2020年7月
19日(日) 「まあるい星展 in 福井 vol.3」     

今朝のお弁当朝食です。

 

さて、チェックアウト前に、お土産を買いに行きましょう。
駅ビルにテナントとコンビニが入っていましたから、
そのあたりで見繕えばいいでしょう。
便利便利。

駅前の恐竜も堪能して、と。

 
N〇Kのブラ〇モリで、オープニングはここに立っていたなぁと思うと、感慨深いですね。

宿に戻りますと、ちょうど昨日のお二人がチェックアウトをするところでした。
軽く挨拶をしまして部屋に戻り、
支度を整えてフロントへ。
おや、まだいらっしゃる。
お二人とも、テーブルについて談笑しておりました。
とはいえ、こちらはガッツリ荷物を抱えていて近寄れません。
間の席に人もいるので、一応目礼だけ。
アウトを終えた嫁さん、急ぎ足で脇を歩きながら、彼らへ
「これから悔いが残らないように東尋坊へ行ってきます」
って、をい!
まるで飛び降りそうじゃないか!

福井の名勝地、東尋坊。
本当はどうしようかと思っていたんです。
もともとの予定にはありましたが、昨日の夕方に近くまで行ってしまいました。
東尋坊自体は見ていませんが、あそこまでの距離と時間を知ってしまったので、
帰るには逆向きだということもあり、
若干躊躇していたんですよね。

それでも、まぁ、「悔いが残らないように」ということで、
今一度東尋坊へ。
スマホナビは、ほぼ昨日の道の通り。
最後だけ、ちょっと道が違いましたが、
目的地が違いますから、当然でしょう。
昼間だとこんな景色だったんだーと思いつつ走り続け、
ほぼ想定通りの時間で、タワー下の駐車場へ。
駐車場係のおじさんへ料金を渡すと、早口で簡単に周辺の説明をしてくれました。
土地勘がないから、なにがなにやらでしたけど。
最後に、「二人ともちゃんと帰ってきてね」と。

テンプレかい!

自虐ネタみたいなものでしょう。

昭和感満載の東尋坊タワーを前を通り、歩いていきますと、
両側にお店が並ぶ、参道のような細い通路が現れました。
急にカラフルです。
え、ソフトクリームって、そんなにバリエーションがあるの?
すげぇな。

 

こういうところですから当然ですが、とにかく圧が凄い。
よってけくってけコールの嵐です。
それらをすり抜けるようにして歩いていくと、階段の先に特徴的な柱状節理。

 

いやー、これがあの有名な東尋坊かぁ。

東尋坊って、もともと僧侶の名前なんですね。
由来を見ると・・・・・・そもそもがサスペンスかい!
耳の奥に、あの音がよみがえるわ。

 

いくらでもいられる場所ですが、今日帰らなければならないので、
名残惜しいですが、ある程度で撤収です。
いつか、遊覧船で、海からの姿も見てみたいものですな。

来た道を戻りつつ、さらに東へ。
高速を使っても一般道でもさほど変わらないので、一般道で向かいます。
途中、どこかでお昼でも・・・・・・なんて思っていましたら、
ぽんと、とある看板が出てきました。
それを見て思い出しました。
そういえば、福井の名物に、大ぶりな油揚げがあったことを。
油揚げというか、あれはもう厚揚げだと思いますが、
油揚げというらしいです。
嫁さんは、それを買うのも目的にしていましたので、
ちょうど、向かう方向が一緒だということもあって、そのまま進んでいきました。

大通りにぶつかる交差点。
油揚げ屋さんの看板があります。
本店は、そのまま進んで山の奥。
右折すれば分店があると。
向かいたいのは右の道でしたので、
分店に向かうことにします。

少し進んだところで看板が見えました。
「ここ左」と書いてあったのを見たとき、目の前にいた車が左に入ったので、
思わず続いてしまいましたら、まったく関係ない駐車場。

がっでむ!
一本早かった!

前の車も同様だったようで、転回していきます。
我々も続いて、一本先の道を左折。
くいっと上った先に、広い駐車場と、大きな建物がありました。

竹人形の里」という展示販売をする建物の2階が、お目当ての油揚げ屋さん
向かおうと我々が車を降りたところで、先ほどの前の車が駐車場を出ていきました。

なにしにきたんだ?

建物の中は、竹人形をはじめとした竹細工が、ゆとりを持った配置で展示されていました。
趣があって可愛いです。
ひとしきり見たところで、2階へ。
・・・・・・って、レストランか。
油揚げを買ったら、どこかでそばでもすすろうかと思っていたのですが、
時間的にもいいですし、ここで食えるなら話が早い。
てことで、素直に上に上がりました。

すげぇ!

レジ、物販スペースの先に、どんとレストラン。
厨房はそのまま実演コーナーにもなっていて、
目の前でボリュームある油揚げを上げています。

あかん、これ楽しいヤツだ。

テーブルにつき、メニューを確認。
豆腐というか油揚げメインのメニューがドーン。
期間限定の夏メニューもいいですね。
気になる。
定食も気になる。
気になる気になる。
ふーむ。
・・・・・・。
悩みに悩んだ末、そばの定食に。

 

あげの大きさは、1枚、1/2枚、1/4枚と選べるというので、
嫁さんは1/2、私は1/4で。
それでも、そこそこのボリュームです。

では、いただきます。

うまっ。
油揚げうまっ、おからうまっ。
これはすごいわ。
そばは普通のタイプです。
平打ちがスタンダードというわけではないんですね。

食後、実演を拝見。
フライヤーできつね色に揚がっていく油揚げ。
浮いてしまわないように、油こしの上に石を乗せて紐で縛ってあるものを、
揚げの上に乗せています。
かしこいなぁ。

いや、予想以上に美味かったです。
この油揚げは、見事にメインですな。
ごちそうさまでした。

さて、腹も落ち着いたので、先を急ぎましょう。
目当ての恐竜博物館は、もうすぐです。

福井の象徴といってもいいでしょうか。
恐竜。
その博物館。
現在は、こんなご時世ですので、午前と午後の予約制で、
出発前にネットで予約を入れておきました。
道路沿いに看板が見え始めると、嫁さん、ワクワクです。
なんたって、道が「恐竜街道」だもの。
どんだけですか。

ナビというより、看板に導かれていよいよもうすぐだという頃、
恐竜ランドセル」という看板を見つけました。

思わず二度見。

なんかねぇ、びっくりした。

もう一度言おう、「どんだけですか」。

その先の白いティラノサウルス(実物大)に驚きつつ・・・・・・、
いや、もう驚かんわ。
ただ、すげぇなって。
その前を抜けて、ようやく博物館へ。

駐車場は結構な混雑。
密ですよ、密。
きちっとマスクをして、いざ。

 

先日の予約画面を受付で見せて、入場券を購入し、中へ入りますと、
長いエスカレーターで1階へ導かれます。

 

その先はもう、恐竜王国ですわ。
化石、実物大復元模型(動くのもあり)、標本など、なんでもござれ。
すごい。すごい圧です。
途中から、どこを見てどこを見ていないのか分からなくなりました。
感染症対策に、1時間半ほどの滞在時間を目安に・・・・・・なんて言われましたよ。
でも、このボリュームは、無理よ。
すげぇもん。
見ているだけで疲れたもん。
化石のクリーニング実演もあるもん。
売店もすげぇもん。
トイレのサインもこうだもん。

 

疲れたよ・・・・・・。

さぁ、後は帰るだけです。

おとといの道をなぞるように九頭竜川沿いの国道から高速に乗りました。
あとは帰るだけ・・・・・・というところでしたが、
不意に、ハンドルを握る嫁さんが、空を気にし始めました。
晴れているようにも見えますが、車内からではよく分かりません。
どうやら、彼女はネオワイズ彗星に再チャレンジしたいようで、
仕切りに空を見ていましたが、
いよいよここだと決断をしたようで、松川インターで高速を降りました。
そこから勘を頼りに山を上がっていきます。
私は、土地勘もありませんし、目的地もありませんから、
ただただ助手席にいるだけ。

やがて、ある程度登った先に、畑と一軒家がある、ひらけた場所に出ました。
脇の道に入ると、正面に北斗七星がある絶好のロケーションです。

勘だけで、こういうところに出るかね?!

幹線道路から離れているので、通行の邪魔にはならなそうで、
林の中でもないから、それでも近く車があれば事前に気づけそうな場所。
邪魔になる灯りはありませんので、目が慣れてくれば天の川もきっちり見えます。
山の稜線が見えて、街の灯りもちょっとあって、
なんだこの、星景写真を撮るべきじゃん、みたいな場所は。

急ぎセッテイング開始。
誰も来そうにないとはいえ、生活する方の邪魔をするわけにはいきませんからね。

三脚にカメラを据えて、まずは双眼鏡で捜索。
・・・・・・いた。
てゆーか、場所さえ分かれば肉眼で見えるじゃん。
あぁ、これはすごいわ。

これまで、いくつか大彗星を見るチャンスはあったんですけどね。
天気でダメだったり、ちょうど天文暗黒期だったり、
見られる状態じゃなかった。
だから、今でも印象に残っているのは、
2005年頃のマックホルツ彗星と、1990年だったかのレビー彗星くらいなんですよ。
マックホルツは写真を撮れました。
レビー彗星は、天文部の合宿でしたか、
部員が望遠鏡に入れたのを見せてもらって感動したのを覚えています。
狭い視野の中で、漆黒の夜空を背景に浮かぶエメラルドグリーンの艶やかな姿は、とても印象的でした。
写真も撮れたので、アップしておきましょう。

 

 

そこの一軒家の人も呼んできて見てもらいたいなぁ。

その後一般道で帰宅。
バタバタでしたが、そこそこ実りのある福井探訪でした。


あ。
キャプション、一つ間違っていたんだ。
明石のときに直した気がしたのですが、
そのデータが見つからないので、急遽作り直すことに。
早めに作って福井に送らなきゃ。


18日(土) 「まあるい星展 in 福井 vol.2」     

朝。
ホテルの朝食は、個別にパッケージングされたお弁当スタイルでした。
コロナ対策です。

  

支度を整えて博物館へ。

 

きっちり看板。

担当さんに挨拶をしたら会場の下見。
そんな最中に、会場の内線が鳴りました。
担当さんがちょうどいなかったので、代わりに出ましたら、
やっぱり担当さんを探していまして。
いないことを告げましたら、しばらくして、別のスタッフさんがやってきました。
どうやら空調の室外機が故障したらしく、送風しかしなくなり、
慌てて窓を開け、扇風機を回していました。

準備がだいたい終わったところで、特別展の展示を見に行くことに。

写真展と並行して行われている「星空アート展」。
福井生まれの作家さんたちの、星空をテーマにした作品を展示しています。
絵だったり陶芸だったりガラスだったり、なかには蒔絵もあったり。
星をテーマにというと、どこか取ってつけたようなものが多い中で、
なんかしっくりくる作品たちでした。

さて、本日のギャラリートークは午前と午後の2回。
昨日伺った時点では、午前1名、午後4名。
こんな状況なので、事前に広報でイベント周知ができなかったと。
だから集まりが悪かったということですが、
いや、多分なにかできることはあったと思いますよ。
フライヤーも作っているわけだし。
告知の仕方が悪かったんじゃないかなぁ。

まぁ、いろいろと事情も都合もあるでしょうから、
仕方ないですけどね。

午前のギャラリートークは申し込みの1名のほか、博物館のボランティアさんも来てくださって、
(まぁ、サクラです)
ほどほどに集まったように見えます。
進行を務める学芸員さんに「先生」と言われて、苦笑いする嫁さん。
プロジェクターを使って、自己紹介とカメラの説明、
で、キャプションとは違う、個々の写真の背景の説明をしていきます。

私がつけたキャプションは、写真を二度見させるためのものなので。
嫁さん曰く「適当に撮った写真」にストーリーを与え、
「どういうこと?」と思わせて、もう一度見てもらうためのものなので。
一見分かりにくい文章ですから、通称「ポエム」(笑)。
ま、そんな見方もあると思ってもらえれば。
だから、撮影時のエピソードなどは、
きちんと作者から話してもらわないといけません。
ちゃんと、「ねむい」「さむい」「おなかすいた」以外のことも喋っていましたよ。

お昼は、博物館にほど近いお茶屋さんに案内していただきました。
いただいたのは名物越前そばのセット。

 

福井といえば越前そば。大根おろしの乗ったぶっかけそばですね。
食べたかったんですよ。
こちらの蕎麦は、細めの平打ち麺でした。
そこに大根おろしや大きめな削り節が乗っています。
大根おろしがあるので、どうしても味は薄め。
信州そばに慣れている身としては、ちょっと物足りない感じですが、
蕎麦としては美味しい。
セットでついて来た田楽(豆腐とこんにゃくの両方)も美味しかった。
きな粉をまぶした団子も、程よい甘さでよかったです。

午後は、嫁さんのお知り合いが西の方から遠路はるばる来てくださいました。
(空調は直ったそうです)
加えて、館長さんら3名が一番後ろに座って。

ん? トークは若干上滑りかな?
最後列からの圧にビビったのかもしれない(笑)。

午後の部終了間際、パラパラっとやってきました。
短時間ではありましたが、まだまだ不安定のようです。
だから、歓談後に
「ネオワイズ彗星狙いにいく」
と聞いたとき、反射的に「雨だよ」と言ってしまいました。

実をいうと、気象予報サイトで雲の状況は見ていましたので、
タイミング的に暗くなる頃には、海沿いの雲が少なくなる予報が出ていることは知っていました。
でも、予報は予報なので、絶対ではありません。
特にこの時期は変わりやすいですし。
もちろん、逆に、暗くなるまで時間はありますし、海沿いに向かうというので、
ここでの天気は参考程度にしかならないということも認識しています。
ただ、総合的に見ると、大きく期待はできないなと。

参加してくださったみなさんは、もともとそれも目的だったようで、
プラネタリウムの投映を見た後、東尋坊方面へ向かうとのことで別行動。
我々は、ちょっと気になったカフェで休憩をし、時間を見計らって出発しました。

暮れなずむ福井の街を、いざ東尋坊へ。
だいたい40分の道のりです。
空にはべったり灰色の雲。
向かう方向の低いところは、確かに若干明るいですが、
まだまだ、雨さえ降らなきゃありがたいという感じ。

薄暗さが増していく19時過ぎ、唐突に海沿いに出ました。
田んぼの中、住宅地、林の中と走っていて、本当にいきなりです。
駐車場を見つけたので車を停めましたが、彼らはおらず、
隣の駐車場へ。

あぁ、あれだ。
三脚を並べた、それっぽいシルエットが見えます。

芝生の上を、荷物を抱えて近づいていくと、いたのは2人だけ。
もう2人はさらに先、岩場に降りているそうで、
我々も様子を見に向かいました。

なるほど。
上からだと、海が見えづらい。
降りれば、当たり前ですが、海がよく見えます。
せっかくここに来て撮影をするのに、画角に海があまり入らないのはちょっとね。
ということで、より海に近いところでセッテイング。

今回は、正直使うと思っていなかったので、
いつもの慣れた三脚ではなく、小型の細めのやつにしていました。
単純にかさばるんですよ。
保険として、もしも晴れたらね、くらいのつもりでいたので、
いざ使うとなると、若干心もとなかったのですが、
ま、仕方ないです。
使えないわけではないですしね。

相変わらず、低いところだけが晴れている空。

 

雲は流れていますが、形も変えていくので、
途切れそうで途切れない。
雲が多く星が見えないので、大体のアタリをつけてスタンバイをしたら、
双眼鏡で捜索開始。
時折視野に入る漁火の眩しさに驚きながら、
方位磁針とスマホのアプリで位置を想定しつつ、
暮れていく空に双眼鏡を向けます。

しかし、いつまでも空が明るい。
「もう8時?!」と驚いてみたり。
分かってはいますが、いつまでも明るい空に、どうしても違和感を感じます。
山梨じゃ、山があるので太陽はとっとと沈みますから。

やがて、北斗七星の柄杓の先が見えて来ました。
となるとその下の方にあるはず。
そして、しつこく捜索を続けている中、
なにか異質なものを感じました。
雲とは明らかに違う、斜めに横切る薄く白いスジ。

「いたっ!」

隣にいた嫁さんが飛びついて来ました。
場所を伝えたところ、無事に発見できたようです。

 

 

うん、ほんのりです。
上の写真、中央の漁火から写真中央くらいまで上がったところの左側にいるんですが・・・・・・。
わかんないっすね(苦笑)。
現場でも、肉眼では見えませんでした。
でも、ま、一応成果はあったかな。

21時過ぎに撤収。
2名は帰還、2名は同じ宿で泊まりとのことで、
泊まり組と食事へ。
ホテルまで戻り、目の前の居酒屋へ。

福井は、なぜか焼き鳥だそうです。
なぜなんでしょう。
よく分かりませんが、焼き鳥なんだそうで。
で、福井発祥全国展開の焼き鳥屋さんに入ったわけです。

1皿5本。肉は小ぶりで、360円くらい。
単価は70円ほどと考えれば、コスパはいいでしょう。
今、1本100円とか120円とか、当たり前ですしね。
テーブル中央に、金属製の長いゲタ。
なにかと思ったら、注文した焼き鳥がここに置かれるんですね。
個別に皿が来ないので、テーブルを圧迫しない。
追加注文しても、なくなったところに置かれていくから、
すっきりしています。
増えるのは、焼き鳥につけるタレの小皿くらい。
凄いシステムだ。

入ったのが遅くて、すぐにラストオーダー。
あっというまに閉店。
満腹とはいきませんでしたが、程よく収まっている感じですかね。

ごちそうさまでした。


17日(金) 「まあるい星展 in 福井 vol.1」     

当初は乗鞍から安房トンネルを抜けて福井に向かう予定でしたが、
土砂崩れは復旧せず。
嫁さんはがっかりしていましたが、仕方ないですね。
てことで、嫁さんの運転で、いざ出発。

中央道を岐阜方面へ走り、土岐ジャンクションで東海環状道路へ。
少し走って、美濃関ジャンクションから東海北陸道へと乗り継ぎます。
基本的に天気は良くないながらも、
ひどい雨にやられることもなく走れました。
ちなみに、この長雨で、並走する国道41号線が通行止になり、
バイパスとして、一部区間を無料開放したとか。
ただ、もちろん国道を生活道路としていた方への措置ですから、
指定インター区間の利用のみでしたけども。

白鳥インターを降りて、国道158号線を西へ。
暴れ川だったんだろうなと十分に推測できる、その名も「九頭竜川」に並走する国道です。
左右のうねりも水量もあるので、
これが氾濫したら大変だろうなと。
水面も高い・・・・・・といいますか、
水深が浅いのでしょう。
すぐそこを流れている感じなので、
治水工事をされている今ならともかく、
昔は大変だったんだろうなと思わされます。
アップダウンがないのが、せめてもの救いでしょうか。
川に沿うとはいえ、道も走りやすかったですし。

途中立ち寄った道の駅。

 

 

恐竜です。
動きます。
なんでも、全国でも有数の化石発掘の地らしく、
そこかしこに恐竜がいます。
マスコットキャラも、なんなら警察のキャラも恐竜。

素晴らしいですな。

売りにすべきものをしっかりと認識して、
それをしっかりと、足並みをそろえて本気で打ち出している証拠ですね。
これができていない自治体ばかりですから。
「あれは、うちじゃありませんから」
みたいな。
だから失敗するんだってのに。
これと決めたら、全力でおんぶに抱っこしないと。
もちろん、素材に力がなければダメですが、
決めたら全力でいかないと。
ただの無駄遣いにしかなりませんからね。
てことで、とにかく恐竜愛がすごい地域です。
そして、それは行程中、ずっと思い知らされます。

ちなみに、この道の駅、鉄道の駅でもありまして、
単線の線路が脇を走っています。
1日5本の時刻表。
 いかにもなローカル線ですが、
雰囲気はいいですな。

 

さすがに疲れたと鍵を渡され、運転交代。
久々のマニュアル車にビビりながらも、無事に発進。

さて、写真展の会場となる博物館には午後入りと伝えており、
昼食を先に取るつもりでおりました。
で、せっかく北陸に来たのですから、
やはり寿司辺りをいただきたいところです。
といっても、別に寿司屋じゃなくていい。
地元の、100円じゃない回転寿司辺りでいこうじゃないかと。
新潟県にも富山県にも、地元に愛される回転寿司が、そこかしこにあります。
これでもかっ、とアピールしてくれています。
だからねぇ、油断していたんです。
調べていかなかったんですね。
そしたら、見つからないんですわ。
街の中に入ればあるかなーなんて思っていたのに、
寿司、海鮮の文字が見当たらないんですもの。
さすがに焦って、嫁さん、スマホで検索。
1件良さげなところを見つけて向かいましたが、
駅そばの建物の中。
駐車場がない。
コインパーキングに止めればよかったのでしょうが、
その後もすぐに移動をするとなると、ちょっとめんどい。
で、郊外型の店を再度検索。
そしたら、どうやら通ってきた道の近くにあるらしいことが分かったので、
そちらへ向かいました。

たどり着いたのは、こちら
平日だというのに、駐車場もそこそこ埋まっています。
これは期待できそうです。
てことで店内へ。
雑然とはしていませんが、そこそこ混んでいる店内、
カウンターと小上がりがあり、小上がりであればすぐに案内できるというので、
迷わずそちらへ。
メニューにある、期間限定のランチセットをオーダーしました。
嫁さんは、品数は普通でサイドメニューを2品選べるというもの。
寿司の数を減らせば、中トロも選べるとか。
私は厳選10貫というもの。
味噌汁はおかわり自由ということで、先に出していただきました。
遠慮なくひと啜り。
・・・・・・んまい。
ワクワクしながら待っていたお寿司がこちら。

 

うん、いい感じ。
これで1,500円ほどですから、コスパはいいと思います。
ひっきりなしに地元客が来るわけだ。

腹を満たして、また出発。

基本的に、道は広いです。
これは、やはり除雪のためでしょう。
交通量と比較して、道が広いですから、実数以上に車が少ない印象です。
そして、地面が平たい。

うーん、なんて言えばいいんだ。

山や丘陵地はありますが、基本的に平地。
そして、傾斜が少ない。
街の中もそうですし、郊外も、農地も。
田んぼなんて、一面に広がりすぎて、サッカー場かと思うくらい。
綺麗な天然芝ですねー、なんて思うほどです。
で、建物がちょっと古びた感じ。
昭和中後期から平成初期の雰囲気が、きっちり残っています。
いや、そちらの方が多いんじゃないかと思うくらい。
落ち着いたというかひなびたというか。
こういうところも悪くないです。

街の中に戻ってきまして、ナビに従って、間違いつつも博物館に向かいます。
で、ここを曲がれと指示されたところに入った瞬間に、
二人して「おっ」と声を出してしまいました。
アスファルトから、丸を打ったコンクリートに変わり、
そして、すごい傾斜の坂道。

ハンドルを握っていた嫁さんがビビります。

街の中だというのに、急に山道に入ったかと思うほど。
身延山を思わせる勾配。

「ずっとローだよ!」
じゃないと登らないそうで。

何度目かのヘアピンを抜けたところで、やっと目的地へ。
いやいや、歯ごたえのある上り坂でした。
駐車場に車を止めて、これまた古びた階段を登ります。

やっとたどり着きました、自然史博物館

築年数が経っていそうな建物ですな。

中に入りまして、担当さんとご挨拶。
よろしくお願いします。
さぁ、ちゃっちゃと設営を始めましょう。

担当さん、線は細いのに精力的に、フットワクーも軽く動いてくれます。
ありがたや。

え? 並べ方にこだわり?
ないです(笑)。
設営するスペースと展示数、動線なんかで変わりますから。
てことで、嫁さんとコマ割りを決め、写真を置いたそばからキャプションをまいていきます。
これはね、カルタ取りか神経衰弱。
キャプションに、ドンピシャこれ! ということを書いていないので、
これはー・・・・・・うーん、これか、みたいな感じ。
しかも、しばらく前のものなので、どれだったか思い出せなかったり(汗)。

無事に並べ終えまして、ひと段落です。

 

さ、今日のところはこれくらい。
本番は明日からです。

てことで、撤収。

博物館を出て駅前のホテルへチェックイン。
荷物を置いて駅前へ。
実はもう一つ予定がありまして。
駅前のビルにプラネタリウムが入っているんですね。
会場となった博物館の分館になるんですが、
その投映を見るというのが、嫁さんの強い希望でして。

雨がぱらつく中、傘をぶら下げてビルの中へ。
エレベータで5階に上がると、ソファの置かれた白いホワイエ。
左手に分館スペースがあり、ショップコーナーと受付が見えます。
投映は16時からで、あと10分くらい。
チケットを買って、ひとまず展示を見にいきました。
展示ブースは、近年よくある、ブースを壁でしきらないタイプですね。
出だしのところで時間が来てしまったので、
急ぎ足でドームシアターの方へ。
中に入ると・・・・・・あれ、我々だけ?
我々2名、スタッフ2名。
マンツーマンじゃん。
・・・・・・んなわけないか。

ま、雨の平日の夕方。こんなもんかもしれません。
あとね、申し訳ないけど立地がよくない。
5階って。
1階は店舗。2階は店舗と託児施設。
3階は多目的ホールで、4階はボランティアセンター。
少なくとも、3階から上には、よほどのことがなければ一般人は上がらないです。
その上にプラネって。
プラネを5階にせざるを得ないのだとしたら、せめて展示施設は1階に置きましょう。
2箇所も受付を作ったらスタッフを回せないというかもしれませんが、
5階に人を誘導する仕組みを作らないと、それどころじゃなくなりますから。
経営的にも、スタッフのモチベーション的にも。
なにもなかったもの、上にプラネがあるという誘導が。
いや、あったのかもしれませんが、少なくとも、私には見えなかった。
パッと見て見えなかったのなら、それは一見さんには見えないんですよ。
ついでに寄るという客を取り込まないと。
集客については、大都会でさえ苦労するんですから、
地方都市はなおさら頑張らないと。
そんなことを思いました。

16時からの回は生解説。
プラネタリウムと呼べるのはこの回だけのようです。
2人だけで申し訳ないですが、よろしくお願いします。

まぁ、私は寝てしまいましたが。

終わってから、スタッフさんとおしゃべり。
どうやら、我々2人共デジイチを首から下げていたので、
業界人だと予想はしていたそうなので、
写真展をやる者とその連れですと自己紹介をしたら驚かれました。
明日のギャラリートークも気になっていたようですが、
お仕事ですもんね。

ひとしきり話をして、
いつまでもお邪魔をするわけにはいかないので、
我々は展示ブースへ。

模型と映像をうまく組み合わせて、地元の情報も織り交ぜつつ、
面白い内容になっていたと思います。
全体的に、いいなと感じました。

展示を見ていると、なにやら話し声が。
おや、先ほどのスタッフさんが、高所作業車で照明を調整しています。
自分たちでされるんですね。
ま、照明の調整で施設担当を呼ぶのもおかしいか。
お疲れ様でーす。

さて、駅ビルにスーパーが入っているので、
いつものように部屋食用のおつとめ品を買い、
お土産になりそうなものを物色して部屋に戻りました。
今朝も早かったし、早めに寝て明日に備えましょう。


11日(土) 「雨続き」     

梅雨の長雨・・・・・・というには被害の大きい今回の梅雨。
台風もこの後に控えているというのに、
大丈夫なんでしょうか。

来週、嫁さんの写真展が福井で開催されます。
だもんで、そのために現地へ行くわけですが、
使おうと思っていたルートが、土砂崩れで通行止め。
当日までには・・・・・・復旧しないだろうなぁ。
なので、オール高速道路で、名古屋方面を回っていくしかないでしょうね。

この長雨がどこまで影響を及ぼしているか、ちょっと怖いです。