

足りなかったんです。
ローメンです。

高遠の紅葉、昔から気にはなっていました。
でも、なかなか来る機会はなかったんですよね。
シーズンになると、忘れているんですよ、ここのことを。
で、春先になると思い出すという(苦笑)。

 

派手さはありませんでしたが、
しっとりとしていて、気持ちがよかったです。

いい休日でした。


20日(土) 「車検のつもりが」

発刊日。
冊子を置いてくれる店舗や施設を周り、
あらかた終えたところで、
前回もお願いをした自動車工場へ車を持ち込みました。
満17年となる愛車の車検のためです。

このところ、いくつか調子のおかしいところがありました。
走行中(そのうち停車中にも)、勝手に運転席以外のドアロックがかかる。
電球切れでもないのに、左のスモールがつかない。
バッテリーは問題ないのに、時折エンジンのかからないことがある。
ABSの警告灯が点灯する。
もっと前からいえば、右リアの窓が動かないとか、
CDプレーヤーが故障したとか、
まぁ、いろいろあったわけですが。

いうても、元ガソリンスタンド店員ですので、
それなりには車のことも分かっています。
オイル交換は定期的にしていましたし、
冷却水の交換もした。
多分、一般の方よりは気をつけてきていたつもりなんですけども。

「お車が重症です」

電話越しにそう言われたときには、一瞬なんのことだか分かりませんでした。
同時に、来るべきときが来たかと。

2本のピストンで、エンジンの圧縮比の数値が、きちんと出ていない。
つまり、エンジンが性能通りのパワーを出せていない状態だと。

このまま車検を通せないことはないが、
いつまでもつかは分からない。
1年以上もってくれればいいが、
仮に、1、2ヶ月でダメになってしまったら、
車検代がもったいない。
エンジン載せ替えも考えましたが、
エンジンがいってしまうレベルの年数ですから、
他にガタがきていてもおかしくはなく、
まぁ、実際に、それなりにガタはきていたわけですから、
どこまで乗り続けられるかは、正直分かりません。

山梨に来て半年で手に入れた新車でした。
実家で付き合いのあったディーラーで、中古車で探してもらうことにしていたのですが、
「ちょうど、モデルチェンジをしたばかりの、いい車があるんですよ」
に押し込まれ、なかばディーラーのゴリ押しでやって来た車でした。
とはいえ、頭金なしで月々3万円の6年払いという無茶なローンは、
当時お金のない自分にはありがたかったですし、
希望の車とは違っていたとはいえ、燃費は良く、キビキビと走ってくれたので、
非常にありがたかったです。
パワーのない車で、雪道をどう走るかも勉強できました。
2度の事故でも、破損したのはボディだけで、ガラスは割れることもなく、
私自身にも外傷がないという奇跡。
(腰は悪くなりましたが)
よく守ってくれたなと思います。

望遠鏡を積めるようにと選んだ、ステーションワゴン。
山を走るならこっちの方がいいと選んだMT。
非常に使い勝手がよく、走っている満足感のある、いい車でした。
ここ10年くらいの平均燃費も15km以上。
大きな故障もなく、コストパフォーマンスは本当に良かった。
これとお別れをするのは、正直寂しいところではありますが。
とはいえ、車は走れなければ意味がない。
持っているだけでいいという道楽ではありませんので、
ここは・・・・・・致し方なし。

今は、代車で動いています。
年式は古いですが、きちんと走るホンダのハイブリッド。
工場からは、この車なら車検代プラスアルファくらいで出せると言っていただいたので、
一応、MTのワゴンを探してはもらっていますが、
買い替えも、ほぼこれになりそうです。

MTから、一足飛びにハイブリッド。

嫁さんが「似合わないねー」と爆笑しました。

まぁ、今回と次回の車検を通すくらい乗れればいいかなと。

人が歳をとれば、車も歳をとりますな。