2018年4月

21日(土) 「土まみれ」

朝も早くから起きだして (とはいえ、いつも4時半とか5時とかに起きていますから、いつも通りですが)、
お出かけの準備。
今日は岐阜に向かいます。

今日行くのはこんなとこ
放射性廃棄物の地層処分の研究を行っているところです。
一般的に知られているんですかねぇ。
かくいう私も、嫁さんから行こうと話を持ち掛けられた時点で、
「深い地層が見られるんだ、わくわく」くらいにしか思っていませんでした。

月に一度、地下深くの研究現場を見学できるということで、
予約を入れていました。
(ほかの日でも見学はできるそうです。・・・・・・月イチとの違いはなんなんだろう?)
で、6時に出発しようと言っていたのですが。

6時です。
・・・・・・嫁が起きてこない(笑)。

タイミング的に今日になってしまった洗濯はすでに済ませ、
もう干しました。
で、あらかた準備はできているのですが、
起きてこない。
とりあえず起こしましょう。

おはよー。

ようやく、目をこすりながら起きてきました。

嫁さんが支度をする間に、洗濯物を室内干しに切り替えて、
コーヒーを用意して、買い物をするかもしれないのでクーラーボックスを用意して。

さぁ、いきましょう。

日の出直後は寒いくらいでしたが、
車の中はすでにちょっと暑い。
山並みの山頂付近は白いものの、
ふもとは淡い緑があふれています。
ヤマザクラとのコントラストが、すっかり春ですねぇ。

初夏を感じるほどの陽気の中、中央道は、テンションの高い車がガンガン飛ばしていきます。
あれを見るたびに思います。
法定速度以上にスピードが出せるようにする必要があるのだろうかって。
プラス20キロくらいまでは黙認していただくとして、
それ以上って、日本国内では必要ないですよね。法的に。
なのに、メーターには180とかあるのは、なんでなんでしょ。
出せる技術はあったとしても、出せるシステムを市場に出す必要はない気がするんですよねぇ。

まぁまぁ、それはともかく。

岐阜に入り、瑞浪のインターで高速を下ります。
で、一般道で山の中に入っていくのですが・・・・・・。
あれ、この辺じゃ・・・・・・?
というところで、看板が出ていません。
二人して首をかしげながら、とりあえず先へ。
「ないねぇ」
「ないよねぇ」
そのうち、丁字路にぶつかりました。
これは、明らかに行き過ぎたな。
ずいぶん先で引き返し、スマホナビを確認しながら戻っていきますと、
あぁ、怪しいと思ったところの奥に看板が。

もっと目立つようにせぇ!

その先に進み、ようやく建物を発見。
ちょっと入口が分かりづらかったですが、無事に到着。

 

敷地に入りますと、さほど大きくない駐車場はすでに満車に近い状態。
集合時刻をちょっとすぎてしまったので、
小さくなりながら建物の中へ。

特にお咎めもなく、無事に受付終了(苦笑)。

あまり広くないスペースですが、
様々な資料が展示されています。

 

ここを見ていても、ちょっとワクワクします。

座学の後に施設見学ということで席に着きます。

 

・・・・・・左のボンボンはなんだ?

と思っていたら、座学の前にセレモニーがあると。
どうやら、今日、入館者数4万人を達成したそうです。
そのくす玉なんですね。
4万人目に記念品の贈呈をするのだそうです。
自分だったらどうしよう! ・・・・・・なんてことはないですね。
こういうのは、該当者は選ばれますから。
ほぉら、やっぱり子供さんだ。
こういうのも、忖度っていうんですかね(笑)。

座学のスライド、DVDを見た後、3班に分かれて現場へ向かいます。

 

引率をされて、立坑を下りていきます。
その途中、急で狭い階段があり、下が見える場所もあるため、
高所恐怖症、閉所恐怖症の方は、気分が悪くなった場合は申告してくれと。

びびらせないで(苦笑)。

 

立坑は500mの深度まで行っているのですが、
最深部は工事中のため、今日は300mのところの見学です。

 

エレベータで下りて、横坑を見学していきます。
コンクリートで壁の養生がされていますが、
地下水があちこちからにじみ出ています。
日々、相当量の地下水が出てきているので、
それらを汲み上げ、水質調整をして河川へ放流しているそうです。

気温も湿度も若干高めな坑道。
あちらこちらでシャッターを押す手が止まらない我々。
楽しいですねぇ。

元来は、放射性廃棄物の地層処分のための研究施設ですが、
地中のありようや地下水の動き方、地上との環境の違いの比較など、
様々な知見を得られる、貴重な現場です。
当面20年という期間限定で土地を借りて研究を行っているそうで、
あと数年で期間が終了すると。
終わればすべてを埋め戻し、原状回復していく様子も観測していくそうです。
表面上の「埋めた」だけでなく、
地下水の様子、水質の様子、その他細かな諸々が本当に戻るのか、
そして、なにが戻らないのか。
机上の計算だけでは分からないことだらけですからね。

まだまだ知らないことだらけです。
いい時間でした。

さぁ、施設を後にしまして、
土岐へ。

焼き物好きの嫁さんのテンションが、また上がります。
なんせ、どこを見ても、どこにいっても、焼き物だらけの街ですから。
驚くほどに、本当に驚くほどに、美濃焼です。

道の駅が「どんぶり会館」ですもん(苦笑)。
徹底してます。

そんな道の駅に入ると、もうもうもう、お土産よりも焼き物。
ずらーっと。
1階はお土産フロア、2階はレストラン、地下1階は陶芸体験工房。
凄いっす。
で、レストランで使う器も焼き物。
なんなら、ソフトクリームも小さなどんぶりに入っています。
もうね、笑えます。ただただ笑えます。

館外には露天市。
春らしいですね、タケノコが並んでいました。
それと、箱入りサンフルーツをお買い上げ。
そこから、焼き物を見にこちらへ。

入館無料なんですって。

収蔵作品の数も多く、職員さんもそこそこいる施設なのに。
凄いな。
1階にずらっと並んでいて、2階に上がったら、またずらっと。
嫁さん、大喜びで見ていますが。

・・・・・・ちょっと食傷気味(苦笑)。

ここで見つけたパンフレットを元に、
戻りながら、もういっちょ
公共施設の中に入っている焼き物屋さん。

嫁さんキャピキャピです。

いろいろありましたが、箸置きが出色。
てゆーか、脱力して笑いました。
アジの開きの箸置きなんですもん。
そして、嫁さん、レンゲを二つお買い上げ。
実に土まみれな一日でした。

さぁ、帰りましょうか。

本当ならね、そろそろ運転を代わるべきだと思うんですが。
いかんせん、睡眠不足。
実は朝から、助手席でずっと舟をこいでいたんです。
だもんで、ここから、またしても助手席でうつらうつら。

ふっと意識を戻したのは、嫁さんの
「飯田を回ります!」
という宣言で。

帰りは高速ではなく一般道でたらたらと進んでいたわけですが、
なんか19号線を走るのが疲れたんでしょうか。
飯田方面に向てけハンドルを切りまして、国道153号線でひたすら山梨へ。

下界は夏日になろうかというこの日、それでも、山の上は肌寒いくらい。
新緑の芽吹きからヤマザクラまで、標高差で季節が一か月ほど違いますね。
そんな峠道を走る嫁さんが楽しそうで、
また、こちらもめまぐるしく景色が変わるもんだから、
眠気に襲われる暇もなくて。

飯田から高遠を抜けて、無事に帰宅。
スーパーで購入した食材を詰めたクーラーボックスやらカメラザックやらを抱え込み、
目についたビニール袋を指に引っ掛けて、先に玄関へと向かいます。
と、玄関脇に回覧板が。
なんだろうと思って、つい手を伸ばそうとしました。
荷物をたくさん持っているのにも関わらず。
本当に余計なことをしました。
その瞬間に、ビニール袋が滑り落ちました。

かしゃ!

硬くて軽い音。

血の気が引きました。
そうだ、陶器を買った。

急いで家に入り、梱包を解きますと、
二つ買ったレンゲの一つが三つになっていました。

♪包みの中にはレンゲがふたつ。
♪包みを落とすとレンゲがよっつ。

・・・・・・。
うぅ~、ごめんよぉ。


11日(水) 「雨です」

夕方から雨。
しとしと。
そういえば、春の雨を「サタサタ」と表現した人がいましたな。
誰だったっけ。
どことなく春の陽気を感じられるような、
そんな擬音ですね。

いつくらいからでしょう、ずっと香川のFMのポッドキャストを聴いています。
まぁ、うどんです。
そろそろ600回に届こうかという長寿番組のポッドキャスト。
おもろいですねぇ。
うどんの話もそうですが、メインMCがマネジメントを教える大学教授だし、
気づくこと、感心すること、驚くこと、共感することも・・・まぁ、たまにあります(笑)。
基本的にはバカ話ですが、香川のあれこれが聞けるのは、嬉しいです。


10日(火) 「どうにも」

寝た気がしないこの頃。
眠くなるし、寝るし、夜中に目覚めることもないんですが、
1か月前に比べると、1時間くらい早く目が覚めています。
寝るのは少し遅く(それでも、日付が変わる前だけど)なっているのに。

ふと、気づきました。

大学の頃がこんな感じ。

22時、23時頃に寝て、起きるのが3時、4時。
正味5、6時間の睡眠。
「そのサイクルは、もはや老人」
とよく言われました(苦笑)。

なんなんでしょ。
なにをしているわけでもないんですけどね。


8日(日) 「月と火星と土星と木星と」

最近眠りが浅いというか、目覚めが早いです。
0時頃に寝ても、5時半頃に目が覚めてしまう。
もう一度ウトウトとはするのですが、
なんか、寝た気がしないです。

今日は、4時半・・・・・・頃でしょうか。
目が覚めました。
でも、布団の中でうだうだとしていたら、
嫁さんも目を覚ましました。
そしたら、外に出て、少しして戻ってきました。

「月と火星と土星が近かった」

あぁ、そういえば。
でも、体が動かないのでウダウダ。
やがて、嫁さんは眠りに。
が、私は徐々に目が冴えてきまして。

よっこらしょと外に出てみますと、
薄明の始まった空に、月と火星と土星が並び、西寄りの空に木星も輝いています。
若干雲はありますが、まずまずきれいな空。

私、なにを思いましたか、
三脚を運んできまして、赤道儀を乗せまして、その上に屈折望遠鏡なるものをセット。

シーイングは悪かったので、木星の縞模様や火星の模様はほぼ無理でしたが、
土星の環や、本体から環に落ちる影は見えました。
そして、月面散歩。

明け方の月もきれいですな。