2024年3月
29日(月) 「そばはうまかった」

いきつけの諏訪の酒蔵さんで見つけたチラシと、「そばはうまかった」と社長さんが言っていたというので、
いってきました、遊楽庵

茅野を過ぎてからメルヘンロードで道なりにまっすぐ。
山の中の別荘地を進んでいくと、看板が現れました。

 

建物に入ってすぐのホールに、県内80の酒蔵の一升瓶が並ぶミュージアム。
・・・・・・ミュージアムって、ちょっと違う気がしますが。

 

びっくりはします。
しますけど、そこまでかなぁ。

そばの実からそば打ちまでの一連の展示もありましたが、
まぁ、それもそこそこ。

売店に並ぶ日本酒は、長野のお酒だけとはいえ、
長野は広いので、見たことのない酒はありましたが、
それでも、全蔵というわけではなく、
これも、そこそこ。

全体的に、そこそこという印象でした。

施設内にあるそば屋は11時開店。
それに合わせてか、お客が次々にやってきます。
とはいえ、4組くらいですかね。

なんか、チラシやサイトを見ると、もっと混雑するように感じたのですが、
そこまででもないみたい。

お店が開いたので、中に入りまして席に着きました。
混んでいるという声が多くあるからリニューアルして・・・・・・というから、広いのかと思いきや、
これも別にそこまででもなく。
むしろ、動線が悪そうだなという印象です。

肝心なそばは、うまかった。

 

酒蔵の社長さんの「そばはうまかった」という言葉は、本当にその通りでした。
天ぷらもうまかったです。
また行きたいくらい。

建物が足を引っ張っているんでしょうね。
リニューアルするなら、建て替えをしてしまうくらいの方がよかったと思います。
造りが、バブル期の隠れ家みたいですし、
その分、デッドスペースが増えてしまっているので、
使いたいところが使えない建物だと感じました。
素材のポテンシャルはあると思うんですけどねぇ。

お会計の際に、IDが使えるというのでそれをお願いしたら、
端末が立ち上がっていなかったらしく、
レジのおばちゃんがあたふたして、妻がサポートしていました。

日本酒2本を購入して退店。
帰りは佐久方面に出ることにして、メルヘンロードを東へ。

メルヘンどころか、メンタルがやられそうな道で、
そのせいかどうか、二人して眠くなって、
展望台のような駐車場に入って仮眠をとりましたが、
まぁまぁ楽しかったですね。


22日(月) 「焦った」     

外回りを終えて事務所に戻り、こまごまと仕事をしまして、
戸締りをして出ようとしました。
ベルトループにカラビナでひっかけている鍵の束を触りながら、会社の鍵を探すのですが、
それらしいものに指が触れません。
家の鍵、車の鍵、キーホルダー、そして会社の鍵とそのタグがまとまっていて、
一番小さなものが会社の鍵なのですが、
それが見つかりません。
何でと思いながら、改めて見て探すのですが、
それでもどこにもない。

今まで、会社の鍵につながるタグは二度ほど落としたことはあるのですが、
鍵が消えたのは初めて。

さて、どこにいった?

会社に入る際に鍵を開けているので、
なくなったのは、正味10分くらいの間のこと。
移動範囲は、車から事務所の中までの、半径5m程度。
絶対に近いところにあります。
それだけは間違いない。

自分の行動を思い出しながら可能性を一つずつつぶしていきます。

車からゴミを持ち出して事務所のごみ袋に入れました。
なので、袋を漁り、捨てた紙の束も広げます。

ない。

その作業をしていた身の回りを見回します。

ない。

ゴミを持ち出した際の車のリアシートや足元を探ります。

ない。

なにかの拍子にザックの中に落ちたかもしれないと、ザックの中を探ります。
なぜか、カメラのレンズキャップが出てきました。
このレンズ径は50Dのキットレンズだから、
この間使った際に外れたのだろうと推測。

そして、鍵はない。

車の周りには・・・・・・ない。

4月下旬とはいえ18時過ぎ。
そろそろ薄暗くなり始めています。
やばい、暗くなったら見つけづらくなる・・・・・・!

最悪、社長に連絡を取り、施錠をしてもらうかとまで考えながら、
念のため捜索範囲を拡大。
助手席を覗き込みました。
すると、シートの上にちょこんといるじゃありませんか。

なんでそこにいんのよ!?

助手席からザックを持ち上げた際に、たまたまキーホルダーから外れたのでしょう。
多分ね。

いやぁ、焦りました。


14日(日) 「駆け足でも時間が足りない」     

11時くらいに群馬に向かった我々。
富岡市の自然史博物館で、「紳士淑女のための鉱石展」を開催中とのことで、
分かるようで分からない企画展を見るためです。
日曜日ではありましたが、特に渋滞するでもなく、
一般道だけを走り、13時半過ぎに到着しました。
途中、そこかしこの桜も満開で、
車を止めることはありませんでしたが、いい景色を眺められました。

博物館は、体育館や野球場、美術館に文化ホールなど様々な施設が併設された総合公園の中にあり、
思った以上の混雑にびっくりしました。
そらあ、キッチンカーも出店するよねといった賑わいです。
公園自体は市の施設のようで、自然史博物館だけ県立なんですね。
面白いもんです。

総合公園のホームページ、もう少し情報を掲載すればいいのに。
各施設のリンクは当然あるのですが、
いかにも公の施設ですと言わんばかりの、無味乾燥な施設紹介で、
何にも分かりません。
こういうところは、本当にダメだと思いますね。
もう少し民間を見習うべきでしょうなぁ。

まぁ、それはさておき。

博物館の入り口を入ると、左側に受付のカウンターがあります。
でも、これは博物館の受付ではないようで、
現金で入館券を買うなら、進んで右側の券売機へ。
キャッシュレスで購入するならその受付でとのことだそうです。

???

なぜ機能を分けているのか、じゃあその受付は何のためにあるのか、分かりません。
なんなら、博物館の受付は、券売機のさらに奥にあります。
だとしたら、ますます意味が分かりません。
かえって、この受付がなく、案内表示で券売機を示した方が混乱しないんじゃないでしょうか。

疑問はつきませんが、とりあえずチケットを買いましょう。

お、学割がありますな。
妻が放送大学の学生なのでどうするのか・・・・・・、あ、学生証の更新で手元にない?
じゃ、だめだね。
正規の大人料金で二人分を買いまして、
入る前にトイレに行っておきましょうか。

で、トイレを探して引き返したところで、
入り口正面のスペースで、なにやら受付をしていることに妻が気付きました。

「バックヤードツアーの受付だって」

事前にホームページで、バックヤードツアーがあるのは見ていました。
で、当日受付というのも見ていました。
でも、タイミングも定員もあるし、難しいだろうなと思っていたら、
それが目の前でやってました。

妻が目を輝かせて受付をします。
定員を上回っているので抽選になるということで、
開始15分前に集まってくれというので、
トイレを済ませて待機することに。

集合時刻13時45分になり、集まったのは9組。
ほぼ子供連れ。
そらそうですよね。
これは、当たったら申し訳ないなと思いつつ、
抽選結果を待ちます。
箱から番号の書かれたボールを取り出す抽選で、
見事落選。

半分ホッとしました。
やっぱりね、子供に見てもらった方がいいでしょう。

おとなしく博物館の中へ進んでいきました。

えーとね、結論から言いますと、時間が溶ける。

最初から、ボリュームがすごいです。
宇宙の始まりから恐竜までで、相当なボリューム。
そこから、哺乳類の発生、類人猿、人類への進化、そして現代へとつながっていくわけですが、
通路の両側に展示があるので、行ったり来たりしなければならず、
どう見ていいのかでもたつきます。
で、一つ一つが結構しっかりしているので、
解説を細かく読んでいたら、とてもじゃないですが時間が足りません。

どの辺でしたかね、恐竜からナウマンゾウくらいのところで、すでに1時間。
それなりに端折ってです。
でも、展示のゾーンとしては、2/6。
だって、2階もあるんです。
そして、忘れてはならない、本来の目的「紳士淑女のための鉱物展」はその先なんです。

泊りならいいですが、我々は帰らなければなりません。
妻に「3時だ、やばいよ」と声をかけ、
さらにスピードアップ。
あちこち引っかかりながらも常設展をなんとかやり過ごし、
やっと企画展へ。

こちらも、結論から言うと、テーマに即していたかというところには疑問がありましたが、
まぁ、なかなか見られない大きな鉱物もあり、
展示自体を楽しむことはできました。
全てを見終えて、入り口に戻ってきたのが15時半過ぎ。
かなりの駆け足で、1時間半です。
普段通りに見ていたら、3時間コースだったかもしれません。

妻が売店を覗くというので、私は入らずに待っていました。
売店が狭いので、入店制限をするらしいですから、
他のお客のためにも入らない方がいいだろうなと。

ただ、やはり疑問ですね。
だったら、なおさら、その受付をなくして広げられなかったんかいと。
バックヤードツアーのために集合した場所も含め、
ロビーと言ってもいいくらいに広いスペースがあります。
そこを少しつぶしてでも、もう少し売店を大きくできたんじゃないのかとは思いました。
なにか事情はあるのかもしれませんけどね。

特になにを買うでもなく妻が出てきましたので、
帰るとしましょうか。

あとは、群馬名物の鶏肉弁当を買うだけです。

半日群馬満喫コースでした。