2019年11月
29日(金) 「なんとか」     

おはようございます。

今日で復帰。
明日、明後日が休みだから、様子見というところもありますが。


28日(木) 「やっぱだめぽ」     

おはようございます。

今日も熱。
熱い。

だめぽ。


27日(水) 「だめぽ」     

おはようございます。

熱。
下痢。

咳、喉の痛みはありませんが。


26日(火) 「讃岐うどん遍路 vol.4」     

おはようございます。
4日目の朝、琴平です。
さぁ、残念ながら、今日四国を離れなければなりません。
心行くまで香川を堪能することにしましょう。

いやしかし、目の前のカレーうどんの名店が、
火曜定休だったとは・・・・・・!

残念!

一軒目は、ひさしぶりに、山の中の一軒家、
やまうちうどんへ。

街を離れて山の中。
のどかな田舎道を走り、踏切を越えて、
看板があるにもかかわらず、
「ここ? ほんとに? 合ってる?」
という道を上りますと、

 

いいたたずまいですな。

店の前に並べられているみかんを、思わず手に取りました。
うまそうだったの。
で、店内へ。

なんにも変わってない。
いや、もちろん、くたびれてはきています。
でも、これで変わらず続けていることが素晴らしい。

 

うまいです。
ほんと、それだけ。

2軒目。
ガイドブックをざっと見て、
産直市の食堂に目星をつけました。
で、行ってみましたが・・・・・・。

なんか違うかな。

二人とも、そんな印象で、とりやめ。

どうしましょうかねーと再度検討。
で、戻る感じで、一軒目星をつけました。

 

いい感じですね。

 

味のしっかりついた肉ぶっかけ。
肉うどんは久しぶりですが、おいしいですね。

ふぅ。

さて、そろそろ帰りのことを考えなければいけません。
いけないのですが・・・・・・。

なんだろう。
少し胸焼けがします。
肉を食べたから?
なんだろう。

なんか・・・・・・調子が悪い。

そんな私を心配しつつ、嫁さんは、もう一杯行くよと鼻息も荒く。

デスヨネー。

地元より四国の方が全般的に10円ほど安かったため、
減りつつあるガソリンを足し、最後の店へ。

 

 

最後もぶっかけで。

うん、食べやすくていいですね。

こうやって、私=ぶっかけ、嫁さん=かけ、と食べ比べると、
お店によって、どちらに向いているかが分かってきますね。
今後も、そんなことを意識しながら食べていきましょうか。

しかし、調子が悪い。
これは、帰るなということでしょうか。
なんちて。

・・・・・・そんなことを思いつつ、高速へ。

瀬戸大橋のSA、与島に寄り、トイレへ。
うん、よくありませんね。
それでも、ひとまずハンドルを握っていたのですが、
岡山に入ったところで、諦めました。
ちょっと状態がよくないです。
嫁さんにバトンタッチして、助手席をリクライニング。
上着を毛布のように掛けて、安静に。

そこからひたすら助手席。
ある程度進んでSAが現れるたびにマーキング。

腹の調子が悪い。

途中、いつもなら名神で進んでいくのですが、
若干混雑もあったので、
嫁さんが、たまにはと新名神を選択。
で、宝塚北SAで休憩を取りました。

・・・・・・なんですか、ココ?

建物が凄い。
トイレが美しい。
凄いね。

なんだろう、「宝塚でござい!」というプライドが結集したようなSAです。
フードコートを見れば、これがあなた名店監修の店ばかり。
なにより、かのオムライス発祥の店といわれる北極星監修の店があるとは驚きました。

嫁さんが目を輝かせて、「食べるー!」と。

私? もちろん無理ですよ?

オムライスを嬉しそうに頬張る嫁さん。
多少羨ましくなるかなーと思っていましたが、
まったくそんな気分になることもなく、
とにかくグロッキー。

それでも、いつまでも運転してもらうのも忍びなく、
変わろうかと提案はするのですが、
そんな状態のやつに運転はさせられん、ということで、
また助手席に収まりました。

寝ては目覚めてを何度か繰り返した後、休憩に立ち寄った恵那峡SA。
トイレに行ったらコンビニで、と話をして、
用を済ませて、コンビニに向かおうとしました。
ところが、です。 このSA、ちょっと変わった形をしていまして、
本線から入ってきて、誘導路に沿うように左にカーブを切り、
じわじわと右にハンドルを切って施設の前にいく、
その手前、左側に食い込むように、さらに駐車スペースとトイレがあります。
で、嫁さんはそちらに車を止めました。
で、トイレも、目の前にあるところに入りました。
トイレを出てコンビニに向かうには、
右側:駐車場から回り込む経路と、
左側:建物に沿うようにスロープを上っていく経路があります。
コンビニは駐車場に面しており、右から行くのが普通なのですが、
ちょっと施設も見ようかなと、左のスロープを上りました。
時間も遅いし、さほど人もいないSA。
寂しげだなー、なんて思いながら店をチラ見して、
コンビニに下りようとしたら、
すぐそこの階段が工事中で通行止め。
ぐるっと大回りする羽目に。

まぁ、大回りと言ってもたかが知れていますけども。

で、コンビニに入りました。

ん、まだきてない。

店内をブラブラ。
具合がよくないので、特にほしいものもなく。

ブラブラ。

・・・・・・こない。

彼女も調子が悪いのかと思い、また少しブラブラ。
こない。

そんなことあるかなーと思い、念のため外に出て上に登り、
売店の方を外から見てみました。
いないよなー。
コンビニに戻り、外から眺めて。
いないよなー。

首を傾げながら、車に戻ろうとすると、
同じような動きをする女性がいます。
嫁さんじゃあない。

なんとなく、連れを探すような雰囲気。

同じような場所に止めている車を、同じように覗き、
そして同じように振り返りました。
あ、そちらはお連れさんがいたのね。
よかったよかった。

さて、問題は私の方。

いないよ、どこにも。

またコンビニに戻ります。
やっぱりいない。

なんで?

・・・・・・やばい。
さっきは、「コンビニに行く」って言ってたはず。
なのに、いない。
車にもいなかった。
店にも、コンビニにもいない。
なんで?
ずっと運転を任せてしまって、怒らせたんだろうか。
もしかして、この瞬間にも置いて行かれるんだろうか。

調子が悪いからか、だんだん思考が崩れていきます。

すがる思いで、どこにいるのとメール。
すると、少しして返信が。
どうやら土産物屋の奥の方にいたらしく、
すぐにくると。

・・・・・・をいー。

膝から崩れそうになるほどホッとしました。
で、こんな思考になっていたことを話したら、爆笑されました。

しょうがないじゃんよ。

結局、この後もハンドルは任せきりで、おうちまで。
ヘンな締まり方をした四国旅行でした。

ありがとね。


25日(月) 「讃岐うどん遍路 vol.3」     

おはようございます。
3日目の朝、琴平です。
相変わらずの曇りがちな空ですが、
大きく崩れることはなさそうですね。

軽く酒は残っていますが、
今日も元気にうどんを食しましょう。

というわけで、キングです。

ホテルを出発し、慣れた道をスーッと走っていきます。
ガソリンスタンドのところで右折して、
田舎道をすいーっと。
いやぁ、久しぶりだなー。

・・・・・・行きすぎました(汗)。

慌ててその先で転回して、改めてキングへ。

あれ?
えらく空いてないかい?

 

キングで行列がないなんて、滅多にないんだけど。

まぁ、スムーズに食べられるなら、文句はないですけどね。

 

かまたまー。
半熟卵天がなかったので、じゃがいもの天ぷらとサツマイモの天ぷら。

炭水化物率、半端ねぇ。

いやぁ、いつもうまいわ。

さて、お土産うどんを買いましたら、次へ。
どうしましょうかと検討をした結果、
名店なかむらへ。

以前は、道路まで車があふれている、そんな感じでしたが、
今日はここも空いています。

確かに平日ですけども、なんかあったんでしょうか。

 

注文してうどんを受け取り、奥へ。

んおや?

 

カゴ入り猫ー!

なにやってんスか、キミら?
そして、先客からなにやらもらっていた、もう一匹。

こねくり回したいところですが、
嫁さん、猫アレルギーですからね。
触れないように触れないように・・・・・・。

あ、やっぱりきた!
嫁さんの背後から忍び寄る三毛猫。

嫌いじゃないんだけど、触れるとかゆくなるから、だめよー。

 

後から思えば、別のスペースに動けばよかったんだけど、
このときは、猫を愛でてしまったので、
そんなこと、思いつきませんでした。

後から来たお客さんにまとわりつく三毛猫を見ながら、ひとすすり。

 

特徴的な、柔らかいコシのうどん。
水で締めているのに、ふにゅっと柔らかい。
でも、伊勢うどんのように歯ごたえがないわけではない。
他のエリアにはない、優しいコシです。

食べ終わって店を出てから、飲食スペースを振り返ると、
おぉ、狙ってる狙ってる。

 

私は見ていませんでしたが、しばらくして、店員さんにつまみ出されたようです。
さすがに、ね(笑)。

さ、次です。
実は、天文がらみで、嫁さんの知り合いがこちらにいまして、
その方と会うことになっています。
時間があるので、ちょいとショッピングモールへ。
そこで時間調整をして、待ち合わせのうどん屋へ。

えぇ、待ち合わせはうどん屋ですが、なにか?

 

 

あれ、モノクロだった(汗)。
なんかの拍子に、設定が変わってしまったみたい。

その方の紹介で、高松市内の古本屋へ。
なんでも予約しないといけない古本屋だとか。
で、行ってみたのですが、
なかなか駐車場が見つからず、手間取りました。
お店もなかなか見つからず、うろうろしましたが、
なんとか入店。

狭い店の中に、特に規則性もなく並べられた古本たち。
本を探しに行くというより、本を背景にした部屋や空間を楽しみに行く場所なのかもしれません。

さて、せっかく高松の市街地にいるのですから、
ちょっと散策しましょうか。

ふらふらと歩きながら、なんとなく見当をつけて向かったのは、
ときどきケーキを買うお店。

うん、やはりおいしそうですね。
今日のデザートにしましょうか。

天気も微妙ですし、車を止めたのも有料駐車場なので、
そろそろ動きましょう。

今日も琴平、同じお宿です。
お宿の戻りまして、目の前のスーパーでおつとめ品を買いあさり、
ホテルロビーの電子レンジで温めて。

そこそこ豪勢に、かなりお安めに。
こんな夕食の取り方、同僚には「上級者です」と言われましたが。
でも、なかなかいいもんですよ。

ケーキもおいしかったです。

 

(ここで、カメラの設定が変わっていたことに気づき、戻しました)

ちなみに。
洗濯物をランドリーコーナーに持っていったら、
乾燥機がなくなり、洗濯機が、ドラム式の洗濯乾燥機になっていました。
これはありがたい。
途中で様子を見に行く必要がなくなりましたから。

10年前から年に一度利用するホテル。
さすがに施設も変わっていきますな。

明日は帰る日です。
心残りのないよう、有意義に過ごしましょう。


24日(日) 「讃岐うどん遍路 vol.2」     

おはようございます。

一瞬、自分の居場所を見失いましたが、
コンマ2秒で、愛媛にいることを思い出しました。
少しして嫁さんも起きだしましたので、
支度をして朝食へ。

 

ニッポンのあさごは~ん。

そういや、こうやって宿で食事をとるのって久しぶりだな。

食事を終えて支度をし、車に荷物を詰めている間、
嫁さんは、女将さんと話をしていました。
なにかと思えば、お遍路やお接待の話ね。
香川もそうですけども、
お遍路とお接待、この二つは四国の文化。
絶対に切り離せないものだと感じますもんね。

四国自体、もともと修行の地とされていました。
都から離れているけれど、しかし認識されないほど遠い地ではない、
それでいて本州から隔絶れた場所という環境。
うまくできてるなぁと思うくらい、
島流し、修行の地として、四国は適していたと思います。
讃岐出身の弘法大師=空海も、当然のように修行を行っていたとか。
そんな空海ゆかりの地に、その他の修行地が加わって、
いつしか、四国を一周するようなルートが出来上がったようです。
もともとは修行をして回ったわけですから、
場所が定まっていたわけではなかったようです。
それが、いつしかお寺を回るようになり、
庶民にまで広まったのは、江戸時代に入ってからみたいですね。

まぁ、「見たんか」と言われればそれまでですが。

修行、懺悔、贖罪、祈願のため、
笠をかぶり白装束に身を包み、杖を突いて黙々と歩く。
四国巡礼には、暗く重いイメージが重なります。

でも、そのイメージは今、「楽しめるレジャー」にとってかわられていますね。
団体ツアーが組まれるほど、「四国巡礼」は、観光資源になっています。

考えてみると、この「四国巡礼」は、本当によくできたシステムだと思います。

1、目的が明確
2、ほどほどに困難
3、だからこそ達成感がある
4、しかし、義務感はない
5、地域を隅々まで回る

凄く観光に特化したシステムだと思いませんか。

目的は「四国中の決められたお寺を回る」こと。
手段は問いません。
歩いても、バイクでも車でも、バスでもいい。
1回で済ませなくてもいい。
しかし、八十八ヶ所のチェックポイントがあるので、
すべてを回るにはそれなりの苦労があります。
だからこそ、すべて回り終えたときには達成感があります。
そして、四国中にそのチェックポイントがあるわけですから、
結果的に四国全土を回ることになります。
回る方にとっては、多くの場所を見るチャンスが生まれ、
迎え入れる方には、なにもしなくても訪れてもらえる名目があるわけです。

観光地にとって、こんなに前提条件が楽な話はないわけですよ。

定められた手順はあります。
厳しい作法はあります。
でも、そうしなくても、別に誰にもとがめられません。
自分なりの巡礼の仕方で、それで十分なんです。

なんせ、遍路は「修行」なのですから。
答えは自分の中にしかなく、
自分に嘘をつかなければ、それが正解なのですから。
だから、やりたい人が、身の丈に合った方法の中で、
きちんと行えばいい。
厳しさとゆるさが共存しているんですね。

変な言い方ですが、
四国はテーマパークであり、お遍路はアトラクションともとらえられるわけです。
日本の「厳しすぎない宗教観」が、それを成立させているんだと思います。
だからこそ、一過性のものではなく、
一度経験して、またやりたいと思う人が出るのでしょう。
前とは違う方法で、何度でもやっていいのですから。

ほかの国の、ほかの宗教だったら、ダメでしょうね、絶対に。

「お接待」が生まれたのは、なにがきっかけだったのでしょう。
厳しい道中の遍路を見かねて、水を差し出す、飯を差し出す、軒下を貸す、
そんなことが始まりのような気がします。
当初の遍路は修行をする人たちですから、
そんな方たちに、少しばかりの手を差し伸べることは、
多分、功徳を積むことと同等の価値を持っていったんでしょう。

女将さんが、口にしていました。
「行っていただいている」
と。
自分ではいけないところ、自分ではできないこと、
それを代わりにしていただいているから、
そのお手伝いをする、「お接待」はそういう感覚なのでしょう。

なんかね、朝からいろいろ考えさせられました。

さ、お仕事の邪魔をしてもいけません。
出発しましょう。

 

女将さん、車のナンバーを見て
「ほんとに山梨だ」
とビックリしてました(笑)。
分かっていても、実感したのでしょう。
本当にお世話になりました。

今日から香川です。
とはいえ、夕方までに入ればいいわけですから、
少し愛媛の情報でも仕入れに、どこかに寄ってみましょうか。

というわけで、道の駅です。
駐車場整理に人が立っています。
なにか、混雑が予想されるイベントでもあるのでしょうか。

中に入りまして、ざっと見て回ります。
昔ながらのというほど古びておらず、
しかし近年はやりの大型施設というほどあか抜けてもいない。
程よく使いやすい直売所、でしょうか。

それはそれとして、商品はいいですね。

野菜がみずみずしく美味しそうなのは当たり前ですが、
加工品がおいしそう。
ハンバーガーがね、異様においしそうだったの。
買いましたよぉ。
その他にも、いろいろとぉ。
ただまぁ、そうはいいましても、
これからうどんを食いにいくわけなので、
さほど食料を買い込むわけにもいきません。
ほどほどにね、ほどほどに。

十分に満足しまして、車に乗り込み、出発!

・・・・・・あ。

愛媛の情報、集めるんじゃ・・・・・・。

時すでに遅し。
ま、いっか。
また、どっかあるでしょ。

来た道を戻り、また砥部の町に出てきました。
さくさくいきますよぉ・・・・・・え?

 

寄る?
そりゃ寄るよね。

一度行き過ぎて、交差点で左に入り、ぐるっと後ろに回り込んで、
もう一度同じ道からのアプローチ。

建物は、プレハブの古びた骨董品店といった印象。
中は広く、かなり多くの窯のものが並んでいます。
ここでも、狩人(嫁)の目が光ります。

しばらくして、2点の小皿をお買い上げ。

さ、出発です。

松山インターから高速で香川へ。
途中、昨日の石鎚山SAで休憩。
なにかをするつもりはなかったんです。
なかったんですけど、見つけちゃいました。

「太刀魚巻き」。

なんですかそれ。
もう、分かんなかったんです。
でも、脇から来た4人グループが、
「あった~!」
と歓声を上げるくらいには名の知れたもののようです。

しばらく悩みました。
悩みましたが、買っちゃいました。

 

なるほど、開いた太刀魚を棒に巻いたのね。
で、焼いて、たれをかけて。

なかなかのボリューム。
4種類味がありましたけど、一本にしておいてよかった。

香川に入り、大野原インターでおりました。

普段は訪れない西讃エリアなので、
こちらでいくつか回っていきたいところ。
事前に見当をつけていた、「カマ喜ri」に立ち寄りたかったのです。
で、ナビに従ってお店には着いたのですが・・・・・・。

おしゃれなカフェのような外観ですが、
本格的なうどんを出す名店として、人気の高いお店。
そこに日曜日に訪れたのが失敗だったのでしょうか。

駐車場、満杯。

駐車場の中で立ち往生しかけましたが、
このままいてもどうにもなりませんので、
諦めて外に出ました。

さぁ、どうしよう。

助手席で、ガイドブックにザーッと目を通し、
一か所目を付けて、そこに向かうようにナビを始めたのですが、
ふと、本当にふと、その店の手前に意識を持っていかれました。

店を見たからじゃありません。
地図上です。
もっと厳密にいえば、各店の記事の、小さな略地図を見たときに、です。
直進して左側、が狙っていた店です。
でも、その手前で右折しました。
で、すぐの店。

 

セルフタイプではなく、オーダーをして運んできてもらう一般店タイプ。
嫁さんはいつも通り、かけ。
メニューをじっくり検討した私は、とり天ぶっかけにしました。

やがて出てきたうどん。

 

一口すすって目を見開きました。

・・・・・・なんだ、これ。

水で締められ、コシの出たうどん。
固いわけじゃない、軽く歯を押し返すような程よい弾力。
それに絡む、ほんのり甘いダシ。
そして、衣がサクッとした、味わい深いとり天。

正直、感動しました。

これまで食べてきたうどんも、もちろんおいしい。
でも、本当にびっくりしたんです。
添えられていたレモンを絞ったら・・・・・・。

むふ。

笑いが漏れました。

劇的な味変。
一口すすった嫁さんが、「この店はぶっかけだね」というくらいの素晴らしさ。

なぜだろうと思いながら店内を見ていたら、
西讃一般店の雄である、とあるお店の店主のお言葉が貼ってありました。
そこで、すとんと。

あぁ、確かにあの店で修行をしたのなら、
こうなって当然だわ。

いや、またこよう。

さて、ここからお宿へ・・・・・・といきたいところですが、
たまたま、本当にたまたまなんですが、
嫁さんが過去にお世話になった帆船が、多度津港に来ているんです。

今回、こんなのばっかだな。

ナビに従ってたどり着いた多度津港は、小さなフェリー乗り場でした。
でも、小型とはいえ帆船が止まれる場所ではなく、
そして、やっぱりここにはいませんでした。

あれぇ?

周囲を見回しても姿は見えません。
奥の方に入っても分からず、
うろうろうろうろ。

一回、路駐をして探そうかともしましたが、
さすがにこれは迷惑なので、あたりをつけて見て回っていますと、
少し離れたところに、マストの姿が。

あったーっ!

もうひとブロック先のところだった模様。

車をそちらに向けて、なんとかたどり着きました。

広めの駐車場に車を止めて、その先の船着き場へ。
露店もほぼほぼ店じまいで、イベントはほぼ終わりでした。
乗船体験はできるとのことで、嫁さんは乗りに。

 

強い風の中、マストの固定実演。

 

うっ。
お尻がキュッとしますな。

小雨が降ったりやんだり。
そんな中、ふと、スズメの群れが目に入りました。
わさわさーっと飛んでは止まってを繰り返しています。

 

風が強いためか、ころっころですね。

さ、お宿に向かいましょう。
いつもの琴平のホテルです。
そして、いつものお寿司です。

戸を開けようとしたら、暖簾のところで嫁さんが記念撮影。
透けているガラスの奥で、女将さんがこちらを見ているのが分かります。
気を取り直して、「ご無沙汰してます~」。

風呂上がりなので、ビールをもらいまして、
次いで日本酒ー。

 

もう、このお店でお品書きを見ることはありません。
「適当に切りましょうか」
「いいのがあるんですよ」
「これでいきましょうか」
ここ数年は、いつもこんな感じです。

 

 

いよいよお寿司。
嫁さん、さびぬき。
大将も承知しているので安心。
で、ポンと出されたお寿司。
・・・・・・一瞬の間があって、大将が嫁さんのを引っ込めました。

さび、入ってたみたい。

仕方ないよね。
意識はしていても、もう動きはインストールされているので。
「マシーンなもんで」
と大将が笑ってます。
えぇえぇ、大丈夫です。

 

こっそり大将。

 

だいぶ呑んだというか呑まされたというか・・・・・・。

女将さんに、立てますー? なんて言われて。
立てますよー、なんて、片足立ちをしたんですが、
立つのは問題なく。
ただ、右腕が平行に上がりませんでした。

フォーティショルダーが痛ひ・・・・・・。

全部全部おいしかったっす。
また来年もよろしくです~。


23日(土) 「讃岐うどん遍路 今年は松山から」     

やってまいりました、我が家の恒例行事。
讃岐うどん遍路。
いよいよですね。
今年は、嫁さんがイベントでお世話になっている愛媛県は久万高原の施設にもお邪魔します。
ちょうど、このタイミングで宙ガール向け観測会が開かれるので、
顔を出せればということで。

夏終わりくらいにはこの日程で予定を立てていまして、
で、愛媛、松山と言えば道後温泉と思って調べたら、
道後温泉の改修工事を見学できるツアーがあったんです。
歴史ある建造物の改修工事を内側から見られるチャンスです。
行けるなら行きたいじゃないですか。
見学ツアーは抽選制だったので、
ツアーに応募をしていたんですね。

10月になって届いた抽選結果は落選。
2:8くらいで期待はしていたんですけどね。

まぁ、それはそれとして、私は初愛媛。
ちょっとワクワクしながら、身支度を整えて22時15分頃出発しました。

去年の香川行きには間に合わなかったハイブリッドが、どれくらいの燃費をたたき出すのかも楽しみです。

やけに大型車の多い中央道、名神道、中国道、山陽道と、
ちょこちょこ運転を交代しながら休憩をしながら、
瀬戸大橋の与島SAに到着したのが10時。
ほぼ12時間。
いやー、着いたぁ。

 

それにしても、ここしばらく雨とか言っていたのに、
結構いい天気じゃん。
思った以上に暖かいし。
ただ、その分でしょうか、
なんとなーくガスってますね。
晴れてはいるんですが、すっきりと抜けていません。

さて、今日はこのまま愛媛に抜けてしまうので、
その前に一すすりしておきましょう。

 

久しぶりの本場の讃岐うどん。
いいですねぇ、ホッとします。

そういえば、今年のテーマは何にしましょうか。
去年は「れんこんの天ぷら」でした。
「カレーうどん」というのも、ゆるく流れるテーマです。
さて今年は・・・・・・。

先ほど頼んだのもそうですし、「ぶっかけ」でいきましょうか。

水で締めた麺に、濃いめのだしを少量かけるのが、ぶっかけ。
ずっと、かけ、かま玉、カレーに偏っていましたので、
今回はぶっかけでいきましょう。

与島を出発し、四国に上陸。
そのまま愛媛へ。
初めての道、見慣れない景色を楽しみながら、
石鎚山SAでいったん休憩。

 

さすがみかんの聖地。
どこを見てもみかん、みかん、みかん。
まさか、みかんを皮ごとつぶしてジュースにする機械があるなんて・・・・・。

 

甘みと酸味とほのかな苦みが、おいしかったです。

松山インターを下りまして、一路道後温泉へ。
抽選には外れましたが、入ってみたいじゃないですか。
なもんで、久しぶりに見る路面電車におろおろしつつ、向かってみたのです。
しかし、さすが歴史ある街、
整っているようで複雑で、
スマホナビに案内されるままに、一応近くまではたどり着いたのですが、
駐車場がよく分からない。
これが本館の・・・・・横顔?
あぁ、あちらがアーケードで。
大泉さんがすっころんだところだ。
しかし、どうしたもんか。

とりあえず、道なりに進んでいきますが、
目に見えて駐車スペースになるところがありません。
やはり、事前に調べておくべきでした。
見つからないねぇ、ここまで来るともう遠いよねえ、なんて言いながら進んでいくと、
次第に、怪しい雰囲気のところへ。

これは、温泉地によくある歓楽街・・・・・・?
しかも、結構でかい・・・・・・!

正直びっくりしました。
こんなところに用はないよー、といった体で通過。
その先の駐車場でいったんストップ。
さすがにここから歩きじゃ遠いし、まぁ、あの混雑を見れば落ち着かない。
ということで、今回はパスすることにしました。

ここからは街から離れていきます。
ということで、なにはともあれ給油。
エンプティランプはついていませんが、
ここから山の中に向かうので、一応不安要素はなくしておきたいところ。
で、手ごろなスタンドを見つけて給油をしたところ、
リッター24.35kmになりました。

おぉ、よく走ったねぇ。

さて、来た道を戻り、次は嫁さんの最大の(?)希望場所、
砥部焼の陶芸館へ。

砥部焼とは、砥石となる「伊予砥」から作られる磁器のこと。
もともと砥石の産地でしたが、その石くずを使って磁器づくりを始めたのが起源だそうで。
厚手の白磁に紺の文様が特徴的で、
頑丈さから、道具としての評価が高いらしく、
夫婦喧嘩で投げつけても割れないという話から、喧嘩器という別名もあるとか。
今は凝ったデザインのものも多くなっているようです。

砥部焼の町、砥部町の国道33号線では、
道路の中央分離帯に砥部焼を置いてアピールをしています。
その名も「砥部陶街道」。
これも見どころの一つでしょうか。

 

さて、陶芸館に到着。
駐車場の垣根にも砥部焼、陶芸館の壁にも砥部焼。
もう、焼き物天国です。

何度か愛媛に来ている嫁さんですが、
いつも、空港に来てお迎えに連れられてバタバタと移動、
現場で仕事をしたら、またバタバタと帰るというだけで、
観光らしい観光はしたことがなかったそうで。
だもんで、テンションうなぎのぼり(苦笑)。

実は私、おなかが空いていました。
朝10時にうどんをすすって以来、ジュースを飲んだだけ。
これより遅くなったら夕食に影響が出ると思い、
できれば食べたいなーとアピールをしていました。
2階にはカフェスペースもあり、ランチタイムも終わりそうな頃だったので、
「砥部焼で出てくるんじゃない?」
とも言ってみたのですが、
もう、獲物を見つけた狩人のように一直線に焼き物へ。

ま、そうなるわな(苦笑)。

諦めて、私もうろうろ。

多くの工房の作品を集めているだけあって、さすがのボリューム。
とはいえ、器は器。
料理に合わせて器も選びたい嫁さんと違い、
最低限のものの使い回しで全く不便を感じない私なので、
どちらかというと、隅っこの方に、申し訳程度に置かれていた砥石に興味津々。
ただ、天然砥石は、高い。
とにかく高い。
いいなぁ、と思いつつ、指をくわえるだけです。
もちろん、手に入れたところで、
宝の持ち腐れになりますしね。

「これ買う」

意を決したように、嫁さんが大きめの皿を持ってきました。
相当悩んだようです。

無事に会計を済ませ、2階のスペースも見に上がります。
こちらは砥部焼の様々な体験コーナーと、
いろんなジャンルの、愛媛の作家さんたちの作品が並んでいます。
お子さんたちが絵付け体験をしていました。

さて、そろそろ行きましょうか。
と、その前にトイレへ。

ここにも砥部焼が飾ってある・・・・・・。
徹底ぶりがすげぇ。

気を取り直して久万高原町へ出発。
途中、「砥部焼伝統産業会館」だとか「砥部町陶芸創作館」だとか書かれた看板がありますが、
全部立ち寄っているときりがありません。
見なかったことにして進みました・・・・・・が、
大きく左にカーブを切るところで、その内側はコンビニらしき場所。
しかし、目についたのは、そのもっとも手前にあった登り窯。

なんだこれ?

と思った時にはハンドルを切っていました。

駐車場に車を止めて見学。

こんな国道沿いに窯?
と不思議に思いましたが、説明書きを見て納得。
復元されたものだそうです。

 

それでも、間近にこんなものを見られることはなかなかありませんので、
嫁さんともどもなめるように撮影しまくりました。

隣の建物に目をやりますと、パッと見はおしゃれなカフェのようですが、
なにやら絵画展をしている模様。
ものはついでと入ってみました。
実際にはカフェではなく、北欧チックなモデルハウスのような建物で、
創作家具の展示販売をするお店でした。
そこで、絵画の展示会をしていたようです。

絵画や版画が並んでいましたが、
いわゆる抽象画的なものばかりで、
絵としてというよりはデザインとして見るべきだなーと。
そして、やっぱりタイトルって大事だなーと。
タイトルを見て、どういうことかなーと考えますもんね。

そこを出ましたら、コンビニの先にあるこちらへ。

つーか、なんでここまで砥部焼?
ほんと、凄いんですけど。

こちらも展示販売ですが、レジカウンターの脇からは工場の中に入れるようになっています。
無料で制作過程が見学できるとか。

そりゃまぁ、見るでしょ。

ただ、禁止とは書かれていませんが、なんとなく撮影はしない方がいいかなと思って、
入り口のところからこっそりと。
(撮ってりゃ同じ)

 

さぁ、ずいぶんと時間を食いました。
さくさくとお宿へ向かいましょう。

国道33号線をひた走り、分岐で、自動車専用の三坂道路へ。
440号線に合流して、南下。

そういえば、風呂上がり用のビール、買わなかったなぁ。
どっかでコンビニでもあれば・・・・・・。
などと山の中で不毛なことを考えていたら、この先にコンビニがあると。
助かった。

てことで、現れたコンビニでビールと、小腹を満たす中華まんを買いました。

さらに進みまして、ようやくたどり着きました本日のお宿
近くには、44番札所と45番札所があり、
本当にお遍路宿。

時代に合わせて改築増築はしていますが、
昔ながらの雰囲気はそのままですね。

部屋に入って一息。
でも、後になってからだとめんどいので、布団を敷いてしまいましょう。
そして横になったら、ノックアウト。
あっという間に夕食時間に。

夕食は、和室の広間で。
男性四人の先客は、完全にお遍路さん。
あちこちからきてるみたいですね。

並べられていたのは、家庭ご飯のおごっそう。

 

優しいご飯ですな。

一息つきましたら、保冷剤を預け、帰りが遅くなることを告げて、
天文台へ出発です。
ワタクシ、ビールなんぞをいただいておりますので、
ハンドルを握るのは、嫁さん。
まぁ、慣れたもんですな。
よく分からない道をすいすいと走っていきます。

別荘地を抜けて細い道をくねくねっと進んでいきまして、
天文台へ到着です。

開始前ですが、すでにカメラを空に向けている方多数。
イベントの性格上当たり前ですが、
女性ばかりです。

我々もカメラを取り出して、合流。
館内で受付をして2階の天文台へ。
60cmの反射望遠鏡で観察会の開始・・・・・・ですが、
プライベートできたはずの嫁さん、
自然と仕事モードに切り替わりまして。
ま、慣れた場所ということもあるでしょうし、
仕方ないところはあるんですけどね。
参加者の中には、以前の嫁さんの講座の参加者もいるようですし。

説明を受けながら恒星、銀河、すばるなどを見たところで観察会終了。
次は撮影会です。
今回の観察会のテーマはすばるを見ることでした。
なので、すばるを対象にして画角を決めて撮影を、とのこと。
東の空におうしの姿は見えているので、
とりあえず狙ってみます。
他の方の邪魔にならないよう、端っこの方から、と。

 

ま、いいか。

結構雲の動きが早く、一気に雲にまかれては晴れてを何度も繰り返しました。
雲がかかるというよりは、雲の中に入るという感じ。

晴れたタイミングで振り返ると、
天文台の向こうに夏の大三角が。
本当は、もうちょっと南にずれたかったけど、
仕方ないですね。

 

インターバルで、ベガが沈む寸前まで撮影しました。
動画につないでも大したものにはなりませんが、
まぁ、いいや。

その後、親睦会のようなお茶会に参加して、終了。
来年また講座を開きましょうと、担当者の方と約束をして、撤収。

お宿に戻りますと、館内は暗く、フロントに鍵だけ置かれていました。
お宿は朝早いですもんね。

部屋に戻り、支度をして風呂へ。
時間も遅いですから、手早く温まって・・・・・・。

温まって?

浴槽のお湯が、ほのかにぬるい。
それはいいです。
でも、カランをひねって出てくるのも、水。

・・・・・・。

水だねぇ。

これは。
どうやら。

・・・・・・ボイラーが落とされた。

まぁ、仕方ない。

とりあえず湯につかり、浴槽の湯で頭やらなにやらを洗い、
ひとまず終了。

体がカッカとしていれば、これでビールなんですが。

おとなしく就寝です。

お疲れさまでした。


17日(日) 「散々振り回されて」     

先月調子を崩した嫁さんのノートPC。
お古のノートでごまかしながら、
メーカーに修理を出していたんですけども。

まず、故障の症状をメールで連絡。
翌日、状況確認のメールが来まして、
手順に従ってPCを確認し、通知。
翌日、届いたメールに従い、見積もりを依頼。
数日後に届いた見積書にチェックし、捺印して返送。
翌日、確認の電話が来て、ようやく受注。
その後、宅配便にてPC回収となりましたが、
夕方過ぎでないと家にいないので、18時以降で手配をしていただくことに。

が、先方の確認不足で、その業者では夜間の回収ができないと。
そこで伝えられたのは、12時から18時の間に回収に行くと。
いなければ不在通知を置くと。

いないって言ったよね?
そのメールになんかムカつきましたが、仕方ないですね。

さて、回収予定日当日の朝に着信。
なにかと思ったら、宅配業者からの連絡でした。
要点をまとめると、夜には向かうことができないが、いない時間帯に行くのは意味がないので
どうしましょうか、という感じ。

はっきり言って、業者さんもとばっちりを受けた感じです。
だって、できない時間帯を勝手に案内されたわけですから。
なので、こちらとしてできることを考えて、
自宅ではなく会社に来てもらえればと提案しました。
エリアが違うので「それはちょっと」と言われるかと思いましたが、
そちらの担当者を知っているので連絡をしてみると。
数分後、連絡が取れ、会社に来てくれるというので感謝。
現場の対応力ですね。

無事に回収されまして、一安心です。
これで、数日待てば元の環境に戻ると思っていました。

センターに到着して3日後のメール。
状態が確認できたので修理をすると。
合わせて、モニタのパネルにも不具合があるがどうしますかと。
ただ、年数がたっているので保守パーツがなければ交換できないがという注釈付き。

6年でパーツがなくなるの?

そして、

提案するなら、パーツの在庫を確認し見積もりもよこせよ。

と思いました。
その方が早いでしょ。

嫁さんに確認すると、せっかくだからとのことなので、
見積もりをお願いしました。

翌日、金額だけ通知が来ましたが、
不思議なことに、保守パーツの在庫を確認した後に追加費用の見積もりをするので、
もう少し待ってくれと。

え?
パーツ在庫の確認をしないまま、金額だけ知らせるってなに?
なかったら、どうするの?
直るかもと思ったのに、ぬか喜びじゃん。
なんだそれ。

見積もりが届いたのは、その二日後です。
ここまでで、結構な時間が過ぎています。
でも、仕方ないのでそれを返送して、また電話が来て確認されて。

後日、受注確認のメールが来ましたよ。
これで、ようやく修理が再開されると思ったわけですよ。

で、まだかなーと思っていましたら、
その数日後、
一枚の写真とともにメールが来ました。
曰く「預かったPCで使っていたHDDがなく、代わりのSSDを使ったら、
サイズが合わなくてカバーが閉まらないんですけど、いいですかねぇ?」
という内容。
動作には問題がないので、この状態で返却したいというのです。
添付された写真を見ると、確かにボトムカバーが閉じておらず、
隙間が見えます。

をいをい。

精密機器を守るためのカバーが完全に閉まっていないのに、
動作に問題がないってどういうことよ。

半分プチっときました。

SSDの動作は問題がないとはいえ、
ボトムカバーが浮いているということは、カバーがパーツに触れているということで、
つまり、PC使用時にはPC内部に圧力がかかるわけですから、
例えば、タイピング(キーの押し込み)によって、
少なからずSSDやその他のパーツにストレスがかかると思われます。
システムの稼働、放熱、異音、物理的な耐久性など、
繊細な精密機器であるがゆえに気になります。
今後もしばらく使い続けるために修理をお願いしたわけですから、
本当に問題はないのか凄く不安なわけです。

修理見積の段階でパーツがないと説明を受けたわけではなく、
修理依頼を出したのちに判明し、
当該パーツがないためにこのような状態になったわけです。
少なくとも、サポートセンターが、
「これで返却をしてもいいのか」
と確認をするくらいには「異常」な状態なわけですよ。
だとしたら、この状態で使用してどのような状況になるかの猶予期間が欲しいわけですよ。
で、そのようなことを尋ねてみたのですが、
返ってきた答えは、通常の90日保障以上のものはないと。

・・・・・・えぇ~・・・・・・?

これで、ハイ分かりましたと言ってしまえば、
なにかあったとしても、「いいって言ったじゃないですか」となるわけです。
そんなの承諾できません。
だから、この状況では修理をキャンセルせざるを得ませんと返答しました。
そしたら、早かったですよ。
「キャンセルします」と言ったわけではありません。
「この状態であればキャンセルをせざるを得ません」と言ったんです。
なのに、キャンセルを受け付けましたと。

・・・・・・えぇ~・・・・・・?

で、翌日にはPCが帰ってきたようでしたが、
不在のために受け取れず、翌日受け取りになりました。

結局、嫁さんは中古のノートを購入。
先方からのキャンセル通知が来たのと同時に発注し、
ほぼタイムラグなしで届きました。
中古ですが、使っていたPCより性能はいいので、
使い勝手は良さそうです。

しかし、かえすがえすも、腹の立つ。

メーカーも大変なんだから、とは今回は思いません。
だって、パーツの確認をするタイミングは何度もあったのですから。
こんなに長引くことはなかったはずなのですから。
最初の方でHDDのチェックができていれば、
こんなことにはなっていません。
それ以前に、代替パーツのサイズが合わないってなによ? と思うわけです。

ほぼ一か月振り回されて、結局違うPCになった。
なんだよ、これ。