2024年3月 |
いきつけの諏訪の酒蔵さんで見つけたチラシと、「そばはうまかった」と社長さんが言っていたというので、 外回りを終えて事務所に戻り、こまごまと仕事をしまして、 11時くらいに群馬に向かった我々。
いってきました、遊楽庵。
茅野を過ぎてからメルヘンロードで道なりにまっすぐ。
山の中の別荘地を進んでいくと、看板が現れました。
建物に入ってすぐのホールに、県内80の酒蔵の一升瓶が並ぶミュージアム。
・・・・・・ミュージアムって、ちょっと違う気がしますが。
びっくりはします。
しますけど、そこまでかなぁ。
そばの実からそば打ちまでの一連の展示もありましたが、
まぁ、それもそこそこ。
売店に並ぶ日本酒は、長野のお酒だけとはいえ、
長野は広いので、見たことのない酒はありましたが、
それでも、全蔵というわけではなく、
これも、そこそこ。
全体的に、そこそこという印象でした。
施設内にあるそば屋は11時開店。
それに合わせてか、お客が次々にやってきます。
とはいえ、4組くらいですかね。
なんか、チラシやサイトを見ると、もっと混雑するように感じたのですが、
そこまででもないみたい。
お店が開いたので、中に入りまして席に着きました。
混んでいるという声が多くあるからリニューアルして・・・・・・というから、広いのかと思いきや、
これも別にそこまででもなく。
むしろ、動線が悪そうだなという印象です。
肝心なそばは、うまかった。
酒蔵の社長さんの「そばはうまかった」という言葉は、本当にその通りでした。
天ぷらもうまかったです。
また行きたいくらい。
建物が足を引っ張っているんでしょうね。
リニューアルするなら、建て替えをしてしまうくらいの方がよかったと思います。
造りが、バブル期の隠れ家みたいですし、
その分、デッドスペースが増えてしまっているので、
使いたいところが使えない建物だと感じました。
素材のポテンシャルはあると思うんですけどねぇ。
お会計の際に、IDが使えるというのでそれをお願いしたら、
端末が立ち上がっていなかったらしく、
レジのおばちゃんがあたふたして、妻がサポートしていました。
日本酒2本を購入して退店。
帰りは佐久方面に出ることにして、メルヘンロードを東へ。
メルヘンどころか、メンタルがやられそうな道で、
そのせいかどうか、二人して眠くなって、
展望台のような駐車場に入って仮眠をとりましたが、
まぁまぁ楽しかったですね。
22日(月) 「焦った」
戸締りをして出ようとしました。
ベルトループにカラビナでひっかけている鍵の束を触りながら、会社の鍵を探すのですが、
それらしいものに指が触れません。
家の鍵、車の鍵、キーホルダー、そして会社の鍵とそのタグがまとまっていて、
一番小さなものが会社の鍵なのですが、
それが見つかりません。
何でと思いながら、改めて見て探すのですが、
それでもどこにもない。
今まで、会社の鍵につながるタグは二度ほど落としたことはあるのですが、
鍵が消えたのは初めて。
さて、どこにいった?
会社に入る際に鍵を開けているので、
なくなったのは、正味10分くらいの間のこと。
移動範囲は、車から事務所の中までの、半径5m程度。
絶対に近いところにあります。
それだけは間違いない。
自分の行動を思い出しながら可能性を一つずつつぶしていきます。
車からゴミを持ち出して事務所のごみ袋に入れました。
なので、袋を漁り、捨てた紙の束も広げます。
ない。
その作業をしていた身の回りを見回します。
ない。
ゴミを持ち出した際の車のリアシートや足元を探ります。
ない。
なにかの拍子にザックの中に落ちたかもしれないと、ザックの中を探ります。
なぜか、カメラのレンズキャップが出てきました。
このレンズ径は50Dのキットレンズだから、
この間使った際に外れたのだろうと推測。
そして、鍵はない。
車の周りには・・・・・・ない。
4月下旬とはいえ18時過ぎ。
そろそろ薄暗くなり始めています。
やばい、暗くなったら見つけづらくなる・・・・・・!
最悪、社長に連絡を取り、施錠をしてもらうかとまで考えながら、
念のため捜索範囲を拡大。
助手席を覗き込みました。
すると、シートの上にちょこんといるじゃありませんか。
なんでそこにいんのよ!?
助手席からザックを持ち上げた際に、たまたまキーホルダーから外れたのでしょう。
多分ね。
いやぁ、焦りました。
14日(日) 「駆け足でも時間が足りない」
富岡市の自然史博物館で、「紳士淑女のための鉱石展」を開催中とのことで、
分かるようで分からない企画展を見るためです。
日曜日ではありましたが、特に渋滞するでもなく、
一般道だけを走り、13時半過ぎに到着しました。
途中、そこかしこの桜も満開で、
車を止めることはありませんでしたが、いい景色を眺められました。
博物館は、体育館や野球場、美術館に文化ホールなど様々な施設が併設された総合公園の中にあり、
思った以上の混雑にびっくりしました。
そらあ、キッチンカーも出店するよねといった賑わいです。
公園自体は市の施設のようで、自然史博物館だけ県立なんですね。
面白いもんです。
総合公園のホームページ、もう少し情報を掲載すればいいのに。
各施設のリンクは当然あるのですが、
いかにも公の施設ですと言わんばかりの、無味乾燥な施設紹介で、
何にも分かりません。
こういうところは、本当にダメだと思いますね。
もう少し民間を見習うべきでしょうなぁ。
まぁ、それはさておき。
博物館の入り口を入ると、左側に受付のカウンターがあります。
でも、これは博物館の受付ではないようで、
現金で入館券を買うなら、進んで右側の券売機へ。
キャッシュレスで購入するならその受付でとのことだそうです。
???
なぜ機能を分けているのか、じゃあその受付は何のためにあるのか、分かりません。
なんなら、博物館の受付は、券売機のさらに奥にあります。
だとしたら、ますます意味が分かりません。
かえって、この受付がなく、案内表示で券売機を示した方が混乱しないんじゃないでしょうか。
疑問はつきませんが、とりあえずチケットを買いましょう。
お、学割がありますな。
妻が放送大学の学生なのでどうするのか・・・・・・、あ、学生証の更新で手元にない?
じゃ、だめだね。
正規の大人料金で二人分を買いまして、
入る前にトイレに行っておきましょうか。
で、トイレを探して引き返したところで、
入り口正面のスペースで、なにやら受付をしていることに妻が気付きました。
「バックヤードツアーの受付だって」
事前にホームページで、バックヤードツアーがあるのは見ていました。
で、当日受付というのも見ていました。
でも、タイミングも定員もあるし、難しいだろうなと思っていたら、
それが目の前でやってました。
妻が目を輝かせて受付をします。
定員を上回っているので抽選になるということで、
開始15分前に集まってくれというので、
トイレを済ませて待機することに。
集合時刻13時45分になり、集まったのは9組。
ほぼ子供連れ。
そらそうですよね。
これは、当たったら申し訳ないなと思いつつ、
抽選結果を待ちます。
箱から番号の書かれたボールを取り出す抽選で、
見事落選。
半分ホッとしました。
やっぱりね、子供に見てもらった方がいいでしょう。
おとなしく博物館の中へ進んでいきました。
えーとね、結論から言いますと、時間が溶ける。
最初から、ボリュームがすごいです。
宇宙の始まりから恐竜までで、相当なボリューム。
そこから、哺乳類の発生、類人猿、人類への進化、そして現代へとつながっていくわけですが、
通路の両側に展示があるので、行ったり来たりしなければならず、
どう見ていいのかでもたつきます。
で、一つ一つが結構しっかりしているので、
解説を細かく読んでいたら、とてもじゃないですが時間が足りません。
どの辺でしたかね、恐竜からナウマンゾウくらいのところで、すでに1時間。
それなりに端折ってです。
でも、展示のゾーンとしては、2/6。
だって、2階もあるんです。
そして、忘れてはならない、本来の目的「紳士淑女のための鉱物展」はその先なんです。
泊りならいいですが、我々は帰らなければなりません。
妻に「3時だ、やばいよ」と声をかけ、
さらにスピードアップ。
あちこち引っかかりながらも常設展をなんとかやり過ごし、
やっと企画展へ。
こちらも、結論から言うと、テーマに即していたかというところには疑問がありましたが、
まぁ、なかなか見られない大きな鉱物もあり、
展示自体を楽しむことはできました。
全てを見終えて、入り口に戻ってきたのが15時半過ぎ。
かなりの駆け足で、1時間半です。
普段通りに見ていたら、3時間コースだったかもしれません。
妻が売店を覗くというので、私は入らずに待っていました。
売店が狭いので、入店制限をするらしいですから、
他のお客のためにも入らない方がいいだろうなと。
ただ、やはり疑問ですね。
だったら、なおさら、その受付をなくして広げられなかったんかいと。
バックヤードツアーのために集合した場所も含め、
ロビーと言ってもいいくらいに広いスペースがあります。
そこを少しつぶしてでも、もう少し売店を大きくできたんじゃないのかとは思いました。
なにか事情はあるのかもしれませんけどね。
特になにを買うでもなく妻が出てきましたので、
帰るとしましょうか。
あとは、群馬名物の鶏肉弁当を買うだけです。
半日群馬満喫コースでした。