2022年6月
28日(火) 「暑い」

なんなんでしょうね、この暑さ。
観測史上最も早い梅雨明け。
(ちなみに、「最速」と報道するところもありますが、梅雨明けは時間的に早いだけで速度が速いわけではないので、
 「速い」ではなく「早い」です。どーでもいいですが)
そして連続する猛暑日。

去年も、だいぶエアコンを使いましたが、
今年は早々にめげそうです。

蛍は出なくなりましたね。

昨日は1匹だったそうです。
今日は0でした。


27日(月) 「夜中に目が覚める」

もともと早めに目が覚めるタチではありました。
大学時代、天文部OBのBBSに、
他の連中が書き込むのは2~3時くらいまで。
私は4時過ぎ。
3時までだと夜更かしな感じですが、
4時を超えると、どうしても早起きに感じます。
なので、「老人のようだ」とからかわれていました。

山梨に来ても、目覚ましいらずでずっと来ていまして、
星を見る人間なのに夜更かしをしないという、
アイデンティティが崩壊をしているような状態でしたが、
この冬頃から、それに拍車がかかり始めました。
なぜか、夜中に一回目が覚めるんです。
通常、2時から4時の間に、ほぼ必ず目が覚めます。
でも、トイレに行きたいとかではなく。
ひどいときには、1時半なんて、
目を閉じてから1時間半で目が覚めることも。
なので、寝やすいように薬も出してもらいましたが、
あまり効果は出ていないようです。

変わらんもん。

今日も今日とて早く目が覚めまして、
諦めていた3時頃だったでしょうか。
不意に咳き込んだ妻も目を覚ましました。
まぁ、特になにをするわけでもなくうだうだとまどろんでいまして、
もう一回寝るために、とりあえずトイレへ。
戻ってきて、ふと窓を開けて空を見上げたら、なかなかにいい星空が広がっていました。

高度の低いところには雲があるものの、上空はかすみもない状態。
天の川もくっきりと見えています。
こりゃあいいなと庭に出たところで妻も出てきました。

細かな星の光の中を、やはり小さな光が動いていきます。
点滅するものも点滅しないものも。
飛行機と人工衛星ですね。
そろそろ夜明けですから、太陽の光も当たりやすくなり、人工衛星がよく見えます。
目を入れ替えてからしばし、やっとまともな星空にありつけて、
妻は感動しながら空を見上げています。
そんな彼女の視野を外れて、明るい流星がひとすじ。

見ていなかったんですね。

悔しがられても、ねぇ(苦笑)。

肌寒いくらいの夜気に包まれながら見上げる星空は、乙なものでした。
今日ばかりは夜中に目が覚めたことに感謝です。

でも、明るくなったら仕事だから、できれば勘弁願いたいところです。


26日(日) 「山梨県民の真理」

石猛者である妻の強い要望で、行ってまいりました、奇石博物館。
目の手術を終えてから、初めてのロングドライブということで、
現状確認とリハビリのため、妻がハンドルを握ります。

私は、睡眠障害なのでしょうか、
とにかく睡眠時間が短く、
早く目が覚めてしまうので、助手席に座って、あっさりとダウンしました。

気が付けば県境を越えて、朝霧の道の駅。

混んでます。
すごいです。
観光牧場も大混雑です。
ほんとすごい。

そこから森の中を走ることしばし、
ようやくたどり着いた博物館。
ここもすげぇ。
行動制限が解かれたからというのもあるのでしょうが、
今回はかなり混雑していました。
みなさん、そんなに石が好きですか。
今までにない混雑でしたね。

今は、お菓子のように見える石の特別展ということで、
相変わらずセンスのいい展示でした。

さて、お昼をどうするかというところですが、
いかんせん場所がすごいところなので、
近隣に飲食店はさほどなく、
山梨に戻るとなると、しばらくなにもないし、
なにを食べたいという定まったものもないので、
行動指針が決まりません。

困ったときのフードコート。

ショッピングモールに出れば、ひとまずなにかあるだろうと。
ということで、スマホナビ開始。

森林地帯から唐突に街になる富士宮。
ほどなくして、某ショッピングモールに到着。

いや、ここもすげぇ。
駐車スペースが全然ない。
ぐるぐる回れど、止められる場所がないのです。
甲府だったら諦めて出るところですが、
さすがにここではそんなこともできず、
ぐるりぐるりと車たちの中を抜けていきます。

しばらく徐行しながら巡っていたところで、目の前の車が頭を出しました。

ここだっ!

出て行ったスペースに、大急ぎで車を突っ込みます。
無事に車を止められてホッと一息。
さ、昼飯にしましょう。

1階、2階と、甲府と比べても巨大に感じるモールの中を歩き回り、
エスカレーターホールの、でっかい「ゆ〇キャン△」のタペストリに呆気にとられながら、
目を付けたのは博多ラーメン屋とオムライスの店。
どちらにするかと悩みましたが、
妻が「におう」というので、博多ラーメンへ。

接客してくれた、恐らく中国人であろう若い女性の、
たどたどしい日本語にほっこりしながらいただいた、博多ラーメン。
本場のような、食べる人を選ぶようなくささはなかったですが、
味は良かったですね。

その後ぐるぐるとモールの中を歩き回り、食料品を買ったところで終了。

さぁ、あとは帰るだけですが、
出口はどっちだ?
駐車場に入ってからぐるぐる回ったので、元の道に戻るにも、今どの辺りにいるか判断が付きません。
またスマホの出番かと思ったとき、妻が一言。

「富士山があっちに見えるからあっちだ」

・・・・・・確かに。
静岡から見れば山梨は富士山の向こう。
したがって、そちらに向かえばいい。

これ以上ない真理です。
唖然としつつも噴出してしまいました。
さすがです。
私はまだまだ山梨県民ではないと感じました。


追記。

蛍は4匹でした。
時間帯が遅かったのもあるけれど、そろそろ終わりか知らん。


22日(水) 「変わらない」

もうすぐ一年たつし、少しずつリハビリをしてみたら。

月の数度のミーティングで出社したときに、社長に言われました。
要は、会社にいる時間を長くしていってはということ。
まぁ、言わんとしていることは分かります。
ある程度回しているとはいえ、事務所に常駐しないことでの弊害も大きいですしね。

ただね、こちらとしても、はいそうですかとも言いにくいわけで。

多少落ち着いてきているとはいえ、快復しているわけではない。
波があって、ぶり返すこともしょっちゅう。
なにかあれば、すぐに元に戻る。
自分のことは自分でしか判断できません。
耳鳴りと片頭痛は消えていないわけで、
おいそれと戻せない怖さがあります。
長時間車に乗るのもしんどいですしね。

様子を見ていかなきゃいけないことは承知していますが、
視野がグラグラすることの方が、まだ恐ろしいですね。


昨日の蛍は、初の二けた、10匹。
今日は雨。


19日(日) 「蛍」

とりあえず、雨でなければ蛍を確認する毎日。
だいたい、毎日4~5匹。
しかも、ほとんど飛びません。
先日は高く飛んでいたのがいて、
近づいてきたから手を出したら、その上に乗ってくれました。
5分くらいは手の上にいてくれたと思います。

今日も、最初はほとんどいませんでした。
奥の方へ行って、やっと一つ、二つと光を見つける感じ。
昨年もそうでしたが、
今までいたようなところには、ほとんど来なくなりましたね。

奥の方は、垣根を取り除いて、どうやら家を建てるようです。
また、蛍のいられる場所が減るんだなーと、
勝手なことを思ってしまいました。

今いるアパートだって、多分そういうもんだもんね。

人間て、勝手だよ。


16日(木) 「白内障」

妻の白内障が発症してから数年。
本当はもう少し後、老眼が出てから手術を考えましょうというところだったのですが、
昨年末から半年で、思った以上に悪化してしまい、
左目にほとんど視力がないことが判明。
これ以上進むと、手術もしにくくなるということで、
急遽手術をすることに。
40代の白内障って、0.5%くらいらしいですよ。
アトピーやら何やらが悪さをしたみたいですね。
アトピーで苦しんでいるのに、追い打ちをかけてくるなんて、
正直やるせないです。

もともとは近所の眼科にかかっていたのですが、
症状が進みすぎていて、
「僕はやりたくないよ(苦笑)」
ということで、先生に紹介状を書いてもらって、
名医と呼ばれる先生に執刀してもらうことに。
以前一度見てもらっていて、知らない人ではないということも安心材料。

事前に見てもらい、手術日を決定。
で、迎えた今日。

私の方の仕事は、必要なことをしてくれない社長に頭を抱えながら、なんとか昨日入稿を終え、
その後の後始末を同僚に託して、妻の付き添いのためにお休み。
今月もてこずりました。

予約時刻前に病院の駐車場に着きまして、
少し待っていましたら、目に眼帯をつけている方が現れます。
今日手術をしたんですね。

それが、一人、また一人と。
てゆーか、こんなにいるの?

驚きながらも病院に入りまして、受付をして2階へ。
小さなビルに入っているこの医院は、歯科と眼科を診ているようで、
1階が眼科、2階が歯科と眼科の手術となっているようです。
昇降機をつけた手すりのおかげでさらに狭い階段を上っていきますと、
扉の前で看護師さんが迎えてくれました。
その場で手の消毒、検温と問診。
血圧を測りましたら・・・、上が152って?!

緊張しているにしても高すぎるだろ!

もう一度測って145。
まぁ、階段を上ったということも考慮して、普段はもっと低いだろうと判断され、
とりあえずOKに。

中に入るのかと思ったら、その場で待たされました。
どうも混んでいるようです。
てゆーか、そんなにいるの?
二度目の驚きです。
結局、妻の前に、ざっと5人くらいいたでしょうか。
全員が全員白内障ではないのでしょうが、
それにしても、目の疾患が、思った以上に確率の高いものだということに驚かされました。

二人ほど出てきた後に入りましたら、
それでも、まだ前に二人。
付き添いの方のようです。
緊張を隠せない妻と一緒に座りまして、順番を待ちます。
やがて、妻が中へ。
と、中から、「アクセサリーなどは身に着けていませんか?」という声が聞こえました。
その後、看護師さんが指輪を持って現れました。
それを受け取り、待ちの態勢です。

スマホ(社用)で仕事の様子をチェック。
チャットアプリを確認すると、後から入った修正を終えて無事に入稿を終えたと。
よかった。
ホッとしました。

軽くスマホをいじり、帰りのことを考えて軽く目を閉じてウトウト。
少しすると前の患者さんが出てきました。
事後の説明を受けているのを、聞くとはなしに聞きます。
その方が出て行って、もう一人の付き添いの方と二人で待合室に待機します。

ふと、天井から下げられているテレビモニタが気になりました。
何も映っていなかったと思うのですが、
なにやら薄暗く明滅しているような気がします。

なんだろうなーと思っていたら、なにかが映りました。
てゆーか、かっぴろげられた目が映りました。

なにごと?!

上下の瞼を固定され、眼球がぎょろぎょろ動いている様子が映し出されています。

これはひょっとして・・・・・・。

ウチの妻の目?!

まさかの手術ライブ映像でした。

え、動いているということは麻酔みたいなものもなく、
そのまま執刀するの?

目が充血している様子、目にぽたぽたと水滴が落ちる様子、器具が近づく様子、
全てが克明に映されています。
あ、あ、あ、あ、ナイフが、ナイフが近づいて・・・、目に、目に、ブラウンの淵の辺りに・・・

つぷっと。

あ、わずかに血液が・・・・・・。
え、結構な力技なのね。

なんか、眼球の中をグリグリして・・・。
おぉ、ぞわぞわする。

思わずスマホを構えて動画を取りました。

なんか悪いことをしている感じもして、ほんの数秒間でしたけど。

でも、とにかくすごかった。

グリグリして、器具を入れて、調節して、グリグリして。
ほんと、気が気でないってこういうことですよね。

ここに映るのはイレギュラーなことかとも思ったのですが、
時折出入りする看護師さんが、ちらっとモニタを見上げていますので、
いつものことなのでしょう。
てゆーか、いいんだ、これ一般人に見せて。
なかなかのショッキング映像だけど。

しばらくして、映像が終わりました。
てことは、手術も終わったのでしょう。

まさかのドキュメンタリー映像でした。

しばらくして現れた妻。
思ったより元気そうで安心しました。

一通り説明を聞いて病院を後にしました。
また明日、状況確認のために来ることになります。
お会計もそのときに。

来る前は、帰りはなんか食べていこうか、なんて話もしていましたが、
それほど元気なわけでもなく、素直に帰ることに。
小一時間かけて帰宅して、ホッと一息。

そうだと思って、同僚に、無事に手術が終了したことと、仕事を引き継いでもらったことのお礼をしたら、
その返事で、まさかの修正対応依頼が。
修正の連絡が入ったけれど、自分の外にいて1時間ほど戻れないからどうしようかと思っていたということでした。

修正対応をしてくれとお願いをしたのに外出したの?

と思わないではありませんでしたが、
15時過ぎだし、もう印刷所も受け付けないんじゃと思ったら、
その印刷所から、直した方がいいという連絡が入ったと。
それならやりましょう。

手早く修正して入稿。
なんとか間に合いました。

今月もバタバタしましたが、なんとか終わりましたね。

あと数日は、妻の送迎係です。
こちらも頑張りましょう。


12日(日) 「蛍」

寒いんですよね。
5月末からまさかの寒さ。
梅雨寒とは言うけれど、
雨が降らないのに寒い。
日が当たればそこそこ暑さは感じますが、
朝晩の冷え込みが、6月らしくない。

だからなのか、蛍が出ない。
出ませんねぇ。
先日は4匹。
今日は、弱々しい光が一つ。
昨年の記録を見ると、ここから少しずつ出ているようですが、
この寒さだとどうなるでしょうかね。

ま、様子を見ましょう。

今日は放送大学の公開講座を見にいきました。

・・・・・・うん、大丈夫でしょうか、あの先生。
チェリストとしての腕はいいのでしょうが、
タイトルにあった、楽器の魅力については、
ごめんなさい、何一つ語られていませんでしたよ。
少なくとも伝わりませんでしたよ。