2020年11月
22日(日) 「動物園」     

右下腹部だけでなく、左もひきつるように痛み、
なかなか出産できない日々。
基本、リモートワークです。
出社すると、常にスタッフに不快なうめき声を聞かせることになるので、
在宅作業を許可してもらいました。
それだけでも、気分的に楽です。
ただ、日が傾いてくる14時頃の光線の色を感じると、
ちょっとむなしくなります。
なにやってんだろうなーって。

さて、本日、甲府の動物園へ行ってまいりました。
あるんですよ、動物園
小さいですけどね。

こんな状況なので、動物との触れ合いはできませんでしたが、
見ているだけでも、ほっこり。
可愛かったですねー、レッサーパンダ。

 

望遠レンズだったし、相手は細かく動き回るので、追いかけるのが大変。
珍しく、AIサーボでカメラに追いかけさせながら撮影。
完全に追尾はできませんが、自分で追いかけるよりは精度が高い。
ありがたい機能です。

後は、ライオン。
トラもいたのですが、ずっと檻に持たれた格好で横になっていたので、
顔はまったく見せてくれませんでした。
隣にいたライオンもまったく同じ格好だったのですが、
しばらくして動いてくれたので、顔を見ることができました。

 

目力も凄いですが、牙も凄いですな。
さすが、百獣の王です。
その他、フクロウやワラビー、ペンギン、ゾウなどじっくり眺めてきました。

ただねー。
やっぱり、所在なさげに座っていたり歩いたりするのを見ていると、
なんか切なくもなりますね。
もっと広い場所にいたり、仲間がいたりすればいいのにねー、とか。

いろいろ事情もあるので、仕方ないですけどね。


8日(日) 「体内石まつり その後」     

4日、病院に行きました。
超音波検査を受けると、とりあえず、それらしきものは消えているとのこと。
ただ、完全に消えたという保証もないので、
出されている薬は飲み切って、しばらく経過観察となりました。
実際、腎臓と思われる辺りには痛みに近い違和感があるので、
まだ石が残っているか、腎臓が損傷しているか、なのでしょう。
尿検査の結果、まだ血が混じっているそうですし。

翌日より職場復帰。
時折しくしく痛む右下腹部。
まぁ、様子見ですね。


3日(火) 「体内石まつり 3日目」     

痛みに波はありますが、風呂に入ると少し楽。
温めるのがいいんでしょうかね。

今朝起きてから、やはり脇が痛くなりました。
しかも、今日はちょっとしつこい。
少し軽くなったところで、洗濯物を干します。
立って動いていると少し楽。
でも、長続きはしません。
このままだと痛みがしんどい。
しかし、ここのところ毎日飲んでいるロキソニンは、一応食後服用。
飯を食うにも、まだ炊いていない。
さぁどうするとなって、妻が買っておいてくれたバナナを一本食べ、
それを食事とみなして、ロキソニンを服用しました。

・・・・・・なんでだろう、今日のロキソニンは効きが悪いようで。
いや、効いていてこれだとすると、飲んでいなかったら「死ねる」くらいでしょう。
多少治まるような波はありますが、基本的にずっと右脇の内臓が硬直しているような引っ張られた感覚があります。
右腰に硬いものを押し付けられている感覚もずっと。
それが、次第に強いままに。

とりあえず水を飲み、トイレに行く。
トイレに行くと、おそらく尿管であろう箇所に違和感を感じることが増えてきました。
これは、着実に排出する方向にいっているのでしょうか。

しかし、痛い。
右腰が痛い。

座っていても辛い。
寝転がっていても痛い。
動物園の熊のようにうろうろ歩くのが一番楽かも。
でも、またそれも効果がなくなる。
となったら、少しでも内臓が動くようにした方がいいのかと、
シャドウピッチングをしてみたり、正拳突きを繰り返してみたり。
それでもどうにもならなくて、しばらく布団の上でもんどり打っていました。

いや、本当なら布団を干したかったな。

そんなことを考えていたとき、ふと思いつきました。

足、高くしていたらどうなんだべ?

寝転がったまま、壁に向かって開脚です。
それで、足を開いたり閉じたり、いわゆる屈伸みたいなことをしてみたり。
やがて、少しして様子を見に来た妻が吹き出しました。

「子供産むみたい!」

あぁ、確かに分娩スタイルかもしれない。

でも、今は一番これが楽なのよ。

・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
あれ?
寝てた。

軽く寝落ちしていたみたいです。
で、少し体が楽。
なんだろうと思いながらトイレにいきましたら、赤黒い血尿が出て一瞬硬直しました。
その直後、なにかが通り抜けていく感覚。

もしや?

しかし、ブツの確認はできません。
浮いてくれればまだしも、沈んでしまわれると。
それに、感覚的にかなりミクロなものっぽいし。
ということで、多分石であろうもののサルベージは諦めました。

もっと痛いものかと思っていただけに拍子抜け。
と同時に、本当に出てくれたのか確信が持てません。
ただ、先ほどまでの苦しみは、ほぼなくなっています。
腎臓であろう箇所にハリは感じますが、逆を言えばその程度。
これは・・・・・・終わったかも?
今夜から明朝にかけて様子を見て、改めて病院ですね。


2日(月) 「体内石まつり 初日〜2日目」     

ことの始まりは昨日の朝。
布団の中でゴロゴロしていると、唐突に右半身に鈍い痛みが走りました。
メインは右腰の上。ついで、右下腹部。
横になっているのもしんどくて、体を起こしました。
少しすると落ち着いてきたので一安心。
また、すぐに痛み始めましたが、これも落ち着きまして。

だから、安心したんですけどね。

朝食を取った直後、激しい痛みが襲いかかってきました。

刺すような鋭利な痛みではなく、
硬い木の枝の先を腰に押し付けられている感覚。
先ほどのようにすぐに治まるのかと思いきや、
ずーっとずーっと痛い。
布団の上で、いわゆる「orz」の状態。
脂汗も浮かべながら、うんうんと唸るばかり。

なぜ今日が日曜日なのか。
恨み言ばかりが口をついて出てきます。

妻が、今日の救急の当番医に電話をしてくれました。
住所年齢、性別、症状を説明したところ、
外科の方がいいだろうと、別の病院に連絡をするように言ってきたようです。
で、そちらに電話をすると、住所年齢、性別、症状を訊いたところで、
うちは当番じゃないからと。

おい、じゃあなんで訊いた?

ついで地域の消防本部に電話。
やっぱり住所年齢、性別、症状を説明。
当番医を紹介してくれるのかと思えば、救急医療センターに電話をと。
で、救急医療センター。
やっぱり住所年齢、性別、症状を説明。
そしたら、韮崎の病院を紹介してくれて、それがダメなら救急車を呼んだ方がいいと。

いやね、救急車を呼ばずに済むならその方がいいかと思ったから、
わざわざ当番に連絡をしようとしてるんですよ。
本当に緊急の人に回す方がいいかなと思ったんですよ。
それなのに、そういうことになるなんて。

ザ・たらい回し。

痛いですが笑えてきます。
うずくまりながらですが。
妻も笑っています。
「救急車を呼ぼうか?」
と言いますが、これだけたらい回しにされるなら、呼んだところで行き先を求めてたらい回しでしょう。
ということで、先ほど紹介された病院へ電話してくれました。
そしたら、やっと受け入れてもらえることになりました。

支度を整えて出発。

やけにちんたら走る車の後ろで、若干イラつきながら、
それでも切れることなくハンドルを握る妻。
横で呻く私。
やがて、無事に病院に到着しました。

救急の受付を済ませ、本館の受付へ。

あら、お昼中でしたね。
ごめんなさい。
でも、救急なんで。

受付をして診察室の前で待つ・・・・・・というか、うずくまる。
いや、座ってられないの。

やがて、検尿をとカップを渡されました。
トイレに行っておしっこをとり、外に出ると、先ほどの看護師さんがいません。
目の前にいた妻に、思わず
「ルネッサ〜ンス」
とカップを突き出してしまいました。

右下腹部近辺だけが痛くて、他は元気なので。

診察室に入り、女医さんに問診を受けます。
で、状況から見て、結石ではないかと。
確認のための採血と痛み止めの点滴、筋肉注射。
おぉ、点滴なんて初めてだ。
え? 座薬?
これも初めてだ。

処置をされている間、妻が問診票を書かされています。
「何年生まれだっけ?」
「何歳だっけ?」
「お酒ってどれくらい飲むっけ?」
「あぁ、あたし、知らないことばかりだ」
・・・・・・。 変に落ち込まないでくれ。

点滴を受けながら、超音波で状況を見ます。
ただ、あまりはっきり分からないみたい。
女医さんの口から、小さく「あれ?」「えっ?」という声が漏れています。
これが手術中だったら不安になるな(苦笑)。

一通りの結果が出て、まぁ、十中八九結石という判断になりました。
なので、明日泌尿器科に行ってくれと。
紹介状も出してもらって、この日は帰宅。

で、翌日。
会社には断りを入れて、紹介された泌尿器科へ。
比較的新しいクリニックで、外観はおしゃれな一軒家のよう。
中はウッディで、クラシックがかかっています。
最近の開業医の流行なんですかね。

もちっと音量を抑えたほうがいいと思うけどな。
診察室からの呼び出しの声が聞き取れません。

さて、あらかじめホームページで確認していたので、
健康診断の結果やらお薬手帳やら、いろいろ揃えて提出しました。
で、硬めのベンチに座って、問診票を書きながら待機。
泌尿器科というと男性がかかるイメージですが、
男女で7:3くらいの割合ですかね。

診察室に呼ばれ、問診。で、レントゲンと超音波。
出てきた結果は、まぁ、石です。
もともと健康診断でも結石の疑いありと言われていたので、
さほど意外でもありません・・・・・・え? 左右が違う?
健康診断で言われていたのは左。
でも、今痛いのは右。

あるぇ?

で、超音波の結果を見ると、左にそれらしいものがあると。
ただ、これはすぐに出てくるとかそういうものじゃないらしく、
大きさもないので、経過観察だと。
右のは、あまりはっきり写っていないらしく、
(おしっこがそこそこ溜まっていないと写りが悪いそうです)
恐らくそれらしいというくらいのようですが、
レントゲンの方でも、尿管のすぐ手前辺りに、
言われてみればそれっぽい影が見えます。

悪さをしているのはコイツか。

こちらも、大きさはさほどでもないし、
位置的にじきに排出されそうということで、
薬で出やすくしましょうと。
ちなみに、石が出たら、できることなら拾い上げてほしいとのこと。
どんなものだったのかを確認したいそうです。

最後に検尿をして、終了。
薬局で薬を受け取って帰宅しました。

さて、鈍い痛みとともに、とりあえずゆっくりしましょう。


追記:
昼過ぎ、同僚から電話が来ました。
もし、しばらく動けないようならPCを持っていくからとのこと。
どうやら、社長からその指示が出たようです。
まぁ、正直なところ、いつ石が出るか分かりませんし、
となると作業も行き詰まったままになりますから、
こちらにあった方がいいかもしれません・・・・・・けども。
痛みがひどいと座っていられないのよ。
望む仕事はできないかもよ。

一応持ってきてもらいましたけども。
そのときにもたらされた情報。
どうやら社長も怪我をして病院送りだったようで。
サッカーでなにかやらかしたようですね。

元サッカー小僧も、年を考えないとね。