2019年9月 |
栃木にある、石切り場の跡を見学できる資料館。 先週はイベントのため出社。
ロケなどにも使われる場所で、嫁さんは以前から目をつけていたようで。
片道3時間半くらいあれば行けそうですね。
坑道内は結構寒いそうなので、嫁さんは上着を用意。
私?
ちょうどいい上着って、持ってないんですよね。
がっつり真冬用か、そこからライナーを取るかだけで。
坑道内の年平均気温は8度とはいえ、
昨日は12度だといいますから、
長袖のシャツで大丈夫だと思います。
念のため、ライナーを取った上着は持って、と。
そういや、このジャンパーも長いな。
10年? 15年?
紳士服量販店の入り口で並んでいたセール品だったけど、
確か6000円くらいだったけど、
もう、十分に元は取ったよなぁ。
というわけで、早朝に出発。
佐久方面から群馬を抜けて栃木へ。
確か今日は雨だとか言っていたような気がしますが・・・・・・。
天気はそこそこいいね。
まぁ、予報はあくまでも予報ですからね。
悪くない分には文句もありません。
ちょこちょこ休憩をはさみつつ、
鹿沼インターに到着。
高速を降り、スマホナビに従いつつ山の中へと入って・・・・・・、
をを、それっぽい感じになってきました。
切り出された石材がまとめて置かれています。
それも、あちこちに。
住宅地というか、集落というか、そんな中、
細い道を指示と看板に導かれて走ること数分、
不意に大きな駐車場に出ました。
着きましたね。
誘導員の方がいます。
てゆーか、混んでるな、オイ!
一般車も多いですが、観光バスが結構停まっています。
日曜日ではありますが、いうても採石所です。
そんなに石猛者が多いのか。
いや、ロケ地を見たいとか、変わった風景を見たいとか、そっちだろうな。
純粋に石に興味を持ってということではないでしょう。
多分。
まぁ、そんな人たちに興味を持たせるために、こういう施設があるわけですから、
入り口は大成功と言っていいでしょう。
それくらいの混雑です。
さて、もう、目に入るところはすべて石切り場です。
クライミングはできないだろうと思うくらいに、きれいに垂直な石壁。
これだけ、ここから石が切り出されたのかと思うと、
時間が積み重ねた人間の影響力を思い知らされます。
だって、こんなに地形が変わっているんですから。
さて、車を降りて・・・・・・おっと、結構蒸し暑いです。
外気温がこれなら、上着はいらないな。
嫁さんは、念のために上着をバッグに忍ばせています。
カメラを担いで、道向こうの敷地の中へ。
もともと切通しだったんだろうなと思う道を歩いていきますと、
結構な人数が向こうから歩いてきます。
開館は9時で、今が10時過ぎですから、
開館と同時に入った方がこれだけいるということですね。
近隣に宿泊し、朝食をとって支度を終え、
出発してここにやってきたと考えれば、
まぁ、妥当な行程でしょうか。
にしても、人数がすごいな。
奥に建物が見え、坑道の入り口らしきものが見えたとき、
不意に気温が下がりました。
右手を見ると、立ち入り禁止の門の先に、ぽっかりと穴が。
坑道内の空気が、ここまで届いているんですね。
奥にも観光バスが並んでいます。
これは、すごい。
どうやらインバウンドツアーにも組み込まれているようで。
ひょっとして、思った以上に人気の場所?
外観をたっぷり楽しんだら、いよいよ内部へ。
建物に入り受付を済ませ先へ・・・・・・分岐?
資料館と坑道。
どっちか・・・・・・坑道よね。
狭い階段を下っていきますと、当然気温も下がっていきます。
ほぉほぉ、ひんやりしてきましたなぁ。
て。
なんじゃぁ、こりゃぁああああああああ!
遺跡内部ですダンジョンです地底人がいそうです。
いやいやいや。
RPG好きにはこたえられませんなぁ。
PV、MV、CM、ドラマなど、いろいろなロケで使われているとか。
あぁ、あのRPGをモデルにしたおバカなドラマも、そうなのね。
それっぽいわ。
かつては地下軍需工場として、
それが、今では結婚式も行うそうです。
変われば変わるもの。
ま、印象には残るわね。
いや、しかし、これは楽しい。
石を切り出した断面が、意味ありげな文様に見えてきます。
これは、しばらくいられるなぁ。
ひとしきり楽しんで地上に上がりま・・・・・・あつっ。蒸し暑っ!
気温差10度以上、湿度も高い。
資料館に入ってカメラを構えた嫁さんが笑い出しました。
あぁ、レンズが曇ったのね。
大谷石は「軽石凝灰岩」。
噴出した火山灰や砂礫が海底に沈殿し、それが凝固したものです。
最初は露天掘り(見えてなきゃ掘ろうとも思いませんから)、
そして、地中に埋蔵されているものを掘り出すため、
地下数十メートルから100メートルを越える辺りで採掘をされてきました。
軽くて柔らかく、また耐火性に優れているということで、
かなり重宝されています。
ただ、多孔質・・・細かい穴が多く開いているので、
野外での劣化は早いようですね。
ひとしきり堪能しましたら、ちょうどお昼頃。
さて、なにを食い・・・・・・餃子ですよね、そりゃ。
宇都宮ですもの。
宇都宮インター近くの餃子屋さんに向けて出発。
道がはっきりしなくて、細い住宅地の路地に入りかけたので、
Uターンして先に進みます。
で、道なりにしばらく進んで行きましたら、
「大谷石もなか」
やめてよ、もう。
こんなのぼり見つけたら、見過ごせないじゃん。
もちろん、Uターンですよ。
和菓子と洋菓子が並ぶ、ごく普通のお菓子屋さん。
でも、大谷石にあやかった商品が数点。
簡単に象れるという利点もあると思いますが、
きちんと形を「大谷石」に寄せているのは、すごく大事だと思います。
ありますよね、「名前だけ」のお土産。
なにがだよ、どこかだよ、というツッコミを寄せ付けない神々しささえ放つお土産って。
どこにでもあるものに、そこだけの名前をつけるって、
あそこまでいくと、いっそ清々しいですけどね(苦笑)。
お店が運営するHPはないようですが、
商品名で検索すればヒットしますので、
気になる方はそちらで。
とりあえず、最中をつぶあんと白あんで一つずつ。
小さくブロック状に切り分けたバームクーヘンを二つ。
そして、気になったので、まんじゅうを一つ。
さぁ、改めて出発です。
ナビに誘導されるまま、たどり着いた餃子屋さん。
・・・・・・え、大丈夫ココ?
インター前なのに、昼時なのに、車がいないよ?
こんな立地なら、昼前から混雑していてもおかしくないと思うのに、
車が数台しかいない。
いや、日曜日の昼に超有名店に行きたいとは思いませんが、
そういうタイミングだからこそ、こんなに空いているのは・・・・・・。
まぁ、でもせっかく来ましたので、入りましょう。
中に入ってテーブルにつきましたら、メニューを確認。
単品メニューから数種の盛り合わせなど、色々ありますね。
ざっと見てみて、4種類くらいは食べてみたいと思いましたが、
セットメニューではそれは食べられない。
単品で4種類頼むとしたら・・・・・・、
内容にもよりますが、まぁ、セットととんとんですか。
では、それにライスとスープでいきましょう。
オーダーして少しすると、
やっとお客が来始めました。
あれよあれよとテーブルが埋まっていきます。
少しホッとしましたよ。
やがて、餃子が揃いました。
お店オリジナルの定番餃子、ニラ餃子、肉餃子、そしてチーズ餃子。
うーん、全体的に味は薄目。
あまり、餡に下味はつけていないようです。
肉餃子なら肉感が、ニラ餃子ならニラ感がありますが、
無難にまとまった感じ、ですかね。
支払いを済ませて外へ。
まだ13時くらいなので、余裕はあります。
てことで、以前立ち寄ったことのある道の駅へ向かうことに。
前回訪れたのは2015年の9月。
北関東を襲った豪雨の日でした。
あのときは、道も冠水し、帰れるかどうかで戦々恐々。
懐かしいですね。
4年前は、ここも水没してたなぁ、なんて暢気に思いながらいましたが、
到着してびっくりの大混雑。
いやいやいやいや、なんですか、この混みっぷりは?!
ちょっとした全国うまいもの市みたいな物産展もやっているみたいですが、
いや、それにしても、こんなに混むかい?
駐車スペースが見つからん。
おや、スタバがオープンするの?
道の駅に?
すげぇな。
てことは、それだけ集客、利益が見込めると踏んだわけですね。
調べてみると、道の駅に出るのは2例目だそうで。
1例目は茨城だそうで。
攻めるな、北関東。
まぁまぁ、それはそれとして車を止めねば。
右側にやっと1台分のスペースを見つけ、入れようとしたところ、
前から車が来ました。
反射的にハンドルを切ったところ、
小走りにやってきた歩行者が、今まさに私が車を入れようとしたスペースに立って、
その車を誘導し始めました。
をい!
先着順でしょうに。
さすがにマナー違反じゃありません?
それでいちゃもんをつけることはしませんよ。
私はしませんけども。
そういう行為が、煽り運転につながったりするんですよ。
煽り運転て、やられた方が100%被害者みたいになっていますけど、
そのうちの何割かは、やられた方に明確な原因があるはずですからね。
悪いと思わずにやったことが引き金になったりするはずですからね。
気を付けた方がいいよ~。
さて、気を取り直しまして、
その先に見つけたスペースに車を入れ、ほっと一息。
中もすさまじい混雑っぷりですね。
ラインナップなどは、ほかの道の駅と大差ないと思いますよ。
地のものを中心に並べているわけですから。
なのに、なんでこんなに違うんですかね。
施設の規模? 建物のデザイン? 立地?
よく分かりません。
ただ、まぁ、思うに、地元の人が来たいと思える場所でないと、
繁盛はしませんよね。
どんな業態でもそうでしょうけども。
道の駅も、スーパーのような感覚で使える場所であれば、
しかも、ちょっと面白いものもあるという状態であれば、
地元客だって足繁く通うでしょうから。
その辺なのかなぁ。
野菜を買い、前回で味を占めたジェラートを買い、
ほっこりしたところで出発。
結局降らなかったねー、なんて言いながら帰路に就いたわけですが。
ぽつりぽつりとき始めたなと思ったら、
雷ですよ。
土砂降りですよ。
これ、一応天気予報が当たったってことでいいんでしょうかね。
そしてもう一つ。
もつかなーと思っていたのですが、
ガソリンがやばい。
栃木県内で運転を交代していたときに、一回嫁さんに訊かれたんですよね。
「給油しなくて大丈夫?」と。
地元に比べて10円ほど安かったこともあったので。
でも、感覚的に持つかなーと思ったので、
大丈夫だろうと。
が、佐久を越えてしばらくしたところで、
いよいよ給油ランプが光りやがりまして。
燃費は、車内表示でリッター24km。
となると、実質の燃費は22㎞くらい。
残量と燃費から推算される航続可能距離は130㎞。
現在地から韮崎までが80㎞ほど。
なら、その手前の自宅は十分にたどり着ける。
ですが、ここからしばらく上りが続きます。
手前で給油すべきか、そのままいくべきか・・・・・・。
こまめに車内表示を確認しながら、
極力アクセルを踏まないドライビングを続けます。
野辺山を越えてしまえば、あとは下りのみ。
そこまで行ければ勝ちです。
雨は弱まってきました。
一部地域のみの豪雨だったのでしょう。
小海を越えた辺りから、少しずつ傾斜が・・・・・・。
くっ、上りがつらい・・・・・・!
そして、難関、佐久広瀬。
上りながらのつづら折り。
この残量だと、車体の方向きすら怖い。
タンクが傾けば、センサーが「おなかが空っぽですぅ」と判断するかもしれません。
冷や冷やしながらの運転が続きます。
やがて、野辺山の平坦な道にたどり着きました。
いったんホッとします。
清里からは下り。
基本的にアクセルを必要としない区間です。
が、油断はできません。
清里で給油をするかどうか。
・・・・・・。
寸前まで悩みましたが、スタンドをパス。
さぁ、これで、いくしかありません。
(まぁ、スタンドがないわけではありませんが)
しばらくは下り坂。
それなりの傾斜もあるので、エンジンブレーキとフットペダルで調整をしながら、
そこそこのスピードで下っていきます。
このルート唯一の上り坂もクリア。
よし、あとは本当に下るだけ。
そして、もうすぐガソリンスタンド。
間に合った!
と思ったのに。
目の前の交差点が、赤に。
アイドリングストップ機能でエンジンが止まります。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
青。
ブレーキペダルから足を離します。
車体に伝わる震動。
かかった!
無事にエンジンが始動。
なんとかガソリンスタンドに滑り込めました。
苦労のおかげか、最終的な燃費は23.21㎞/ℓ。
最後はいらん冷や冷やでしたが、
まぁ、印象に残る日帰り旅行でした。
15日(日) 「2週間ぶりの休み」
明日の入稿のことを考えると、今日休むのもどうなんだろうという気もしますが、
とりあえず、休んでいます。
久しぶりにいつもより寝たかな。
時計を見たら、5時50分だったし。
いつも、うだうだしてから時計を見たら5時、とかだし。
さて、明日に備えてゆっくりしましょ。